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2017年3月28日

百名山の春の顔と不運

3月27日の月曜の午前、栃木県那須町湯本に在る茶臼岳(=那須岳)山麓の「那須温泉ファミリースキー場(最上部:1,350m、最下部:1,240m)」で、登山の講習会に参加していた高校生らが雪崩に巻き込まれ8名が亡くなった痛ましい事故はきょうの全国ニュースで何度も詳しく報道されていましたので、皆が知ることになりました。

それと同じ日、福島県の中央に在る安達太良山(1700m)でも雪崩が発生し、60代の男性二人がその雪崩に巻き込まれる事故が発生しました。
その内の69歳の男性は意識不明の重体と言うことが、もう一人の64歳男性の男性が携帯によって救助要請とともに情報が寄せられました。

27日、猪苗代署や二本松署が33人態勢で遭難した2人を捜索したのですが、悪天候で二人を発見することができないまま救助は日没のため午後5時でいったん打ち切られました。

救助隊は、通報した男性に安全な場所でビバークするよう伝えるしかなかったのです。

打ち切られた27日午後6時現在の山頂の天候は雪、気温は氷点下4度、積雪は3メートルだったということですが山頂の夜中や朝方の冷え込みはそんなものじゃなく、那須の雪崩事故どころじゃなかったのが正直な気持ちです。

きょう、28日はあさ6:00から3000人体制で救助開始、陸路の救助隊は困難を極め45℃近い雪の山頂付近に辿り着いたのは昼ごろになり、同じころ救助のヘリが遭難者二人を確認しました。

二人は昼ごろに救助されたのですが・・・通報してきた県内男性は無事でしたが、もう一人の埼玉県の69歳の男性は心肺停止状態で発見され、お亡くなりになってしまいました。

2人は26日(日)に磐梯山経由で猪苗代の側から入山し、翌27日午前8時ごろ安達太良連峰の鉄山の避難小屋を出発、安達太良山頂を目指していたのですが途中で吹雪に遭って道に迷っているうちに、猪苗代町の沼ノ平火口付近で雪崩に巻き込まれたと思われていましたが、雪崩は二本松市側の「くろがね小屋」(温泉付き山小屋。くろがね温泉)付近だったようです。

ですから、食料や夜を越す装備はしっかり準備していたらしく、悪天候や雪崩が無ければ27日には二本松市側に下山していた計画だったようですが、もう少し早く「くろがね小屋」に辿りついていれば・・・残念なことです。

二つの山ともに「日本百名山」であり、どちらも日本最長の山脈である「奥羽山脈」でもあります。
二つの場所は直線距離にして、約65Kmくらいでほぼ同時に雪崩事故、なんとも不思議な偶然です。

ちなみに、この距離は私の村と福島第一原発との距離とほぼ同じで、遠いような近いような、です。

Img_3014

↑は、わが家から見た28日朝の安達太良山ですが、まだガスがかかった状況のこの時に救助隊は1000m以上の付近には居たことになり、そう思うと何とも言えない思いに駆られました。

救助のヘリは安達太良山の麓の村に住むわが家の上空を昼ごろに何度か往復し、爆音を響かせていました。

このとき救助ヘリはギリギリ、間に合いましたが、アクシデントが重なっていたようです。

福島県のヘリが整備中で直ぐに動かせないため山形にヘリ要請したのですが「悪天候の他県飛行は危険で出動できない」となり、次に栃木にヘリ要請したら同日に雪崩事故発生で飛べない、だったそうです。

不運は重なるんですね

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コメント

この時期の山(高山・雪山)は、完全なる冬山です。
春山ではありません。

投稿: もうぞう | 2017年3月29日 19:29

もうぞうさんへpencil

氷点下の春は無いですよね

投稿: 玉井人ひろた | 2017年3月29日 21:06

救助隊の活躍をいろんなところで拝見しますが大変ですよね。自分の命を二の次にして頭が下がります。

投稿: 吉田かっちゃん | 2017年3月31日 12:27

吉田かっちゃんへpencil

下がりますよね

投稿: 玉井人ひろた | 2017年3月31日 12:40

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