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2013年6月19日

自民党の高市政調会長の言い分

自民党の高市早苗政調会長が6月17日()の神戸市での講演で、↓

「(東京電力福島第1原発で事故が起きたが、それによって死亡者が出ている状況ではない。最大限の安全性を確保しながら原発を活用するしかない

↑、という発言したことが、大変な問題になっていることは多くの方が知るところでしょう。
今までも閣僚が“失言”とされるようなことは有りましたが、福島県民の私としてはマスコミや政治家が大騒ぎするほど気にならない内容でした。

しかし・・・、しかし今回の高市早苗政調会長の発言内容はダメです。

原発事故で強制避難させられ避難先で亡くなった「原発事故関連死者数」はこのブログでなんども書いていますが1300人以上をに上っています(宮城と岩手の関連死者の合計約1200名を超える)。
それなのに「原発事故で死者はいない」は、何を考えての発言か理解しかねます。

同氏は各方面で釈明の言葉を出しているようですが、わが福島県内最大の地元紙の福島民報新聞社」のインタビューに応じて答えた内容をブログで紹介したいと思います。

 >発言の真意は?

 高市氏
「被ばくによる直接の死者は出ていないという意味だった。
死者がいないから他の県の原発を軽々に動かしていいということではないと伝えたかった。私はむしろ再稼働には慎重な立場だ。
しかし、国内エネルギー供給を考えると、現実的にはまだ原発が必要。
だからこそ、安全対策の徹底が必要だと強調したつもりだったが、話術が下手だったかもしれない」

 >事故に対するふくしま県民の意識とは異なる発言だ

 高市氏
「被災者の方が今も避難中に亡くなっていることは百も承知している。
事故が収束しているとは思っていないし、もっと復興を加速させなければならない。」

 >ふくしま県民にメッセージを

 高市氏
「自民党にも責任がある。事故発生時、元経産副大臣としてもっと何かできたのではないかと猛烈につらかった。
福島の人が今回の(私の)発言ついて、‘自民党は事故が収束したと思っているのではないか、風化させているのではないか’と受け止めたとすれば、悔しい残念だ。」

記事の内容は福島民報新聞の19日朝刊のをそのまま書きだしたものです。

わたしはこのインタビュー記事を繰り返し読んでみましたが、やはりどう考えてみても高市氏が「真意が伝わらず残念だ」と思っているところと、われわれ福島県民が憤り不快に思っている部分とが違っているんです。

「話術が下手だった」と「・・・は百も承知している」の部分は、とてもカチンとくる所で、なんというか、うまく言えないのですが見ているところが確かに違っていてムカつくんですよ。

‘福島県は原発事故の放射能汚染ため、津波で流された人々の捜索が他県のように震災直後から行われず1月以上たってからでした。そこで、瓦礫の下などでまだ生きて救助を待って死んでいった人々がどのくらいいたか判りません。’

たぶん、このことが高市氏の発言からは欠落しているからだと思います

自民党福島県連(会長=岩城光英参議)は、高市早苗政調会長に「発言撤回」と厳重抗議を伝えたようですし、野党からは「議員辞職要求」が出されている状況で、安倍総理は自民党総裁としてどんな裁定を下すのでしょうか?

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