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2017年4月10日

理解するが、承認とは言えない

安倍晋三総理は7日午後、トランプ米大統領のシリア攻撃に対し↓

  • 「米国政府の・・・の決意を‘支持する’
  • 「米国の行動は、・・・と‘理解している’

と言うコメントを発表しましたが、日本は特になのかもしれませんが政治の世界ではこのように「理解」とか「支持」という言葉をうまく利用すると思います。

  • 支持 → 賛成しかねるが反対もしない場合
  • 理解 → 認めないが否定もしない場合

日本政府は昭47年(1972)9月25日田中角栄内閣総理大臣が現職の総理大臣として「中華人民共和国」の首都である北京市を初めて訪問し、中華人民共和国政府との国交を正常化したときの「日中共同声明」にもその手法が使われました。

現在もそうですが、中華人三共和国は「台湾は中国の「不可分の領土」であり、「一つの中国」の原則を主張しています。

この中国の主張に対し、当時の調印した当時の‘大平正芳外務大臣’は帰国直後に日本政府は次のような解答をしてきたと説明しています

  • 「一つの中国」という中国の立場を理解し、尊重するとし、承認する立場はとらなかった。
    (台湾については)両国が永久に一致できない立場を表明したものである。」

つまり、共同声明において、日本は台湾は中国の一部であるという「中国の主張に同調はしないが一々文句も言わない」としたのです。

後に中国の周恩来首相は「承認」ではなかったことに失望、憤慨したと伝えられています。

韓国も日本と同じく「中国の立場は承認しないが、理解する」しています。(アメリカは承認している)

これが外交と言うものなんでしょうが、凡人には複雑怪奇です。

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コメント

(○゚ε゚○)ホントにさぁ~!
何だか 怖いアジア情勢punch
いつか来た道へ戻ろうとしてるような
世界は国家主義 排他主義に。。。。!
そして 国内法も国民監視に向かいそうな!
何とも 背中がザワザワする世の中なりましたね。

投稿: Pee | 2017年4月11日 06:57

Peeさんへpencil

どこかで利権が関与しているのかもしれません

投稿: 玉井人ひろた | 2017年4月11日 08:03

日本としても気になる所ですよね。外交の言葉って難しいですよね。

投稿: 吉田かっちゃん | 2017年4月11日 10:25

吉田かっちゃんへpencil

非常にうまく考えるものだと思います

投稿: 玉井人ひろた | 2017年4月11日 11:11

「ことば」で通用できなければ戦争です。
その「ことば」さえ使わずに戦争する国があるから困ったものです。許せません。

投稿: ましま | 2017年4月11日 15:26

ましまさんへpencil

そして「‘防衛’のための先制攻撃」と、説明するんですよね。

投稿: 玉井人ひろた | 2017年4月11日 16:23

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