ミョウガ
ミョウガは中国から伝わったものですが、食材として育てているのは日本だけのようで、世界で唯一のようです。
ただ、好き嫌いは有りますね。だから子供のころは‘妙な味’だからミョウガと言うのかなと思っていたくらいです。
名前の由来には諸説あるようですが↓の説が私は好きです。
釈迦の弟子に物忘れがひどく自分の名前すらも忘れてしまう者がいた。
そこで釈迦は彼の名前を書いてそれを身につけるように与えたところ、弟子は常にそれを背負って歩いていた。
彼の死後、墓のまわりから見も知らぬ草が生えてきたので、名を背負って歩いたことからミョウガ(名荷)と名づけた。
「ミョウガを食べると物忘れをする」といわれるのはこの故事から生まれた言葉である。
奈良朝時代の文献にはその名は「売我」または「女我」という記載になって「メガ」と言っていたらしく、その「メガ」が「ミョウガ」になったということのようです。
「ミョウガ」には「茗荷」の字があてられることが殆どですが、漢字本来の意味からすれば「茗=お茶、荷=蓮」であり当てはまるものが無い‘当て字’のようです。
子どものころから旬の野菜で育ったわたしなので、今ごろだとミョウガというのが食べたくなるころなのですが、今年は昔なら日照り災害となる雨不足でミョウガの芽も出てきていません。
少し遅れそうです。それも小さいかもしれないので、今年も「秋ミョウガ」に期待です。
但し、春ごろに「葉ミョウガ」は食べました。うまかったです。
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