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2012年12月22日

目的は同じ‘安心な暮らし‘なのに、対立

東京電力福島第一原子力発電所が立地する福島県双葉郡双葉町(ふたばぐんふたばまち)の町長である井戸川克隆町長が、同町の議会で議員全員の賛成によって不信任が可決されたニュースは、同じ福島県民として複雑な思いです。

今回の不信任案の提出者は前回、前々回の議会では町長を擁護し、不信任案否決に回った議員であったことからも、その内容が簡単なものではないことがうかがわれます。

この不信任には、町民と町長の考えの違いがあります。

<議会の言い分>

  • 除染廃棄物の中間貯蔵施設の立地調査をめぐり、11月28日に福島市であった福島県知事と双葉郡8町村長の協議を井戸川町長がボイコットし復興への大きな妨げになった
  • 8市町村の内、双葉町だけが唯一、県外に役場機能をを置着続ける理由が理解できない。
  • 双葉町は町内の試行的除染も断り、放射線量に応じた避難区域の再編にも一切応じていない理由が解らない
  • 町長は『町民の声を聞く、議会と相談する』と常々言うが、一度も機会がない

<井戸川町長の言い分>

  • 町役場が第1原発から約4キロの付近という近接した場所での事故遭遇は、他の市町村とは放射能に対する感覚が違う
  • 町民の健康を守り、賠償で損をしないよう尽くした。国と県、東京電力こそ事故の経緯と今後の道筋を示すべきで、このような決議は残念だ。

<町民の言い分>

  • 双葉町だけが何も前に進まず遅れているので、前進できる人に代わってほしい
  • 議会も町長もそんなことで騒いでいる場合ではない。町民として恥ずかしい

これは、行政の対立ですが福島県内では同じ福島県人や家庭内で少なからず似たような対立が、同じ「復興と安らかな暮らし」という目的にして生まれています。
誰も、悪い人は居ないのですが対立が生まれています

これが、福島県民の本当の悩みの一つなのです。それが、他の被災県との大きな違いです。

それをマスコミは良識知識人とか化学者とか著名人とかを使って、勝手に「悪人」と「可哀そうな被災者」を作り出して対立を煽り立て正義の味方を気取っているのです。

それによって、被災者がたまにうっぷん晴らしに酒を飲んだりしても許さないという何とも困った“ことばの暴力”まで発生するため、避難者の自殺が後を絶たないのです

いずれにしても、視聴者は面白いでしょう。ただ、それを諌める思いは有りません。私も過去の震災では同じ思いでしたからです。やはり実体験が無いと無理なんです

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コメント

こんばんわ。
・「文章」を読んで。
確かに、これは対立しますね。

投稿: H.K | 2012年12月22日 20:48

H.Kさんへpencil

まだまだ続くでしょう

投稿: 玉井人ひろた | 2012年12月22日 21:50

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