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2015年6月10日

やおら立つ・・・とは?

文化庁が発表した平成18年度「国語に関する世論調査」において、「彼は‘やおら’立ち上がった」の『やおら』とはどういう状態を言うか?という内容の報告書がちょっとネット上で話題になっていました。

「・・‘やおら’立ち上がった」とは、どういう様子?

  1. 43.7%』、の人の答え
    急に(いきなり)”立ち上がったことである。
  2. 40.5%』、の人の答え
    慌てることなく、ゆっくりと立ち上がった様子である。

『やおら』とは「ゆっくりと」という意味ですから、正解は2番なのですが、明らかに誤用のほうが多くなっています。

「やおら」と同じ意味の言葉に「おもむろに(徐に)」というのもありますが、これも同じく正反対の「急いで」という意味で使う方が多いそうです。

これは想像ですが、ことばから感じる意味もあるでしょうが、「不意に、急に、不図(ふと)」と言う意味の言葉で少し音読みが似ている「やにわ(矢庭)・に」と言うのが有りますが、それとの混用もあるのではないでしょうかね?

「やおら」は本来はゆっくりを意味する言葉なのに、急ぐ言葉としてのごようでしたが、その逆も有ります。

例えば「おっとりがたな(押っ取り刀)で出かけた」

これの意味は
⇒緊急事態で腰の帯に刀を差す間もなく、手に持ったままあわてていく様子を指した意味から‘大急ぎで駆けつけるさま’を指す言葉ですよね。

ところが「おっとり・・・」のことばから「ゆっくり、のんびり」の連想が得られるため「ゆっくり、のんきに行動する様子と誤用されることが多いようです。

同庁の25年度報告書にもおもしろいのがありました。

世間ずれ」・・・本来の意味⇒世間を渡り歩き、ずる賢くなること。

  • 19歳以下85%以上⇒“世の中から考えがずれていること”

そして60歳以下の平均でも50%以上の日本人が同じ答えで、本来の意味とは違った言葉として捉えていたことが発表されていました。

驚きです。本当なのでしょうかね?

ただ同じ意味の言葉に「あばずれ」というのがありますが、これは男女に使う言葉でしたが、今は女性にしか使われません。

このように、本来の意味とは違うけど市民権を得ていくんでしょうね

ちなみにわが妻に上記の言葉を尋ねたら・・・すべてにおいて誤用の答えをだしてくれましたcoldsweats01

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コメント

『やおら立つ』や『押っ取り刀』は、いままで会話の中で使ったり、文章に書いたなどということは全くないです。ただ、語感から受けるイメージで、例にある誤用の方に手を上げてしまいそうです。
『世間ずれ』は、さすがにそれほどずれてはいないですが、それはただ年齢を重ねているからでしょうね。
言葉の意味を正しく理解することは、もちろん大事なことですが、“玉井人ひろたさん”の例にあるように、時代と共に変わっていってしかるべきものだと思います。

投稿: koji | 2015年6月11日 06:54

知性と感性、バランスがとれていなければならないのに今の世は知性の方が完全に負けていますね。

ちょっと考え過ぎかも。coldsweats01

投稿: ましま | 2015年6月11日 08:10

kojiさんへpencil

‘みんなで使えば怖くない’じゃないですが、変っていくんでしょうね


ましまさんへpencil

同じ思いの日本人、沢山おられると思います

投稿: 玉井人ひろた | 2015年6月11日 08:53

言葉は時代とともに変わるとは、良く聞くことですが、過渡期にある言葉には、困ってしまいます。

投稿: もうぞう | 2015年6月12日 20:10

もうぞうさんへpencil

意味を知らないほうが楽かもしれません

投稿: 玉井人ひろた | 2015年6月12日 20:57

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