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2011年10月 9日

信州大学発表の報道に、思わず「えっ!?」

今日、こんなニュースがテレビから流れてきました

長野県松本市にある「信州大学病院」発表
同大学が、松本市内の福島県の子ども達130人を対象に今年の夏に行った健康調査で、その内の10人 (7・7%)の子供たちの甲状腺機能に異常が見つかった

報道機関によっては「“長野に避難”してきた子供たち130人を検査した」ともなっていた

「え!なんだ?」と思いましたね。なぜ、そっちのほうで検査しているのだろう?信州大学がなぜ発表したのだろう?と思いましたね。

この報道を見聞きしたほぼ全国の人が「やっぱりだ!国や福島県はなぜ検査をやらないのだ」と、声を荒げたんじゃないでしょうか。今現在もこのブログ記事を読んでそう思っている人が多いことでしょうね。

さて、
どうしてもマスコミの報道を懐疑的に見て鵜呑みにできないる私としては当然ながら「真相はどうなのか?」と感じ、すぐにネット上を検索してみました。
そしたら、やっぱりというか、またまたというか、この記事にはリスナーの「放射能不安」を煽り、興味を引くようにしていることが判りました。

  • 検査を行ったのは?
    認定NPO法人日本チェルノブイリ連帯基金(JCF)と信州大学病院(ともに長野県松本市
  • 対象とした子供たちとは?
    長野県にサマーキャンプや短期滞在のために来ていた福島県内の子ども達のうちの希望者だけの生後6カ月~16歳(平均年齢7・2歳)の130人を対象にした
  • 検査方法は?
    7月28日、8月4、18、25日に、医師の問診と血液検査、尿検査。
  • 結果は?
    130人中、10人 (7・7%)の甲状腺機能に変化がみられ、経過観察が必要と診断された
  • 診断結果詳細の大学発表は?
    1人が甲状腺ホルモンが基準値を下回り、7人が甲状腺刺激ホルモンが基準値を上回った。
    しかし、甲状腺機能 低下症と診断された例はなかった。
    信大病院の中山佳子小児科外来医長は「現時点では病気とは言えないが、経過観察の必要があるので、再検査を受けるように 伝えた」としている
  • 同じく共同で検査したJCFのコメントでは?(同法人側からの発表は未だに無い)
    JCFは福島第1原発事故との関連性は明確ではない。としたうえで
    旧ソ連チェルノ ブイリ原発事故(1986年)の被災地では事故から数年後に小児甲状腺がんが急増しており、JCFは今後も継続的に検査が受けられるよう支援していくとした
    さらに「福島の新たな希望者がいれば、健康調査の枠を広げるつもりだ」とコメントをだした

上記のような内容だったようです。発表内容が実に玉虫色的で「我々は支援はできるが責任は取れない」と、言わんばかりなのがよく分かりますね。

福島県は昭和61年(1986)のチェルノブイリ事故では子どもの甲状腺がんが多発し、県内の保護者の間に不安が広がっていることから、10月9日(日)より東京電力福島第1原発事故に伴う県民健康管理調査の一環として、‘事故発生時0~18歳の子ども約36万人を対象’とする世界でも類を見ない規模の甲状腺の超音波検査を福島市の福島県立医大病院で検査を始めております。

検査は来月中旬までに飯舘村や浪江町などから先行実施しその後全県に拡大させる計画になっています。

後談ですが、長野県で検査を受けた子供たちは全員すぐに福島県に帰っています。
そして再検査が必要と診断された10人ですが、そのうち1人は福島県内で超音波による再検査を行いましたが「異常なし」と診断されました。

やっぱり、マスコミの報道ってどこか視聴者や読者の恐怖を楽しんでいる傾向が強いですよね

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