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2016年3月 1日 (火)

‘午後12時’とは・・・何時?

日本の年齢の数え方は「民法143条」↓が適用されています。

誕生日の前日の‘午後12時’に1歳年齢が加算される』

これによると、3月1日生誕生の人と2月29日誕生の人とは同じく‘28日’の午後12時をもって1歳年が加算されることになります。

ただし、今年のような閏年の場合は、3月1日誕生の人だけが4年に1度だけ「2月29日」が加算日になるということになります。面白い現象です。

ここで、「あれ!?」と一瞬、迷わないですか。

  • 「午後12時」とは、昼の12時?、夜の12時?

答えは夜の12時(24時)なんですがとても誤解しやすい言い方だと思います。

誤解しやすいと言えば、さらに、こんな疑問も↓

  • 昼12時は「午後 0時」か?
  • 昼12時は「午後12時」か?
  • 昼12時は「午前12時」と言っていいのか?
  • 真夜中の12時は「午前 0時」か?「午後12時」か?

結論から言えば、すべて間違いではないそうですが、これも紛らわしい。

例えば、「午前12時30分」という連絡や案内が届いたとしますと・・・

これを受け取った人は、これを昼のことと考えるでしょうか?、それとも夜中のことと考えるでしょうか?
たぶん、全員同じ見方にはならず、幾人かは迷ったり勘違いすると思うんです。

では、どうしてこういう言い方がができたかと言うと、それは明治5年(1872)11月9日に出された「太政官達(だじょうかんたっし)第337号」という、今で言う内閣からの通達にまで遡ってしまうようです。

明治5年11月9日 太政官達 第337号
時刻表
午前 零時  子刻 一時 子半刻 二時  丑刻 三時 丑半刻
四時  寅刻 五時 寅半刻 六時  卯刻 七時 卯半刻
八時  辰刻 九時 辰半刻 十時  巳刻 十一時 巳半刻
十二時 午刻  
午後 一時 午半刻 二時  未刻 三時 未半刻   四時  申刻
五時 申半刻 六時  酉刻 七時 酉半刻   八時  戌刻
九時 戌半刻 十時  亥刻 十一時 亥半刻 十二時 子刻

↑この‘時刻の呼び方の表’を見ると、真夜中に対しては「午前 0時」「午後12時」という二つの言い方が書かれていますが、正午に対しては「午前12時」という言い方だけしか書かれておらず「午後0時」という言い方は記載がありません。

ですから、正午を「午後 0時」と呼ぶのは存在しないということなんですが、12:30を「午前12時30分」という言い方よりは、「午後0時30分」という言い方のほうが誤解が少なく使っても良いようです

なんとも紛らわしくて、頭痛がしますが、「昼」とか「夜」とかの注釈をいれるのが一番でしょうね

ところで、この明治5年11月9日 太政官達 第337号の時刻表を見ると、現代でも使われている昼12時を指す「正午」は‘正に牛刻’であることを意味し、そして午前は「午刻の前」、午後は「午刻の後」ということを指した言葉であることがよく解りますね。

さらに、もう使われることは殆ど無い、夜の12時を指す「正子(しょうし)」も’正に子の刻’という古称から来ていることも判りました。

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コメント

それはまか不思議な?
私なら、午前なら0時。または午前0時。
午後なら12時。または午後12時ですね。

投稿: もうぞう | 2016年3月 1日 (火) 19:16

もうぞうさんへ

0時と12時が同じでも、同じじゃないというところが、感じ方に個人差が出るんでしょうね

投稿: 玉井人ひろた | 2016年3月 1日 (火) 19:21

正午というのは、昼間だけを指すようですが、どうして午(ウマ)なのかがわかりません。

投稿: ましま | 2016年3月 2日 (水) 13:05

ましまさんへ

単純に十二支の順番が7番目だからではないでしょうか?

投稿: 玉井人ひろた | 2016年3月 2日 (水) 14:09

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