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2009年11月 2日

続・・“「第1幸福丸」転覆遭難”の報道に思う

伊豆諸島の八丈島近海で、8人乗り漁船「第1幸福丸」が遭難した事故で、救出された乗組員3人が31日、静岡県下田市の伊豆漁協で記者会見で転覆から救出までの約90時間を振り返った報道を見ていて、「なぜ、そういう報道の仕方をテレビはするの?」というものが有ったのでまた記事にしてみました

テレビのこ記者会見の報道はまずどのテレビ局もそうだが早川雅雄さん(38)のコメント

いつ息を吸えなくなるのかな…、と怖かった」
「助かるかは半信半疑。半分はあきらめていた」。
「家族のことを思った。どうなってしまうんやろうと」。
「会話はほとんどなかった。たまに生きているか確かめるため声を掛け合った

そして記者会見の映像、さらに「“奇跡の生還”を果たした3人は家族と再会すると、抱きしめ、涙ぐむ 家族との再会」の映像も、早川さんのものが約7~8割を占めていましたよね。

 

次に多いのが鳰原(にゅうばら)貴光さん(33)のコメントと映像で

逃げ遅れた。(転覆に)気付くのがもっと早ければ外に出られた」と感じたことを振り返った。「経験が少ないので、出たら助かるかなと思った」
「遭難中、脱出を考えたが、他の2人に止められ、思いとどまった。」
「暗闇から抜け出たかった」

という恐怖と絶望感に打ちひしがれる船内の様子のものでした。

しかし・・・3人の中で最も経験が豊富で年長者の宇都宮森義さん(57)のコメント

生きることばかり考えた」、
「どう言ったらいいのか。うれしくて…、うれしいだけですね
、「おいしいものが食べたい

などの今の気持ちを素直に笑顔をのぞかせながら言っている映像はほぼ“無し”の報道でしたよね

ここで、「なぜ?希望を捨てずにいた強い意思を報道しない」、「なぜ、宇都宮さんの喜びを報道しないのか?」と考えました。

最初は、マスメディ各社がタイトルにしているところの「奇跡の生還の3人」のための「悲壮感の漂う船内の様子」を強調するための“演出か?”と、思いました。

ところがです、よく考えれば他の乗組員5名は行方不明で、その生存もほぼ絶望的な状況のわけです。
その方たちの無事を祈り待つ家族にとって「助かって嬉しい」のコメントましてや笑顔は残酷なものでもあることに気づくました。マスコミもそれを配慮してのことかもしれないと思えば、良い報道なんですよね。

ただ、たぶんそんな配慮はマスコミには無く先に書いたような事実(演出)だとは思いますけどね

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コメント

ほんとにそうですね~。
まだ行方不明者5名の安否が不明の中では喜びを前面に出した報道はしにくいでしょうね。
ただマスコミがそこまで深く考えての報道とも考えられないですし。^^;
船内に閉じ込められた方々が助かり脱出した方が不明になるとは、人の運命はわからないものです。
でも彼らが助かってほんとに良かったです!

投稿: コデマリ | 2009年11月 2日 20:46

)コデマリさん

まだ行方不明の方には申し訳ないですが、助かった家族は喜びを爆発させたいでしょう。
ただ、そうできない辛さ、複雑な思い、想像がつきませんね

投稿: 玉井人ひろた | 2009年11月 2日 21:46

報道のあり方は、大変難しいものがあると思いますし、理解できにくいところも多いです。
北朝鮮から帰国した拉致被害者の時もそうでした。

しかし34才詐欺女の実名と写真が出ないのは解せません。

投稿: もうぞう | 2009年11月 3日 07:50

)もうぞうさん

私もどうしてなのか、解りませんね。

投稿: 玉井人ひろた | 2009年11月 3日 08:15

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