« すぐれものアイテム「だんらん」 | トップページ | “髭をあたる”・・の‘あたる’とは何? »

2009年11月16日

国道には「負担金」、ダムには「納付金」・ぼったくりか?

国が(国道など)道路を作る場合、地元の都道府県にも強制的に事業の負担金を請求する制度「国直轄事業負担金制度」と言うのが有ります。

その納付金の「使い道の明細が全く無い。金額の根拠が不明」として「納付拒否」を示した大阪の橋下知事の言動はニュースで流されましたので、この地方負担金は話題になりましたね。

ところで、今話題のダムに関してもこれと同じ制度が存在していることをご存知でしょうか?

それは「特定多目的ダム法」によって国から地方自治体に強制納付させる「ダム納付金」と、言うものです。

ちょっと分かりにくいですが簡単にいえば、ダムが水道用のための貯水施設として使用される場合に「国に払われるダムの水代金」です

このダム納付金は道路のと違い都道府県が払うのではなく、ダムを水道の貯水池として利用する市町村が対象になります。
納付額は人口や世帯数によって割当てられますが、この金額が億単位の莫大なもので小さな町村ではかなり負担になるようです。
そこで各市町村ではその金額を各家庭が払う“水道料金に上乗せ”するのが常識のようです。
ただし、対象になるダムが有る市町村はその納付額が「控除」されることが定められています。

福島県の県庁所在地の福島市に数年前完成した「摺上川ダム(すりかみがわだむ」(←クリック)と言うダムが有ります。
このダムも町(福島市、伊達市、二本松市、国見町、川俣町、桑折町)の水道貯水ダムなっていますので、完成後国から負担金請求が来たためこの3市3町で運営する「福島地方水道用水供給事業団」では昨年度までの3年間総額8億円という莫大な金額を国に支払っていました。

ところがこの金額には本来(ダムが福島市に有るから)控除される福島市まで計算され請求支払いが行われていたので、それに気が付いた国が3億円余りを「福島地方水道用水供給事業団」に返還してきたのです。
つまり福島市民は納付金が上乗せされた(日本ワースト10に入る)高額の水道料と市所得税と二重取りされていたわけですから、一部福島市議が激怒する気持ちが良く分かります。
これを指摘された市長側行政は3年間だけ水道料金を値下げする対応策を取ったようですが・・・変な対応です。

間違う国も国ですが、地方自治体も気がつかないままで「国から請求されたら黙って(市民から預かっている血税金を)払う」と、いう体質も凄いものです。

国がやる事業と言うのは必ず何らかの形で地方自治体に納付金請求が有ることに今更ながら驚きましたし、
聖徳太子時代から受け継ぐ“中央主権官僚制度”とも呼ぶべき日本の制度体系は凄いものです。

|

« すぐれものアイテム「だんらん」 | トップページ | “髭をあたる”・・の‘あたる’とは何? »

コメント

民主党になって暴かれた問題なのですか??橋元さんが言うまで、誰も問題視しなかったのですか???どうしてダムがいっぱいあるの???スイスへ行って思ったこと。ちっとも土砂災害予防のダムなんかない。急な谷や川は崩れ放題。その代り附近に家はまるでない。日本、昔は建てなかった危険な所をむやみに宅地造成したんじゃないんですか。土建屋さんの仕事を増やすために。お金のことも、結局、税金が土建屋さんの懐とそれにつるんだ政治家の懐に入ったんでしょう。

投稿: 山口ももり | 2009年11月16日 16:14

)山口ももりさん

ダムにも種類が有るようで、「多目的」「砂防」「農業用水」など。
宮崎県では(農水省)農業用水ダム建築が地元の農家の賛成が無いまま始まっていたことが建築を薄める東国原知事と反対派農家とでトラブルが起きています。
ダムはどうも地元住民とは無関係の人が計画することが多いようです

投稿: 玉井人ひろた | 2009年11月16日 17:12

新潟県知事は、北陸新幹線建設費が大幅アップしたにもかかわらず、正当な理由の説明が無いとして、新潟県の支払い分を保留している。

国に物言える知事でなければならないだろう。
私は賛同する。

投稿: もうぞう | 2009年11月16日 18:30

)もうぞうさん

その国に物をいったばかりに前佐藤福島県知事は、突然逮捕されてしまいました。
民主党政権にはそいう事が無いことを期待したいです

投稿: 玉井人ひろた | 2009年11月16日 19:14

「お役所仕事」という言葉があるように何でも「なあなあ」でやっているからそんなことになるのでしょう。
民間企業がそんな杜撰な経理をやっていたら会社は潰れてしまいます。
聞く所によれば直轄負担金にしても当初国が提示した見積が後でどんどん膨らむケースが殆どだとか。
最初から高額になることが分かっているのに反発を避けるために最初は少ない金額提示をするという詐欺行為も。
見積から大きく外れるような請求をしたら、それでも会社は信用を失います。
なんか、我々とは「常識」のレベルが違うので、別の人種かと思ってしまいます。

投稿: がんさん@大和の国 | 2009年11月17日 12:02

)がんさん

ほんとうですね。まさに別の世界が有るかのようです。
でもそこで動くお金は我々から強制集金されたものですからねぇ
考えてほしいものです

投稿: 玉井人ひろた | 2009年11月17日 12:18

コメントを書く



(ウェブ上には掲載しません)




トラックバック

この記事のトラックバックURL:
http://app.cocolog-nifty.com/t/trackback/46632/46772057

この記事へのトラックバック一覧です: 国道には「負担金」、ダムには「納付金」・ぼったくりか?:

« すぐれものアイテム「だんらん」 | トップページ | “髭をあたる”・・の‘あたる’とは何? »