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2009年12月30日 (水)

御節(おせち)・・むかし、むかし

 むかし、むかしの大昔の京の都に「仁徳大王(16代仁徳天皇のこと)」という御方がおりました
(※、天皇という言い方はもっと後の時代から始まった。天皇の言い方が一般的になったのはさらに後の明治政府ごろか始めた言い方で、それまでは「みかど(帝、御門)という言い方だった

お正月になり帝は高楼(こうろう=物見用の高い見晴らし台のような建物)に上がり正月の下々の町の様子を眺めたそうです
帝は正月を祝って各家々からお節料理を作るため竈(かまど)から白い煙があちこちに上がる様子を想像しておったようですが、民家からは一筋の煙も上がっていなかったのです

そこで不思議に思い近従に「どうしたことか?」と尋ねたら
曰く「今年は不作で下々の者は煮炊きする 食べものが無いのでございます

帝はそのことにとても気の毒に思いこう命令を出したのです
正月に竈から煙が出ていない家からは税金を取ることを禁止せよ

庶民はこの心遣いに感謝したそうですが・・・・賢い者たちはこんなことを考えだしました

正月に竈から煙を出さなければ税金が取られないなら、正月の前の日に沢山料理を作り置きして正月中竈を使わなければ同じく税金を取られないです済むんじゃないか?

さて、そう考えた者たちは何日か分料理を作り置き考え通りやってみたら案の定 帝は税金を取らなかったのです。

それからはほとんどの家でこのやり方をして「税金逃れ」を始めてしまいました。
帝の仁徳様はそのことを分かっていたのですが、目をつぶったそうです。

そのため朝廷では資金不足で大変なことになったそうですが、止めなかったそうですね。
これが「正月のお節料理の起源」だそうですが、凄い天皇がいたものです。

現代なら、正月どころか一年中白い煙を出す家庭はまず無いですから「税収0円」になって日本国は「破産」するでしょうね

ここから行けば「温かいお節料理」は“邪道”になってしまいますね。

だからと言って真面目に冷たい残り物ばかり食べたら現代人は腹を壊しますよね。
昔の人の真似して食べないようにしましょう(やらないか!)

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コメント

竈から煙が出ていないのを見て、税金を免除したというのは、有名なお話ですが、とんだオチがあったのですね。
玉井人さんの博識に脱帽です。

私のつたないブログに、いつもコメントをいただきありがとうございました。
どうぞ、よいお年をお迎えください。


投稿: チエちゃん | 2009年12月30日 (水) 22:29

)チエちゃん

こちらこそ、くどいブログを読んでいただきありがとうございます
良いお年をお迎えください

投稿: 玉井人ひろた | 2009年12月30日 (水) 22:44

玉井人さんの博識に「素晴らしい!」と言いたいです。
いつも楽しくためになるお話をありがとうございます。
今年は玉井人さんに大変お世話になりました。
よいお年をお迎え下さい。

投稿: 浜辺の月 | 2009年12月30日 (水) 23:24

お晩です★

いやぁ、ひろたさんは物知りですね。
僕は到底足元にも及びませんよ w

話しは変わりますが、本宮の阿武隈川、白鳥が居ないですね。
鳥インフルで餌をやらなくなったから、もう来なくなってしまったのだろうか‥。

さてさて、今年ももう終わり‥良いお年をお迎え下さい。

投稿: からくり庵 | 2009年12月30日 (水) 23:42

)浜辺の月さん

そう言っていただける人が一人でもいたら嬉しい限りです
良いお年をお迎えください
 
 
)からくり庵さん

今も来ているはずですが、早朝から大玉村の安達太良川沿いのどこかの田んぼで餌を探していて、夕方にはいつもの場所のあたりに戻っているはずですよ

投稿: 玉井人ひろた | 2009年12月31日 (木) 07:19

仁徳天皇はその名が示す通り徳の高い方だったようですね。
皇位相続の折には悲しい物語もあったようですが…。
さて、今年も残すところあと数時間となりました。
良い年をお迎えください。

投稿: がんさん@大和の国 | 2009年12月31日 (木) 14:23

)がんさん

その通りですね。ずいぶんと内紛が有ったようです。

良いお年をお迎えください

投稿: 玉井人ひろた | 2009年12月31日 (木) 15:56

いつも、人とは一味もふたアジも違ったコメントを頂きますので、「どんなお方ナンやろ」って興味シンシン。本年は大変お世話になりました。来年も・・・間もなくですけど・・・宜しくお願いもうしあげます。よいお年をと祈っております

投稿: 山口ももり | 2009年12月31日 (木) 16:29

)山口ももりさん

ある意味で「通り魔タイプ」かも
ごく普通の何でもない、一般的には「おっさん」と呼ばれる者でございます

こちらこそご健勝で新年をお迎えしてくださることをお祈りさせていただきます。
沢山のコメントをちょうだいいただき嬉しい限りでございました

投稿: 玉井人ひろた | 2009年12月31日 (木) 16:44

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