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2010年7月 7日

NHKの相撲放送中止は、常識か?ミスか?

NHKは大相撲名古屋場所(正しくは7月場所)の生中継の中止決定を発表しました。

理由に挙げたのは“視聴者から来た意見や問い合わせの中”での統計で圧倒的に「放送すべきでないという視聴者が多かった」ことを理由にしていました

  • 中継賛成⇒20%
  • 中継反対60

この数字を見せられれば“国民の3分の2以上”が「放送反対」という厳しい怒りの意見を持っているわけですから、前代未聞の「放送中止」の結論はNHK上層部としては当然で致し方ないものだと思います。

でも、このNHKの上層部の判断に私はミスらしきものが見えているんですよ。

冷静に、よ~く、基準とされた賛否の数字と現在のNHK大相撲中継の平均視聴率「約13%」という数字を見比べて考えると真相が見えてきます。

NHKは「反対の意見」を国民全体の声として判断しましたが、実際は抗議や苦情や問い合わせをしてきた人だけ約12000人の意見を基準にしています。

現在の大相撲中継の平均視聴率はよくて約13%くらいだそうですから、国民全体としては10~15%くらいしか‘相撲中継を楽しみにして毎場所見ている’方はいないと言うことになります

ですから、あとの約85%~90%の「国民は大相撲中継見ていない」と言うことになります。
つまり、この「大相撲興味無し」方たちは大相撲中継は中止になってもまったく問題ではなく、「受信料を取ってまで賭博をやるようなところの放送をするな」という怒りが起きて当然だと思いませんか。だから、抗議もNHKにするでしょう

逆に毎回大相撲中継を心待ちにしている10~15%との方たちにとっては「受信料を取っているのにわれわれの楽しみを奪うな」と、NHKに怒りの声を上げるでしょう。
さらに、大相撲を楽しみにしている方は「まさか中止にはならない」と思っている方が多いし大半が高齢者でもある方がわざわざNHKに問い合わせ等する人はいないものです。

見方を変えれば視聴率13%なのに中継賛成の人が20%と言うことは「中継賛成」の人の方がかえって国民には多いという判断もできます。

生中継中止の大きなカンフル剤も大相撲協会には必要であるとわたしも思いますが、クレームの意見だけで、それを「国民の声」としたNHK、これはある意味で基準選定ミスだった気がしてなりません

この賛否の割合ですが、最初は賛成が10%くらいで、放送反対が70%くらいだったんだそうで、それが徐々に放送賛成が増え、放送反対が減っていったそうです。

NHKの放送中止決定発表後送賛成派がさらに増えているらしいです。

今回の放送中止決定についての街の声の放送が各局で行われています。

民放局ではおおむねの方が「中止当然」「いたしかたない」という“中止賛成派”方だけを多く選んで放送していました

NHKでは「絶対放送してほしい」という老人ホームの方たちや「しょうがないけど残念」といった“中止反対派”の方たちを多く選んで放送していました。

ここでも民放局各社とNHKの対抗意識が働いて事実が曲げられての放送でしたね。
さても、大相撲協会は場所後にどんな新たな再編計画を出すことでしょう、そして民主党の文部科学大臣の判断は・・・興味津々

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コメント

統計の数字はそのやり方によって違ってきますから、自分の都合のいい数字を出すんでしょうね。国民のアンケート結果を引き合いに出すのではなくて、自分たちがこの問題の処理はこうあるべきだと明確に示して是非を決定すべきではないかと思うのですが。どうも自分たちが火の粉をかぶるのを恐れているように思いますね。

投稿: HAPPY太郎 | 2010年7月 7日 15:26

HAPPY太郎さんへpencil

NHKも視聴率を気にする放送局になってしまいましたからね
いっそ、完全民営化しても・・・

投稿: 玉井人ひろた | 2010年7月 7日 18:49

こんばんは。相撲ファンではない私ですが、神聖な国技であれば、NHKの生放送自体は、まぁ理解するところですが、これだけ多種多様なニーズが出てくる世の中です。BSでは序の口あたりから延々生放送をやり続けるてますが、今回のことで批判の的になりそうですね。
いずれにしても、時の流れで伝統というものは変わっていくものですから、相撲協会も何かを変(代)えなきゃ変わらないってところでしょうか。

投稿: NIKE | 2010年7月 7日 23:26

NIKEさんへpencil

そういう考えの方が、今は大半でしょうね。それが13%という低い視聴率となるのでしょうね
ただ、わが亡き父のようにその序の口の若いのから見る、勝負は立会い寸前までの独特の間合いの時間を見る、それが本当の相撲の楽しさだと思っている昔ながらの考えの人も少なくないと思います

さまざまですよね

投稿: 玉井人ひろた | 2010年7月 8日 08:54

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