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2013年8月 6日

絶対に有ってはならん‘役所のミス’・・が発生

「ドメスティックバイオレンス」とは、家庭内で主に夫(または妻)などから受ける暴力や叱責を指して言う言葉で「DV(ディーブイ)」と略されて言われるものですよね。
家庭内と言う、いわば密室での暴力行為はそれは恐ろしいもので、解決策としては家裁などに訴え法的手段を取り、DV者と被害者の双方を別居隔離することが一般的になりました。

 福島市に住むある30代の女性も夫の度重なるDVに苦しんだ挙句に法的手段を取り離婚、そしてDVの元夫に転居先の住所が知られることを恐れた女性は、福島県の機関からDV被害の認定を受け、福島市には女性本人の許可なく第三者が住民基本台帳を閲覧することのないよう申し立てをして、受理されました。

女性としては、別居しても元夫が転居先に押しかけてきたら恐ろしいことですから、住所を極秘にするのは当然の処置です。

ところが、その法で保護された女性の転居先の住所が福島市役所のミスでDVの元夫に知らされてしまうという、とんでもない事態がで起こったのです。

これはもうミスじゃなく犯罪ですよね。

どういう過程で、その大失態が起こったかを順を追って記してみましょう。

  1. 離婚・転居後、女性は離婚に伴う証明書取得の名義変更の書類を市に提出。
  2. 女性からの名義変更の書類は支所経由で福島市の担当課に届く。
  3. 担当職員は名義変更などの手続きはしたが、証明書の送付先を女性の住所に書き換えず、離婚前の元夫の住所のままにする最初のミスを犯す。
  4. 担当課では3人の職員が入力したデータをチェックしたが、全員が送付先住所変更ミスに気付かないというミスを犯す
  5. さらに、その担当課の職員らは女性から閲覧制限の申請があったことも確認していなかったというミスを犯す
  6. そして、転居先まで詳しく載った女性の証明書を、元夫の所に送付するというミスを犯すが、市役所は全くそれに気づかなかった

この重大なミスは、元夫から証明書の書類が女性の転居先へ転送されてきたことで初めて判ったのですが、女性は、DVの元夫に住所が知られたことに恐怖を感じ、眠れない夜を過ごすことになったそうです。

女性は、すぐに市役所に行き担当課の職員に「市役所のミスなのですから、引っ越しなどの費用を出してください」と、訴えたそうですが「誤送は認めるが、今回の誤送付以外にも当事者間との個別賠償に行政として応じることはできない」という返答だけだったそうです。(地元新聞社の取材でも同じ答えだけだった

当然ですが、女性はDV被害者の安全の確保や秘密の保持に十分に配慮しなければならないとするDV防止法に反するとし、公務員の不法行為で損害を受けた場合は賠償を求めることができるとした国家賠償法に基づき、福島市を相手取り慰謝料などを求めて5日にも提訴することが代理人によって発表されました

知らなかったのですが、DV被害者が国賠法で行政を提訴するのは福島県内で初めて何だそうです。

このニュースを見たとき私はそれほど驚かなかったです。なぜなら、わたしも役所の名義変更などの確認ミスを経験しているからです。

DVの様な危険性は無かったもので、法務局からの固定資産変更(変更の事実を7年ほど見過ごしていた(一部は50年以上))の確認ミスだったので、訴訟にはしなかったです。

役所でも、重要な変更や連絡事項は一言添えることを徹底すれば防げた気がするのですが、それをやらないのが縦割り行政なのでしょう。

ところで、この誤送で女性が怪我をしたり亡くなったりしたら、市はどういうことになったんでしょうかね

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コメント

何かIT社会になってミスや間違いが少ない筈なのに、逆に多いような気がするのは気のせいでしょうか?
手仕事でやっていた頃の方が仕事に対する良い意味での緊張感があったような?

投稿: | 2013年8月 6日 21:02

空さんへ

PCが導入されても横の連絡が無いのは変わっていない。そこが問題だと思います。
先日も、役所にちょっと聞きただしに行ってきたばかりです

投稿: 玉井人ひろた | 2013年8月 7日 07:16

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