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2005年8月11日

蛍の墓

蛍の墓」がこんど実写版で作られることになったことが話題になっている。主人公が兄妹じゃなく疎開先の叔母という今までとは違った視点のものになっている興味深いものだがやはり兄妹が中心になっていくもだと思われる

どちらにせよわたしはこれを見ることは無いと思う。正確に言えばつらくて見ていられないものだからだ。もしあの当時私も同じ立場だったら同じように妹をかばいあの兄のようなことをしたのは確実で最後に飢え死にするようになることは目に見えているからだ

あのアニメでわたしの印象に残るのが兄が優しかった母親が焼夷弾で焼死しごみのように捨てられるのを見てショックを受ける場面だ。あの心の動揺は手に取るようにわかる。親を失うつらさと妹を守らなくてはならないという重圧と責任は兄として生まれたものにとって小さいときから両親に「お兄ちゃんなんだから」と言われ続けてきた本能のようなものでつらいものだ

そしてこのアニメで何度も出てくる焼夷弾による空襲場面

今夜NHKでその特集をやっていた。その死者は全66都市(予定は100以上の都市)で40万人すべてが民間人だった。それは「日本焦土作戦」とされ目標は最初から一般住民殺害で日本人に戦う意識を喪失させる目的だったことがアメリカ極秘資料で確認された。しかし作戦は失敗し原爆投下につながった。

そして最後まで一般人攻撃となるこの作戦に反対していたのがアメリカ空軍だったことも報道された。

これが国際ルール違反だったこと、最初にそれを破ったのが日本軍とドイツ軍だったことも合わせて報道されていた。その攻撃をしたパイロットの中には今でもただの殺戮行為だったとして罪の意識でつらい生活を送っている人がいることも報道された

番組の最後のシーンは母親が1~2さいの子を手でかばうようにして焼け死んでいるアップだった・・・・・・・・・・・・・・

この親子をはじめ40万人の死者たちは安らかに眠っているとは思えなかったのはこの番組を見た全員だと思う

これを見たあとじゃなおさら「蛍の墓」は見られるはずがない

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