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2006年7月31日 (月)

金ぷら、銀ぷら、て何でしょ?

日本人の分類分けとそれに伴う名前をつけるのが好きなのはほんとうに感心するものだ。
しかし、分類が細かく複雑にして多数であるため統一されたり区別がなくなってしまったりあやふやになんているのがこれまた多いのも事実である。

「てんぷら」は皆がよく食べるものだがこれが複雑なため統一された言葉の一つだ。

そもそも「てんぷら」とは魚介類を衣をつけてあげたもので、野菜を揚げたのは「精進揚げ」と言うらしい。
そのてんぷらでも、衣の中にが入っているのが「金ぷら」入っていないものが「ぷら」と言っていたらしいのだ。

そのほかにもたくさんあるのでちょっとあげてみよう

「盛りそば」は蒸篭に上がったもので、「ざる蕎麦」はざるにあがったものだそうだが汁が違うとかのりがあるなしの違いだとか・・・

「赤飯」は炊いたもの(煮る)を指し、蒸したのは「おこわ」

白ゴマを使うのが「ごまあえ」で、黒ゴマを使うのは「ゴマ汚し」

陶磁器の陶器は水漏れしやすい焼き物のため上薬を塗るもの、磁器はセラミックと呼ばれるほど強い焼き物であるため別物である

ざっとこれくらいある

それに比べて欧米などは簡単だ、
きのこを例にするとよくわかる。英語にはきのこは二種類である。

マッシュルーム=食べられるきのこ
トウドスツール=食べられないきのこ

だけであるが日本ではマッシュルームというと「ツクリ茸」しか指さないのがおもしろい

映画「ロード、オブザ、リング」の1作目で悪の化身に追われたオビットたちが偶然森でマッシュルームの群生を見つけて「マッシュルームだ!マッシュルームだ!」と大喜びをするシーンに出てくるマッシュルームは日本でも有名な「一本シメジ」である。

つまり「匂いマツタケ味シメジ」といわれるほどおいしいと言われる「シメジ」はマッシュルームなのである
これはベトナムなどでバイクを「本田」と言うのと似ている

文字の意味も違うのも多い

米が貴重なときに水を多めにして、つまり増水して食べたから「増水飯(ぞうすいめし)」ができたが今では具がいっぱいあるから「雑炊飯(ぞうすいめし)」となってしまった

あまりに食事が少なく腹がへってしょうがないので暖めた石を懐に入れて空腹を我慢したのが「懐石料理」なのだが今のは「会席料理」と混同されている

知らなければなんでもないのだが知ってしまうと気になるのも日本人の特徴か?
それとも私だけなのか?・・・

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コメント

長文は苦手なのだが、一気に読んでしまった。
いつもの事ながら、博学ですな~
才≡⊃"├!(*'-')//”パチパチ☆

投稿: もうぞう | 2006年7月31日 (月) 05:33

)もうぞうさん

長文は私も苦手なんですが記事にすると長くなってしまって、たぶん文章力が無いのでしょうね

投稿: 玉井人 | 2006年7月31日 (月) 11:54

すごい博識!!何処で覚えられました?目からウロコのものがいくつもあります。何にも疑問を持たず、今まで使っていました。精進揚げは野菜だと知っていましたが「銀ぷら」「金ぷら」は初めて知りました。だっててんぷらは普通卵を入れるでしょ。卵がなくても揚げられるでしょうが、美味しくなさそう。「盛りそば」「ざる蕎麦」はのりがある、なしで覚えていました。「赤飯」も蒸したり、炊いたりをまとめて言ったりしますね。「おこわ」はこの頃は使っている人少ないみたい。「懐石料理」と「会席料理」の違いはわかります。「ごまあえ」「ごま汚し」など、などついつい面白くていっぺんに読んでしまいました。日本語って複雑だけどそれだけに味わい深く面白いですね。

投稿: ミッチ | 2006年7月31日 (月) 16:36

よ~くご存知なんですね。金ぷら、銀ぷら、「天婦羅」
「精進揚げ」全く知りませんでした。
「赤飯」・「おこわ」・だけは知っておりました。
勉強になることが沢山あって、頭の中に入れ切れませんので、メモしておきます。
又色々教えて下さいね。

投稿: ばばちゃん | 2006年7月31日 (月) 16:47

)ミッチさん

私は辞書や図鑑が好きなもんで疑問が出たら見る癖があるんですよ(親譲り)。最近はネットですかね
卵に関しては量の多い少ないでも分けるようですが、
いずれにせよすしネタで一番高級なのが玉子焼きだった時代の話ですから、卵なしが普通だったと思われます(貧乏人は隠れながらトロを食べた)

私の地域では「おこわ」を「こわめし」と言います。

近くの和尚に聞いたんですが赤飯を葬式に使用するときは地域によって「おこわ」と呼んだりするとこもあるそうです


)ばばちゃん

「麦茶」なども「麦湯」が本来だと江戸っ子はいいますね
昔は「七味」を「シチミ」じゃなく「なないろ」と言ってませんでしたか?これは食品メーカーが現代になって決めた商標で「シチミ」に統一されたもんですよね

そう言えば「七色唐辛子売り」見かけなくなりました。
20年ほど前は1人だけ来ていたんですがね
200メートル先から「なないろと~がらし」の声が聞こえたんですがね

投稿: 玉井人 | 2006年7月31日 (月) 17:30

興味深い内容でした。
混同して、区別しにくいものがありますね。
「盛りそば」「ざるそば」なんて、何で名前が違うのだろうと思ってしまいます。

「懐石」というのは、禅から出た言葉ですね。
禅(曹洞宗)のお寺では、夕食のことを「薬石」と読んでいます。意味は「懐石」と同じです。

投稿: ぜん | 2006年7月31日 (月) 21:16

)ぜんさん

薬石、覚えました。ありがとうございます

テレビで豪華で最高の食材を使ったのを「懐石料理」と言って紹介しているマスコミを見ていると、「勉強しろよ」と言いたくなりますね
私だけかもしれませんがね

投稿: 玉井人 | 2006年7月31日 (月) 23:17

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