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2007年7月 5日

略礼服?、半礼服?、モーニング?、燕尾服?

Hpm 良いお写真である。平成18年9月26日の午後安倍内閣発足就任式の時の全閣僚写真である。
久間前防衛相は安倍総理の片腕の位置にいたのが確認できて面白い。

この就任式の礼装は戦後初の昭和21年吉田内閣のときも同じ装いである。
つまり、そのころからの慣わしとなっているそうなのだ。

しかし、専門家に言わせればこの格好が「とても変な礼装、日本の恥だ」と、いうのである。

男性閣僚が着ているこの礼服「モーニング(モーニング・コート)」と言われる物なのだが、これは午前中に着るものでこのような時間に着るものではないそうなのである。

なるほどそう言えばモーニングというくらいだから午後ではおかしい気がする。

大体、モーニング、燕尾服、タキシードとか着た事が無いわたしにはよく判らないことである。
それに正式礼服というものもよく判らないし、着る機会も無い私に縁が無い話だが、調べたくなるのが私の性格。早速調べた。

燕尾服(テールコート)>
最上級の上下同じ色のダブル合わせ礼服で基本は夜着用。ただし特別に大事なときは昼にも着用、白い蝶ネクタイをすることから「ホワイトタイ」とも言われる。服の前の裾のカッとが‘W’の形になる
天皇主催の国賓を迎えた晩餐会では陛下は着用されている

フロック・コート
午前中に着る最上位の礼服、勲章などの授与にはこれを着用。
最近はほとんど使用されない前が閉じひざ元まで長いコートである。現在は一部の軍などの礼装に使われたり、日本では結婚式などで新郎が着るくらいになってしまった。

モーニング・コート
フロックコートの代用、シングル合わせの半礼服でズボンは縞柄になり午前中着用、
現在はフロックコートに取って代わり礼服として使用されている。特別の場合夜も着用
服の前が三角形のカット‘∧’になる

タキシード
燕尾服の代用で夜間または午後着用が基本で、シングル合わせの半礼服、宮中行事などのさいに黒い蝶ネクタイをすることから「ブラックタイ」とも言われる。現代では最も広く礼式に使用されることが多い
*詳しくは
http://www.tailor-kasukabe.com/formal/03_formal.html

簡単に言うとこんな感じ、ということは閣僚の本来の姿は「タキシード」または「燕尾服」が良いのかもしれないが、モーニングが慣例化したようである。

モーニングには逸話が合って、ひざ下まである長いフロックコートでは馬に乗っての朝の散歩がしにくいので前の部分を三角にカットし後ろも左右に分かれるようにベンツをつけたのが始まりらしい。

私もそうなのだが黒い略式礼服に白い棒ネクタイの結婚式の姿は外国人にとって「やくざ」「ビジネスマンの集団」に見えるそうである。
お祝いには、蝶ネクタイが常識なそうである。

でも日本人の感覚として「蝶ネクタイ」はやはりきざに見えるし、七五三の子供のようで恥ずかしくてできかねる。
日本国内の慣習として大目に見てもらいたいものである。

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コメント

確かにそうですね。

私が気になるのは、このような記念写真の並び方です。
一番良い場所は、総理の場所ですね。
隣が次ぎかと思います。
でも当時はまだ防衛庁長官でしかなかった(国務大臣ではあるが)久間氏がいるのは、なぜか?
理解に苦しみます。

投稿: もうぞう | 2007年7月 5日 19:39

)もうぞうさん

やはり憲法改正の布石として、防衛庁格上げがここに予定されていた証拠なんでしょうね

投稿: 玉井人 | 2007年7月 5日 20:01

玉井人さん、よくぞ調べて下さいました。私もいつも違いが気になっておりましたが、調べるのも面倒でと思っておりましたので助かりました。昭和21年の吉田内閣の時と同じ礼装だということですから、しばらくこの集団はこの服装かも知れませんね。皇居に呼ばれる時なんかは服装決められると聞きました。夫も黒の略式礼服に白い棒ネクタイですね。私も蝶ネクタイは玉井人さんと同じ感覚です。
この写真の中から2人が辞任、1人が亡くなったんですね。阿倍首相は押さえがきかないのか綻びが出ていますね。

投稿: ミッチ | 2007年7月 5日 22:37

万が一、閣僚になることが有ったならそのときにはこのページのお世話になりたいと思います。
文明開化なんていうのが合言葉になっていたころの産物なんでしょうか。鎖国のあと西洋の文化への遅れを取り戻そうと躍起になっていた頃、それ故に頓珍漢なまねごとだけの欧米化の産物なのかも知れません。日本人なら羽織袴のほうが西洋人から馬鹿にされないでいいんじゃないのかなあ。でも略礼服に白の棒ネクタイが“ヤクザ”に見えるというのはなるほど頷けます。ただ近頃の成人式では逆に羽織袴をみると大暴走するための道具に見えちゃいますけれど。

投稿: koji | 2007年7月 6日 00:57

)ミッチさん

モーニングを燕尾服と思ってる人はけっこう多いと思いますね
一世一代の全閣僚写真が皮肉に見えるのも政界の常識かもしれません
 
 
)kojiさん

そう言えば、武士の格好は黒紋付に縞のはかまがほとんどですよね
そのまま生地を洋服にしたらモーニングですね。

投稿: 玉井人 | 2007年7月 6日 07:52

nanamiです。
男の人も礼服、中々難しいですね。
主人も息子の結婚に際してわざわざ(中とって、タキシード?)一着オーダーしましたよ。2人の息子の為にね。それ以来着ていく所がないようです。

投稿: nanami | 2007年7月 6日 21:29

)nanamiさん

本当に着るところが無いですよねえ。
これらの礼装の本家であるイギリスでは日本より今は着用しないそうですから、日本も礼服はなくなるかもしれませんね

投稿: 玉井人 | 2007年7月 6日 23:07

本来昼に行われるべき行事なので、昼用の礼服。
燕尾服を着るほどでもないのでモーニングなのでしょう。
天皇陛下陛下の即位式で海部内閣総理大臣は燕尾服を着ていましたので、格式の差でしょう。

投稿: やまやま | 2009年12月14日 03:02

)やまやまさん

コメントありがとうございます
その通りだと思います

投稿: 玉井人ひろた | 2009年12月14日 08:25

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