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2014年3月 5日

都会の‘通夜’は田舎の‘本葬’?

数年前のこと、当時横浜に住んでいた妻の叔母が亡くなり、叔母の実家の人々とともに義母や妻達が葬儀に参列するために出かけて行ったときのことです。

こちらでは葬儀と言えば告別式がある本葬に参列することがメインと思っている妻たちは、そのつもりで本葬に出かけて行ったのですが、そこでカルチャーショックを受けることになりました。

横浜もそうですが、東京などで葬儀のメインと言うのは通夜だったのです。多くの人が参列しお経をあげて行うのが通夜で、当然香典も香典返しも通夜の儀式だったのです。

つまり、こちらで言う本葬にあたることはすべて通夜にやることが慣例だったため、本葬に合わせていった妻たちは、ほとんど人もおらず当然ですが‘香典返しも準備されてなく’全員が面食らってしまったのです。

この違いはなぜなのか?もしかしたら、もともとそっちの方が当たりまえなのか?とまで考えてしまい、以来ズ~っと頭の片隅にひっかかっていました。

そしたら、先日ひょんなところでその理由が判りました。

話しによると

東京あたりも葬儀と言えば元々は本葬がメインだったようで、通夜は家族や身内そして隣組などで行っていたようです。

しかしながら、サラリーマンなど会社勤務が多くなるにつけ、都会では日中行われる本葬に勤務を休んでまで参列することが難しかった。

そこで、人々は本葬の前の夜に行われる通夜なら勤め帰りでも参列がしやすいということで通夜に来る人が増えていった。
そのため
遺族の方や葬儀社も本葬より圧倒的に多くの一般参列者がある通夜式を本葬よりメインにすることが多くなっていき、それが一般的になっていった。

ただ、それがいつからそうなったかは不明でしたが、我が田舎などの違いになっていた背景はこのような理由のようです。

ところが、最近は我が田舎も変化、というより急変しているのです。

我が地域は元々は通夜というのは自宅で静かに夜を明かすだけで、特に式と言うようなことは無かったのです。

それが、葬儀社が増え、純農家が激減した結果も相まって、斎場にて「通夜式」というのを行うのが常になってきました。最初のころはそれでも参列者は親戚のみ、それが一般参列者が増え、今では「通夜式=4、本葬=6」の割合くらいになりつつあります。
みな、会社勤めが多く仕方ないのでしょう。

このままで行けば、通夜式の方が参列者が多くなりメインになるのは近いかもしれません。
時代は変わっていくものです。

さて、上記のように完全にセレモニー化した「通夜」で、本当の意味を知る人は少なくなりました。(皆無かも?)

古代から日本には「人は死んでも、丸一日または次の日の夜明けまでは魂が戻って生き返ることが有る」と信じられていました。

ですから、亡き肉親の魂が戻れるように一晩中火をともし香を焚き「生き返りますように」と念じ祈る習慣がありました。

この‘夜通し’が「通夜」という言葉に転じたものです。

今でも、私の地域では葬儀まで夜通し香を焚き蝋燭の火をともし続ける習慣が生きています。

「じゃ~本当に生き返るのか?」というと、私の経験では亡くなった父も、義父も、祖母も、祖父も、叔父も、叔母も、後輩も、そして親友も・・・100人ほどの身内や知人の最後を見ましたがピクリとしたことも無いですね。

でも過去には実際に生き返った話を1~2つ聞いたことが有りまして、そのときは棺箱の蓋が開いて大騒ぎになったそうです。

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コメント

当地も通夜の方がメインになってきています。
告別式に参加する人は、親戚などごく一部です。

ただ東京の通夜はせわしないですね。
参拝者は入れ替わり立ち替わりお参りをして行きますので。
当地は参拝者は原則、着席してお経にあい、順次焼香して終わると一斉にお帰りとなります。
もちろん希望者は、お通夜振る舞いの飲食もあります。

投稿: もうぞう | 2014年3月 5日 19:44

もうぞうさんへpencil

だんだんそうなるんでしょうね

投稿: 玉井人ひろた | 2014年3月 5日 21:48

私の周りでは通夜の前夜のことを夜とぎといいますね。亡くなったかたの周りでにぎやかに一夜をすごす・・・でも、最近はそんなこともなくなってきていて、もっとドライに通夜か葬式かどちらかに出るようになっているようです。それすらも最近は身内だけでいつの間にか・・・ということが多いようですね。

投稿: 山口ももり | 2014年3月 6日 10:06

山口ももりさんへpencil

今は、葬儀そのものをやらない人も増えてきているそうですよね

投稿: 玉井人ひろた | 2014年3月 6日 13:35

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