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2015年12月15日

無知すぎの報道

震災の時に、報道番組の記者やキャスターなどスタッフの無知さを嫌と言うほど見せつけられ、特にテレビの全国放送のワイドショーの視方が変わりましたことは、もう複数回記事としてアップしてきました。

そして、昨日の報道ワイドショーで、また呆れた報道を視てしまいました。

番組は、たぶん・・・テレビ朝日の【スーパーJチャンネル】でのニュースだったと思います。

ニュースは

>12月14日未明、福岡市の大濠公園で、64歳の女がのこぎりで公園内の直径約10センチメートルの木を切り倒したとして器物損壊の疑いで逮捕されました。
女は「子供が木を切っているのを見て、自分も切りたくなった」と供述しているということです。

さらに、この大濠公園では10月上旬から木が切り倒される被害が今回を含めて6件相次いでいて、警察はこの女がほかの被害にも関わった疑いがあるとみて調べています。

と言うようなものでしたが・・・
そこで、番組が注目したのは、その切り倒された公園の木が直径10センチメートルと、ある程度の太さが有り、‘女性などが切るのは簡単ではない’という点なのでした。

つまり、「なぜ?そんな労力をかけて切り倒すような行為(犯罪)をしたのだろう?」というものでした。

番組では、スタッフが同じ太さの樹木を歯が約40センチほどの長さののこぎりで切る実験を行った映像が流れました。

映像のスタッフは、かなり根気よく鋸を動かすが、なかなか切れないという、その疑問を裏付けるものでしたので、それを視て、キャスターが言います。

これほど長いのこぎりでも切れない太さなんですね。女はなぜ苦労してまで切ったのでしょう?」

この、実験映像を視て、私は呆れはて、笑ってしまったのです。

この時にテレビ局のスタッフが使った全長が60センチほどの長さになる、長い鋸は↓です。

Photo

この鋸は「導突鋸(どうつきのこ)」というもので、、背に芯が付いた鋸で大工さんが精密に真っ直ぐに切る細工をするときに使うもので、歯の目も非常に細かく切り跡も残らないようになったものです。

ですから、生の樹木を切ってはならない鋸です。

この鋸はその性質上、乾燥した木材や板は切れますが、生の樹木は細かい歯に切りくずが詰まってしまい、元々生の丸太は切れません。

Photo_2 普通、樹木を切るのは「剪定用鋸」または「枝切り鋸」というものです。

この鋸は歯の目が粗く、20センチほどの長さが有れば、10センチどころか直径20センチの樹木もそれほど苦も無く切り倒すことが簡単にできます。

それに、この鋸には左のフォトのように折りたためるものもあり、折りたためば20センチほどですからポケットやカバンにも簡単に入れて持ち運べます。

そんなことは、樹木の手入れをしている者なら常識です。
テレビ局も、再現映像をするならそれくらいの予備知識をもってやらなくてはと思いましたね。

東京の都心に住む人たちは、デジタル的ことは知っていても、こんなことも知らないガラパゴス化した生活が進行してしまっているのでしょうかね?

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コメント

無知とは恐ろしいものですね。
だから年寄りも大事にしろよ!
もちろん年寄りだから物知りとは限りませんが。

投稿: もうぞう | 2015年12月15日 19:55

後述の鋸でしたら、10センチの枝をか弱い私でも切れますよ

投稿: 空 | 2015年12月15日 20:03

もうぞうさんへ

無知とは、恐ろしいことですがテレビでの放送ではだめだと思います。


空さんへ

“長いのこぎりなら太いものが切れる”という無知からの愚行ですが、呆れます

投稿: 玉井人ひろた | 2015年12月16日 11:26

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