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2012年6月20日 (水)

包蔵水力 (ほうぞうすいりょく)

包蔵水力」というあまり耳にしない言葉が電力業界関係には存在します。

  • 包蔵水力ほうぞうすいりょく
    河川において技術的・経済的に開発可能な発電水力資源の量を指すもの

平たく言えば、「(日本)河川でどのくらいの水力発電ができるのか推定した量」を言います。

その調査推定で、全国都道府県別の量のランキングベスト10は↓です。

    1. 岐阜県
    2. 富山県
    3. 長野県
    4. 新潟県
    5. 北海道
    6. 福島県
    7. 静岡県
    8. 群馬県
    9. 山形県
    10. 宮崎県

そして全国で1000個所と少しある水力発電所ですが、その水力発電所の多さランキングベスト10も記載してみます。

    1. 長野県
    2. 富山県
    3. 岐阜県
    4. 静岡県
    5. 群馬県
    6. 新潟県
    7. 福島県
    8. 高知県
    9. 山梨県
    10. 石川県

上位のベスト3は順位は少し違いますが、同じ岐阜、富山、長野の3県です。そしてこの3県だけで、日本の水力発電所のうちの約350施設が存在しているのです。

もっと面白いのは、包蔵水力の5位に位置する北海道には石狩川一つだけでその量が有りますし、なんと水力発電所は1つしかなく東京(4ヶ)より少ないことです。

そして思うのは「新潟県」と「福島県」というのはここにも出て来るように、いかに“発電所が多い県”であることが改めて判ります。

01

←は現在は使用されていない「猪苗代電力会社」によって福島県の猪苗代湖に建設された「猪苗代第一水力発電所の取り口」です。
ここから猪苗代湖の水を入れ高い落差を利用し発電し、日本で初めて高圧送電線によって東京まで電気が供給されたのです。

「猪苗代電力」とは現在の「東京電力」のことです。

つまり、猪苗代水力発電所のこの取り口から「地方県で発電し大都市が使う」という構図が始まった気がします。

きょう水曜日なので「水」の話しにしてみました。

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コメント

尾瀬分水や只見川(阿賀川)などで新潟と福島は水争いをしてきた経緯があります。
それも東電が深く関わっていたようですね。
ま~その後の矛先は、原発に向かいましたけどね。

投稿: もうぞう | 2012年6月20日 (水) 20:01

もうぞうさんへ
 
阿賀川~阿賀野川、長い川ですね。
反対が多く断念しましたが「尾瀬ダム」の構想が昔ありましたね。あれも決定していれば東電主体の工事だったはずです

投稿: 玉井人ひろた | 2012年6月20日 (水) 21:46

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