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2014年1月 9日

NHKは中国でも放送されているので・・・

NHKというのは近隣の韓国や台湾そして中国でも放映されています。

ちょっと古い放送ですが、平成21年(2009)4月5日NHKのテレビ番組「JAPANデビュー」の第1回放送「アジアの“一等国”」が放送されました。
その内容は台湾がまだ日本の統治下に有ったころ、日本政府が台湾やその人々に行ったことを特集したもので、

  • 皇民化政策というものは天皇中心の国家主義のことで、台湾人を強制的に日本人へと変える政策で‘言葉は日本語へ統一を強制’、‘名前は強制的に日本人名に変える’といった徹底したもの
  • そして台湾人は国内で暮らしや就業などにおいてもひどい差別を受けた。台湾人を見せものにする「人間動物園」などもあった。

上記のような、日本が台湾へどのくらい酷いことをやった歴史を持つかをことを台湾の高齢者の経験談話を交えて繰返し紹介する内容でした

ですから、その放送を見た日本人のほとんどの人が近隣諸国に行った日本の過去の過ちへの反省を考えたはずです。私もそうでした。

ところが、この放送後に取材された当の台湾の人々などから「NHKは正しく台湾の事実を放送していない」、「我々が言ったことがほとんど放送されていない、NHKに対して猛烈な抗議が巻き起こったのです。国内からも「まるで中国が制作した“反日放送”だ。史実を放送していない」などと騒ぎになったのです。

そして、NHKは日本全国と台湾からの批判に曝され、集団訴訟が起こされるまでに至りました

問題のところは次のようなこと

  • 日本統治下の台湾で「名字を日本式にする」ことを改姓名と呼んだことは事実だが、改姓名は「無理やり」行われたのではなく、あくまでも許可制だった
  • 「人間動物園」の話しはNHKのねつ造だった。
  • 台湾の高齢者の話しは、NHK番組スタッフが反日証言を誘導し、またはでっち上げるという恣意的編集を重ねた

実は番組中に出た日本統治下時代を経験した高齢者たちは、みな「日本だったころには差別は確かにあったが、教育も受けられ、近代的な暮らしができとても良いものだった」ということをNHKの取材陣に語っていたそうなのですが、それらはすべてカットされたらしいのです。

結果として、2009年の11月28日には東京高裁でNHKに対し不誠実な制作姿勢を糾弾する判決が出されたため、この番組の再放送は見送られ、NHKオンデマンドでも視聴できないことになりました。

しかし、そのようなねつ造が行われた番組を、埼玉県立朝霞高校が平成23年(2011)、平成24年(2012)度に実施した台湾への修学旅行の事前授業で、この番組を教材にしていたのだそうです。
それを埼玉の県会議員から指摘され、埼玉県教育委員会がこの番組の問題を把握していなかったことを認め、今後、生徒に必要なフォローをするとした会見を開いたそうです。

台湾は中国に非ず、という台湾国民の考え方はよく知られていることでバチカン市国など少数の国家が「台湾(中華民国)」を独立国家として認めています。(日本とアメリカは事実上は容認しているが‘中国の一部’と外交的にはしている)

今回の安倍総理の靖国参拝で台湾でも反対の声が上がったそうですが、騒いでいたのは台湾人じゃなく、中国から台湾に移住した人々らしいのです。

台湾、日本ではまり報道もされないし、よく知られていない国家ですよね。
知っておきたいのは親日国家であることです。

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コメント

そういわれてみると、中国と台湾への当時の統治の
違いってどんなだったのか、ほどんと知りません。
台湾には中国みたいにひどいことをしなかったとか?

でも、そのちがいは何故?

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投稿: あね | 2014年1月 9日 20:47

あねさんへpencil

日本と蒋介石率いる中華民国が戦争をしていましたが、中華民国は同時に毛沢東率いる共産党軍(現在の中華人民共和国)と戦争をしていました。

つまり共産党軍(現在の中華人民共和国)は直接日本と戦争をしていないことになります(だから靖国を言われる筋合いが無い)

蒋介石の率いる中華民国軍は、共産党軍に追われ台湾島に渡り、太平洋戦争後も共産党軍と戦争をしていました。

昭和21年ごろに日本からある軍人と通訳の2人が、蒋介石が終戦直後に日本人達が帰国するのを援助してくれた恩に報いるためGHQの目を避けながら渡り、その台湾軍を指揮し中国海軍を打ち破り、台湾島は占領されずに現在に至ります。

一昨年、その軍人の遺族に馬大統領が感謝の意を伝えたことは知る人ぞ知るです(それまで公式には2人の日本人の存在を認めていなかった)。

すごい因縁があるんです。


投稿: 玉井人ひろた | 2014年1月 9日 23:49

玉井人さん
ご説明、ありがとうございます。

ええっ、日本と中国共産軍は戦争をしていなかった?

一般的な常識では、日本が侵略したから、中国共産軍
は応戦した、という図式があると思っていましたが・・。

戦争の「奥」ってわからないものです。

投稿: あね | 2014年1月10日 15:49

あねさんへpencil

それは勘違いです。

現在の共産党の中華人民共和国ができたのは戦後ですし、あの有名な日本へのポツダム宣言を出した国の一つの中国は蒋介石が率いる中華民国(現在の台湾)でした

毛沢東が率いる当時は共産改革軍(反政府ゲリラ)は蚊帳の外でした。
この毛沢東軍はあちこちで一般人の大量虐殺を行ったのですが、それも日本軍んがやったことになっています。

だいたい、日本に留学して作戦などを習得した蒋介石は最初に日本政府に「我々と毛沢東軍と戦ってほしい」と要請しましたが、日本は断っています。

ここから日中戦争が複雑化していきます。
もっというと、この時中国には日本と敵対する中国、日本と協定を結んだ中国、そして共産党軍と、かたちの上では政府が3つ存在していました。

投稿: 玉井人ひろた | 2014年1月10日 16:12

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