« 宮本巡査部長、死去 | トップページ | 冬季国体・・不要・・?! »

2007年2月13日 (火)

苗字制定記念日

今日は「苗字制定記念日」なのだが、これとは別に「苗字の日」というのが9月19日にあるのだ。

どっちが本当の苗字に関する日なのかというと、それには面白い逸話がある

時の明治新政府は明治3年(1870)9月19日(月)平民苗字許可令」という大政布告を発令し、「国民を理解する進んだ考えのある政府」をアピールしたのである。
これが「苗字の日」となったのだ。

なるほど、これで日本人は全員が苗字を名乗ったんだ!」と、思った人

それは大間違いである

明治になるまで、日本では武士や貴族、郷士ぐらいしか苗字が無く長い長いあいだくらしてきたのである(実際には苗字に当たるものが全員に有ったらしい)。

そのため、いまさら苗字をもらっても何の特にもならないし不都合がおきないのでほとんどの日本人は苗字を付けることをしなかったのだ。
つまり大政布告令が無視された形になったのである

それで困ったのは新政府のお偉いさんたちである。
今ならそいう場合は政府が必死にマスメディアなどでアピールするのだろうがこの時代はちがった。

「この事態は我が明治政府の威信の失墜に値するものである。苗字を強制させるべきである」
これが、結論となり、「苗字許可令」を出してから5年後の明治8年(1875)2月13日(土)に「平民苗字必称義務令」という苗字強制の大政官布告が出されたのである

そして、その日を記念して本日の「苗字制定記念日」が設けられたそうだ

簡単に明治になって苗字がついたように思っていた私には面白い逸話である

我が家は江戸時代から苗字があったので義務化されても影響は無かったと想像されるが、それまで無かった人は生活がひっくり返ることだったらしいようだ。

記念日に、苗字のルーツを考えてみるのも面白いものであると思う。

|

« 宮本巡査部長、死去 | トップページ | 冬季国体・・不要・・?! »

コメント

苗字制定記念日の経緯、とても面白く拝読しました。そうですね、今までなかったものが急に政府の許可令で苗字をつけるなんて戸惑いもあったことは容易に推察できますね。苗字がなくても別に生きていく上では困ることもないでしょうから。苗字は明治政府の威信に掛けて義務化されたんですね。明治になってから苗字がついたことは薄々知っていましたが。その苗字はどのようにつけられたのか、個々の家で考えたのか、当時の苗字に関わる文献でもあれば読みたいですね。

宮本巡査部長逝去をとても残念に思いました。でも、このように多くの警察の方は、職務に忠実であると思いたいです。

投稿: ミッチ | 2007年2月13日 (火) 15:36

)ミッチさん

ほとんどの人々は、お寺に行き和尚さんに作ってもらったようですよ。
田んぼ真ん中にあるから「田中」とかね

投稿: 玉井人 | 2007年2月13日 (火) 16:34

苗字と名前、日本の姓名はとても合理的です。たとえば、ヨーロッパ・・・名前が少なくってフランスの歴史に「アンリ」っていう王様が一体何人出てくるか・・・「3アンリの戦い」っていうのもあります。イギリスの歴史、メアリーっていう女性がこんがらがって訳がわからなくなる・そんなことがよくあります。例えば
マリア・カルロス・ゴンサレス・ロペスと言う人がいたとしますと、最初のが親の付けた名前、次のは洗礼名、その次が父親の姓、その次が、母親の姓なんだそうです。つまりぃ・・・ゴンザレストッツァンとロペスオバサンの子のマリア・カルロスっていうわけ。以前、スペイン語を習ってたとき、あるスペイン人の先生が言ってました。100人くらいはご先祖を遡れるんですって。それに、この頃は、日本人もマリアやルイや、アンナやジョージや・・・こんな国は珍しいでしょうね。

投稿: 山口ももり | 2007年2月13日 (火) 16:44

)山口ももりさん

本当に複雑ですよね、サッカーの前監督のジーコも本名「アルツール・アンツネス・コインブラ」で呼ぶことがなんかできないですね。

でも日本でも戦国時代など武士たちなどは何度も名前を変えるので以前の名をつなげたりしてましたから、同じような文化があったともいえます。

たとえば私の好きな上杉謙信
虎千代、長尾影虎、上杉政虎、輝虎、謙信と改名したので「長尾影虎改め上杉政虎、輝虎、謙信」という具合に名乗っていたようですね。

地元では政虎が訛って「まんとら様」と生涯呼ばれていたようです

投稿: 玉井人 | 2007年2月13日 (火) 17:28

わたしもまったく前半の「それは大間違いである」の方に思っていました。後半を読んで実に面白く、誠に納得いたしました。

投稿: koji | 2007年2月14日 (水) 00:17

)kojiさん

わたしも同じく思ってました。
強制令を出し無理やりつけさせたとは思わなかったです

投稿: 玉井人 | 2007年2月14日 (水) 08:32

私も実は名前が3つ。親が付けてくれた名前「アキコ」・・号とか、いうのもありますし・・・今度名前が付く時は「チーン」と鳴らして拝まれるかと・・・戒名は何てしようかな??ももり院下手絵描・・・やめましょう。どの名前でも手紙は届きますよ。

投稿: 山口ももり | 2007年2月14日 (水) 08:52

)山口ももりさん

そうなんですか。へ~!

私の同級生に中学まで名前の読み方を間違って使っていた人がいましたね

「文子」これを親たちが「ふみこ」と言っていたのでそう思っていたのですが、中学卒業のときになって、届出は「あやこ」だったことが判明したんです。

なんともおっちょこちょいの親たちだと思いました

投稿: 玉井人 | 2007年2月14日 (水) 09:31

親が名前をつけるのって
やっぱり よく考えて できれば
気持ちのこもった・・願いのこもったとか・・
とにかく 安易でつけてもらいたくないですねぇ。
占ってもらって この字を使った名前が いいということになり ほとんど 日常は本名を使わない友達がいます。

なんだか面白いなぁ・・・
その名前の人間に成りすます・・・
僕は いつも 年齢10 さば読んでます。
 

投稿: aonami | 2007年2月14日 (水) 13:35

)aonamiさん

それも面白いですね

投稿: 玉井人 | 2007年2月14日 (水) 16:45

コメントを書く



(ウェブ上には掲載しません)




トラックバック


この記事へのトラックバック一覧です: 苗字制定記念日:

« 宮本巡査部長、死去 | トップページ | 冬季国体・・不要・・?! »