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2016年7月23日

開かない タクシーのドア

我が家で購読している地元紙「福島民報新聞」には「あぶくま抄」というコラムが有りますが、先月の下旬ごろの内容が妙に頭に残ったのです。

それは、筆者が福島市内でタクシーを利用したときの体験談でした。

>深夜、福島市の繁華街でタクシーを拾う。

乗り込もうと、後部座席の前に立った。

空車の表示なのに、ドアが開かない。 

少しむっとする。

↑という書き出しでしたものですから、そのタクシーへの苦言を呈するコラムなのかなと思ったのですが、文章は全く違う内容ものとなっていきました。

「・・むっとする。」の文章に続いたのは↓でした。

>「すみません。自動じゃなくて…」

 年配の運転手が(運転席から)降りてきて(ドアを)開けてくれた。

その年配のタクシー運転手の話しによると、後部ドアが運転席から開けられないようになっている理由はこうだったそうです。

  • 自分は長く‘福祉タクシー’の運転を専門にしてきた
  • 得意客は今も高齢者が多い。呼ばれれば、玄関先まで出迎える。手を取り、車に案内する。
  • 周囲の安全を確認してドアを静かに開け、ゆっくり座席に座ってもらう。
  • お年寄りは急に開く自動ドアが苦手。「手動が一番」

運転手は、笑いながら話してくれたそうです。

確かに、私もガソリンはセルフスタンド利用ですが、スーパーではセルフレジより店員さんが居るほうが気楽に思え、どうしてもセルフは敬遠してしまいます。

しかし、タクシーにおいて「お年寄りは急に開く自動ドアが苦手。」ということ、まったく考えたことが無かったので、「そうなのか?」とあらためて年老いた母や叔父や叔母、義母たちの思いを考えてしまいました。

わからないものですねえ。

福祉の充実と言うのを政治家や行政はかならず強調しますが、どれだけ利用者の声を謙虚に聞いているのでしょうか?健常者の考えを押し付けていることって、少なくない気がしますね。

コラムは、次のように結ばれていました。

 >自動化が進んで世の中は便利になった。でも、心遣いの優しさは失いたくない。

「お疲れさまでした」。自宅に着くと、運転手は降りてきて後部座席のドアをさっと開けた。 

年式は古い。シートも上等とは言えない。けれど、高級なハイヤーで送迎されたような、いい気分になった

進行形の己自身の老いの道、それでも世の流れとして自動化に慣れることが命題だと思ってきた私には、このタクシー運転手の様な考え方持つ人が居ることなど、印象深い文章になりました。

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コメント

ポケモンなんとか――、これもなくなれば世の中明るくなります。

投稿: ましま | 2016年7月23日 20:31

ましまさんへpencil

無くならないでしょうね

投稿: 玉井人ひろた | 2016年7月23日 21:00

こんばんわ。
こんなタクシー話、初めて聞きましたね。

投稿: H.K | 2016年7月23日 22:08

H.Kさんへpencil

そうですよね

投稿: 玉井人ひろた | 2016年7月24日 08:01

(o^-^o)ハイヤーの運ちゃんの弟に
是非聞かせたい話だわね!
でも、あたしが北海道にいる分
せっせと老父の面倒をみてくれてるから
その辺の気配りはできてるかなぁ~(*^m^)フフフ

投稿: Pee | 2016年7月24日 18:37

なるほど、共感出来ます。
しかし世の中、多くのタクシーが自動ドアになっているので、
開け方さえ注意すれば、便利だと思いますけど。

投稿: もうぞう | 2016年7月24日 19:10

Peeさんへpencil

出来ていると思いますよ


もうぞうさんへpencil

この場合、ドアのところにドライバーが来てくれることが安心なんだと思いますね

投稿: 玉井人ひろた | 2016年7月24日 22:44

何が「親切」なのか、考えさせられますよね。

投稿: 吉田かっちゃん | 2016年7月25日 17:38

吉田かっちゃんへpencil

ほんと、そうですよね

投稿: 玉井人ひろた | 2016年7月25日 17:43

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