« 本命は日米地位協定 | トップページ | ETC利用料金も実質の値上げ »

2014年3月26日

「台湾」は最も日本に近しい“隣国”

お隣の台湾では今「KANO」という映画が先月の2月27日に封切られ空前の大ヒット上映中だそうです。
タイトルノ「KANO」とは、今の高校に当たる当時の農業を教える中学校で、台湾に実際に有った「台南州立嘉義農林学校」のことです。
現在は「国立嘉義大学(こくりつかぎだいがく)」になっているそうです。

この映画は、台湾が日本統治下にあった昭和6年(1931)に、「嘉義農林学校」の野球部に新任した日本人監督の厳しい猛特訓に耐え、野球部の憧れの大会「甲子園大会」の出場権を会得、そして初出場のその甲子園大会では本土の日本人学校を次々と破って準優勝を果たした感動の実話が基になっています。

当時の「嘉義農林学校」の野球部は、日本人、漢族の台湾人、先住民という3民族の選手の混成だったのがチームの特徴だったそうで、映画では永瀬正敏さん演じる野球部の監督が纏まりもやる気も無い野球部選手たちを徹底した厳しい指導でまとめ上げ、強いチームを作っていきます。

その指導は野球技術だけではなく、礼儀作法、野球に対する心得、周囲への感謝、とういう人間形成にまで及ぶ厳格なものだったようで、予告の場面を見ると‘台湾人侮蔑’にも見えるくらい厳しい態度と口調になっていますが、監督の教えをひたむきに守り勝ち抜き決勝で敗れ泣く姿、その野球部員に愛情のことばをかける監督の様子は、予告だけでも感動ものです。
http://www.nippon.com/ja/people/e00058/

そんな、隣国の台湾について我々はほとんど知らないことばかりです。マスコミも学校の教科書でもそれほど語られていないことも、その原因だと思います。

東日本大震災後、海外から日本赤十字社に寄せられた義援金の額を、日赤が国・地域別にまとめたものが、先日発表されました。

<海外から日赤への義援金・上位20>

  1. アメリカ (29.9億円)
  2. 台湾 (29.2億円)
  3. タイ (20.5億円)
  4. オマーン (10.7億円)
  5. 中国 (9.1億円)
  6. アルジェリア (8.3億円)
  7. イギリス (7.8億円)
  8. ベトナム (7.8億円)
  9. 香港 (7.2億円)
  10. フランス (6.1億円)
  11. スイス (5.5億円)
  12. マレーシア (5.1億円)
  13. インド (4.8億円)
  14. ブラジル (4.8億円)
  15. パプアニューギニア (3.2億円)
  16. シンガポール (3.1億円)
  17. オーストラリア (3.0億円)
  18. モンゴル (2.9億円)
  19. フィリピン (2.9億円)
  20. イタリア (2.7億円)
     
    数値は2013年末時点での日本赤十字社が受け取ったものの集計で、全体では‘179カ国・地域’から[計227億円]になっている

2013年末時点で台湾の義援金額は29億円を超え、1位アメリカとほぼ同額となっていますが、現実には、台湾は200億円を超える世界で一番多くの支援金を日本に寄せてくれた‘国家’なのです。

この巨額な支援金を拠出した理由は2011年の震災直の12日に行った台湾の馬台湾総統の演説で知ることができます。

日本が1999年9月の台湾中部大地震や一昨年8月の南部台風災害で台湾を支援してくれた

  「われわれ(台湾)も同様に積極支援する

そう言う恩義だけで200億円は出せません。そこには親日国家と言う側面が伺えます。

ランキングに多くのアジア諸国が名を連ねられていますが、とても失礼ですがそこには日本よりはるかに経済力が劣る国家が沢山(30か国)名を連ねていることが注目されます。

みな、親日国家であることは中国を含めて間違いないでしょう。そう思えませんか?

そしてもう一つ、北朝鮮と韓国は全く支援金を出していないという事実から、心底日本を敵視しているのは、この2か国だということも同時に分かる気がします。

|

« 本命は日米地位協定 | トップページ | ETC利用料金も実質の値上げ »

コメント

全くのうろ覚えですが、戦中の修身の授業で、原住民高砂族の少女が、皇軍の機材運搬に協力、山中の一本橋から転落・死亡したという美談?を教わった気がします。

投稿: ましま | 2014年3月28日 08:51

こちらへ伺うたびに新しいことを知ります。台湾の総督府にいらした速水さんという方の息子さんのお嫁さん、といっても、もう今生きてらしたら100才くらい、の方と親しかったのですが、速水氏のおかげで今日の親日的な関係が築かれたと聞いています。今、台湾、中国に激しく反発していますね。中国のやり方は大変ひどかったと聞いています。日本のことを悪く言ってる割には自分のしたことは・・・ね。

投稿: 山口ももり | 2014年3月28日 11:32

ましまさんへpencil

台湾のことは現地の言葉で「タカサング」とか発音するらしく、それに昔は「高砂」のことばをあてたというのですが、それは本当らしいですね。
 
 
山口ももりさんへpencil

「イヌが去って、ブタが来た」という言葉が台湾には存在しますが、そこの辺がものすごくややこしくて、台湾民衆への弾圧で何万と言う台湾人を虐殺したのは、現在の共産党の中国政府じゃないのです。
やったのは現在の台湾政府の前身の蒋介石が率いる国民党の中華民国なんです。
この辺が諸外国にもよく理解されていない歴史です。

投稿: 玉井人ひろた | 2014年3月28日 13:54

台湾が親日的とは思っていましたが、そんなに東日本大震災の義援金を援助してくれているとは知りませんでした。
新聞やTVなどでもそのことを取り上げていたのかもしれませんが、わたしは気がつきませんでした。
本当に日本にとって世界で一番近くて一番親日国家なのだと玉井人さんのこのブログ記事で知りました。
もう少し大々的に台湾という国が物凄く親日国家で、多額の義援金も援助してくれているという事実をTVや新聞でも言ってもいいのではと思います。「イヌが去って、ブタが来た」という言葉調べてみました。蒋介石の率いる国民党の中華民国が酷かったと載っていました。もう少し台湾という国のことを日本の一般の人に知らせてくれてもいいのではと思います。

投稿: 浜辺の月 | 2014年3月28日 23:09

浜辺の月さんへpencil

日本政府は、公式には台湾を独立国家として認めておらず「中国の一部」と言う立場ですので、公に賛美をできないという複雑な外交姿勢を取っています。
マスコミも、少なからずその方向(中国に遠慮して)なんだと思います

投稿: 玉井人ひろた | 2014年3月29日 17:14

コメントを書く



(ウェブ上には掲載しません)




トラックバック

この記事のトラックバックURL:
http://app.cocolog-nifty.com/t/trackback/46632/59276890

この記事へのトラックバック一覧です: 「台湾」は最も日本に近しい“隣国”:

« 本命は日米地位協定 | トップページ | ETC利用料金も実質の値上げ »