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2008年10月 6日

取り残された日本‘男子柔道’

5日の日曜日、東京武道館で行われた柔道・世界団体選手権<TEAM JUDO>は男女各8か国による団体戦が行われました。

これは元々日本独特の柔道大会で小さなときから「先鋒、次鋒、中堅、副将、大将」という無差別性のものでいわば柔道のお家芸中のお家芸の戦い方なのです。
今回は初の国際試合なので各チーム7名の代表は7階級制に分けられましたが、当然戦い方に慣れ親しんだ日本が有利と考えました。
その予想通り日本女子は圧倒的強さで初優勝を飾ったのです。

ところが・・・男子のほうは初戦でブラジルに敗れ、3位決定戦でロシアに敗れ1勝もあげられずに5位という惨敗に終わってしまったのです。

まさに日本の柔道界は「女子柔道」が中心になっています

優勝した日本女子柔道とそうでなかった日本男子柔道の結果の要因は戦い方を見れば一目瞭然でした。

現在、柔道は<JUDO>になってから戦い方はロシア格闘技「サンボ」やブラジルの「ブラジル柔術」といった日本の実戦型古武道<柔術>が主流になり「関節技」などを狙う寝技の練習を取り入れないと勝てなくなっています。

日本女子はその新しい柔道の先頭になっているようです。
今回も「足の間から相手の腕を取って投げつけ、一本」、「倒れた相手を3回も転がして寝技で一本」、「首を足ではさんで倒し寝技で一本」と、まさにプロレス並みの、それも激しく連続して攻める現代柔道で勝利、かと思えばその攻めに疲れた相手が立つと今度は綺麗な立ち技でも一本を決めるというものでした

それに比べ男子柔道は、審判の「まて!」の声がかからないのに攻めをやめて立ってしまったり、「今腕をとれば決められる」というときに立ってしまう、相手に背を向ける、・・・
「「立ち技での投げ」「相手が怪我をする技は控える」、「綺麗な柔道」にこだわる歯がゆい攻めを繰り返すばかりでした。

日本男子柔道は完全に世界の「JUDO」から取り残されたようです。

今回からプロレス化する柔道の防止策なのか「相手の道着のズボンを持っての攻めは反則」とルールが改正されましたが、何の効果も無かったですね。

プライドを捨て、日本男子柔道界も外国人柔術家コーチを招くか、それが嫌なら国内に居る「総合格闘技のプロたち」のコーチを召集して「指導者改革教育」をしない限り国際大会ではまったく勝てない日が来るかもしれません。

昔の歌に「♪勝つと思うな思えば負けよ・・・柔らの道・・♪」ありましたが、現代スポーツでは、特に格闘技では勝つと思わないと勝てないのが常識となってしまいましたね。勝負へのこだわりが無いのとあるのとでは明暗が分かれます。「それは競技として当たり前である」ということが分かっていてもどこか「恥じ」と考える指導者や競技者が日本には多すぎるのでしょう・・きっと。

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コメント

日本開催であり、団体戦なので、男女とも優勝してくれるのだろうとおもっていました。
女子は見事な勝ち方でしたが、男子は情けなかったですね。
記事乗っ取り、きれいな「柔道」にこだわったのでしょうね。
JUDOはおもしろくありませんが、国際化の道ですから、進むしかありませんね。

投稿: ぜん | 2008年10月 6日 22:20

)ぜんさん

女子の場合JUDOに移行したおかげで綺麗な立ち技で勝てるようになったのは皮肉だと思います。
日本の指導者は概念をはずすべきです。

投稿: 玉井人 | 2008年10月 6日 23:13

柔道やマラソン、女子の方が強いようです。やっぱり指導者に恵まれているからなんでしょうか。拙ブログにスッゴイコメントいただき、拝読し、ドッキリしました。深く知ってらしゃるんですね。私のは、ホンの入り口程度の知識です。とても、楽しみにしています。今後ともよろしくお願いします。

投稿: 山口ももり | 2008年10月 7日 07:12

)山口ももりさん

やはり指導者に「柔の道の」考え方の日本と世界の「格闘スポーツJUDO」の考え方のギャップがあるんだと思います。
フリーメイソンについては関心がったのですが、今ひとつ引っかかっていたのです。
ところが各歴史を探っている人の本に必ず出てくる人々の動きが共通しているので確信を持ち始めています

投稿: 玉井人 | 2008年10月 7日 07:55

世界の柔道連盟のような所に、日本の理事がいなくなるというニュースを何ヶ月か前に聞きました。世界のJUDOに追従するのか、それとは一線を画し柔の道を貫くのか、決断が必要ですね。

投稿: 朝霧 圭太 | 2008年10月 7日 10:41

)朝霧 圭太さん

その通り山下理事が一人居たんですが再選されませんでしたので、現在日本発祥の競技なのにその国の理事が居ないという異常事態ですね。
日本は「ブルーの柔道着反対」「袖刺繍入れ反対」「無差別級廃止反対」「立ってお辞儀反対」等々・・・と反論してきた日本は邪魔でしかなかったようです。

投稿: 玉井人 | 2008年10月 7日 21:38

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