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2011年10月18日 (火)

その線量計の性能は信じられるの?

福島第一原発事故から7ヵ月以上経ちましたが、国や地方自治体などの対応は後手後手にまわり、物理的にも無理な事柄でも「国は、県は、市は何をしている」と、怒りと不信感は募るばかりのようなマスコミ報道が多い中、国民としては当然「自分でやるしかない」という意識は強くなるのも当然な流れですね。

一番に混乱しているのが「放射能問題」のことでしょう。
特に、「自分のところ、関わるものの放射線量はどのくらい?」というのが気になってしょうがないと思います。

ですから、事故後自己防衛に走る人たちが個人用に放射線測定器(線量計)を購入する人が急増、最初はアメリカ製、ドイツ製、日本製の少し高いが性能が良いとされる測定器に殺到し、それがあっという間に品薄となるとネット通販でも購入できる5万円前後のが飛ぶように売れているそうです。

そうなると「その計器の信頼性は?」という使用者の疑問・不安も増えてくるわけです。

「こうした線量計の数値は、どこまで信頼できるのか?」という消費者の声を反映し調査する機関と言えば「国民生活センター」ですね。

その声を受け、国民生活センターが、いずれもネット通販で「売れ筋・おすすめ上位」になっていて、価格も3万円台~6万円台の線量計9機種を選定し、‘放射性セシウム137’(半減期30年)の測定によるそれらの性能テストを行ったのです。

結果の総論内容>

  • 消費者が知りたいことは大気中、食品、飲料水の放射線量数値だが、テストした機種には、消費者が求める性能は無い。
  • これらの機種は外部被曝の放射線量を測るものであった。
  • 大気中の放射線測定ではばらつきがあり、低線量を正確に測定することはできない。
  • ゆえに、これらの測定数値をうのみにすることは危険である

    ※、なお詳しい結果を知りたい方は下記同センターサイトにアクセスしページ末尾近くのPDF形式の結果をご覧ください
    http://www.kokusen.go.jp/news/data/n-20110908_1.html

最近はこういったものに加え「自作線量計」も人気だとか
こうした製品で測った食品、飲料水などの放射線量がネット上に飛び交い、「政府や自治体の発表した数値より高い」「すぐに避難」といったデマ情報が流れ出ることになって、専門知識の乏しい人々は、行政サイドが発表する数値と比較してその差を目にし、ますます混乱や要らぬ不安や根拠のない安心や風評が広がるわけですね。

ところが、似たようなことが病院でも起きているというから驚きです。

内部被曝測定は、一台1億円ともいわれるホールボディカウンター(WBC)で計測できるのですが、設置している医療機関は少ないため増え始めているが、「簡易型」WBCでの内部被曝検査をする病院だそうです。

簡易WBCとは、福島第一原発の事故現場など線量が異常に高いところで働く人のために、計りやすい高い被曝線量、緊急用のもので、それ以外の一般住宅地などのように低い線量は計測できないものなのだそうです。

さらにこの簡易WBCと言っているものの中には「人体の内部被曝線量を測れるとは書かれていない」という機種があるそうで、簡易型とは名ばかりであったりするようです。

さらに、さらに医師によっては酸化ストレスマーカー(生活習慣病を検査する医療行為)を使って内部被曝を推測し、治療するという病院もあるんだそうです。

なんだか恐ろしい話ですが、これらは管理が厳しい福島県内より首都圏など遠いほうに多くなる傾向が有るようです。

お気を付け下さい。

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