« 自転車の3人乗り解禁・・・なのだが | トップページ | 身勝手なネーミングだ! »

2009年7月 2日 (木)

「世論」←何と読んでいますか?

今、政治家が一番神経を過敏にするのは「世論」ではないでしょうか?特に麻生総理大臣はあちこちから情報(自分を評価している情報)を集めているのではないでしょうかね

さて、この「世論」という漢字を皆さま方は普段何と読むことでしょうか?アバウトミーのアンケートに同じ質問がありましたので結果を見ましたら約70%強の方達が「‘ろん’と読む」と答え、20%ぐらいの方たちが「‘ろん’と読む」と、答えていました。

どちらも間違っていない読み方なんですが、やはり「よろん」と、言う読み方が一般的なのでしょうね。

ここで雑学考察、「では、本当はどう読むべきなのか?」と、考えました。

日本の文法では二つの漢字が対になった文字を読む場合慣例として最初の漢字を“読みならもう一つも同じく読み”そして“音読みなら次も音読み”にすることになっています。
そうしないで混用すると変な言葉になるからです。

例えば・・
春夏秋冬」これを最初の「」の漢字を訓読みで「しゅん」とした場合「しゅんかしゅうとう」になり、音読みで「はる」と読んだ場合は「はるなつあきふゆ」が正常です。
これを音訓混用にすると「はるなつしゅうとう」と、言う風に変わったヘンテコ日本語になります。

そこから行くと多くの人が「よろん」と読む「世論」の文字は「よ=音読み」で「ろん=訓読み」となり「音訓混用」なので“変な読み方”になってしまいますので、訓読みしかない「論」に合わせて「せろん」と言うのが‘正しい読み方’になりますよね。

ところがです。ある事実が判りました。本来は「よろん」と「せろん」いう言葉と漢字は別ものだったのです

ろん>
 漢字⇒輿論
 意味⇒中国から伝わった言葉で、公的責任ある立場の者たちがその公的な責任に基づいて述べる意見、公論

ろん>
 漢字⇒世論
 意味⇒明治のころにできた新語で、国政なども判らずただ世上の雰囲気や私情で騒ぐ輩の言葉

ある明治の記録では「政治は私情などで騒ぐ世論(せろん)に惑わされず、しっかりした輿論(よろん)を尊ぶべし」などがあるようです

これは戦後、当用漢字、常用漢字の制定に当たり「輿論」の「輿」の漢字が使えなくなり困った新聞社の毎日新聞社と朝日新聞社が協議し「輿論」の漢字を「世論」にすることに決めたそうです。
当時、同新聞社はこのことを吉原一真内閣参事官にお伺いを立てたようで、参事官はだいたいこんな回答と感想を出したそうです。

参事官曰く、
輿論(よろん)の文字が消え世論に変わり、この漢字を“ろん”と読む者も出てくるだろうが、本来の“よろん”の読み方をする者も残るであろう」

「いたしかたないが、願わくばよろん(輿論)のことばを残ってほしい」という複雑な心境がうかがえる返答ですね。

まとめれば「世論」の文字の読み方は「せろん」なのだが、正当な歴史や意味からすると「よろん」と言うのが正しい読み方になるようですね。

まさか、昔は輿論と世論の二つの言葉が有ったなんて驚きですよね
麻生総理大臣は輿論を取るか、世論を取るか、自論を貫くか、思案橋かな

|

« 自転車の3人乗り解禁・・・なのだが | トップページ | 身勝手なネーミングだ! »

コメント

確か大宅壮一だったと思うんですが、「戦後、せろんがよろんに変わった」ことを皮肉っていました。

投稿: 朝霧 圭太 | 2009年7月 2日 (木) 10:33

)朝霧圭太さん

やはり変わったころの時代は、知っている方がおられたんですね

投稿: 玉井人ひろた | 2009年7月 2日 (木) 13:52

私もどちらでもOkだと聞いていました。
しかしたしかによろんと言う人が多いですね。
一生懸命・一所懸命もどっちでも同じ意味だと聞いていますが、「いっしょうけんめい」と「いっしょけんめい」で読み方が違うのかな~?

投稿: もうぞう | 2009年7月 2日 (木) 19:34

世論はよろんとよんでいたよ、くぽは国語と現国が得意教科だった。
日本語は変わるからややこしいです。だんだんギャル語も、ギャル世代が力を持つ年代になったら『ことよろ〜』とか『とりまよろ〜っす』が普通の挨拶用語になったりして。無いか…。ら抜き言葉は普通になっちゃいつつありますね。

投稿: くぽ | 2009年7月 2日 (木) 22:14

「輿」と云う字は「こし」とは違いますか。ホラ、お殿様が乗るあの「こし」です。みこしとも読むでしょう。これは「世」とは、まるで、意味がちがいますね。
私のブログ、記事を書くページに入れなくなってしまいました。解決できるか???ト・ホ・ホ・・・何しろ機会オンチ、縄文人なみ・・・いやいや・・・縄文人はきっと、現代人より知恵があったはず・・・なんだか、家に勝手にNiftyが上がりこんで、中から鍵をかけられてしまった感じ・・・あ・あ・あ・・・・

投稿: 山口ももり | 2009年7月 3日 (金) 08:05

)もうぞうさん

なんとなく私の感じでは話しの内容で「よろん、せろん」を使い分けている気もするんですよね
 
 
)くぽさん

中抜き、短縮語の典型が「おはよう(今朝もお早うございますね)」「こんにちわ(今日は良いお日おりでございますね)」ですから、ギャル語もいくつかは一般化するのはまちがいない気がします
 
 
)山口ももりさん

今月からココログのログインのためのIDとパスワードが「ココログアカウント」が廃止になり、@niftyのIDになったんですよ。
ですから<@nifty>への接続につかうIDとパスワードでやってみてください

投稿: 玉井人ひろた | 2009年7月 3日 (金) 08:22

頭では「せろん」と読んで、口では「よろん」と読んでいます。(笑)
つまり、正しくは「世論」は「せろん」で「よろん」は「輿論」だと思っているんですが、口に出すときは「よろん」のほうが言いやすいと感じています。

投稿: ぜん | 2009年7月 3日 (金) 22:40

)ぜんさん

私も似たようなことをしているもので、わかる気がします

投稿: 玉井人ひろた | 2009年7月 4日 (土) 08:17

「よろん」と読みますね、確か私が小学生の頃、学校では「よろん」と教えられ、その時の先生が「せろん」と読む人もあるが、「よろん」が正しい読みだ、と仰った記憶があります。
 ただ日本語に限らず言語というものは移り変わるものだと思うので固執は致しません。(でもあまりにひどいものはちょっと...

投稿: 秋ぎつね | 2009年7月 4日 (土) 10:37

)秋ぎつねさん

そうなんですよね。ただ漢字文化圏は読みが複数で覚えるのが大変でもあります

投稿: 玉井人ひろた | 2009年7月 4日 (土) 13:35

コメントを書く



(ウェブ上には掲載しません)




トラックバック


この記事へのトラックバック一覧です: 「世論」←何と読んでいますか?:

« 自転車の3人乗り解禁・・・なのだが | トップページ | 身勝手なネーミングだ! »