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2019年10月19日

伝わらなかった先人の経験

私が浸水被害の片づけを手伝いに行っている本宮市の旧本宮町地区は、遠い昔から阿武隈川の氾濫に悩まされ格闘し現在に至った“水害の町”の異名もある県内でも有数のところです。

それは↓の本宮市のホームページを見ると一目瞭然です。

https://www.city.motomiya.lg.jp/soshiki/1/330.html
旧本宮町のあゆみ - 本宮市公式ホームページ↑)

この町の老舗で約10年ほど働いていたことがある私ですが、そこの高齢の会長が洪水が懸念されるような大雨が降ると決まって次のようなことを言っていました。

「本宮の水は、雨が止んでから出始める(増水が始まる)」

これは、自然災害の専門家に言わせれば「時間差洪水」という専門用語になり、今回の水害でも多くの人がこれを知らずに恐ろし目に遭ったり命を失くされた現象です。

つまり、テレビではさも新しい専門用語のように報道されていますが、洪水の多い地域では昔から知られたことだったことがよく判ります。

都市部や田舎の別無く、核家族の世帯が多くなってしまった現代はそういった先人の貴重な経験の伝承が行われなくなってしまったこと、その弊害も今回の災害には加味されていた気がします。

そういえば、東日本大震災の巨大津波も、先人の言い伝えが伝承されなかったことによって多くの犠牲が出たことが後に確認されています。

こういう先人の経験からできた言い伝えを伝承する方法、本気で考えるべき時が来ている気がします

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コメント

ひろたさん!
お疲れ様です(* u.u)) ペコリッ
上町に住む父ですが、昔の職場は下町で、何度も何度も水害に遭い!
94歳になって今回は初めて
「早く避難すっぺ!!水が来る!!」と弟を急かして、怖がっていたそうです。
あんなに高い堤防が裏には築き上がっていたのに…!!
近所の人がいうことには、堤防の際まで15cmの水だったそうです!
年寄りの感が働いたのでしょう?!
それほど雨は酷くなかったのになぁ…!と弟…!
ひろたさんの村に避難していなかったら、恐ろしい夜を経験し心臓の悪い父はどうなっていたか!

投稿: Pee | 2019年10月20日 08:01

Peeさんへ

私の職場も下町だったので何度も洪水をけいけんしています。今回は上町のほうが泥は多かったですね。

わが村の避難所に来られたんですか?上町なら、まゆみ小学校のほうが近い気がしますが・・

わが村は本宮市とは行政が違うのですが受け入れていたんですね。知らなかったです。

投稿: 玉井人ひろた | 2019年10月20日 08:41

なるほど、時間差洪水ですか。
今回の被害のなかでも、福島県がダントツに
多い。メディアで見る限り、当初は
長野県だと思っていたけど。
つなみてんでんこ、水は雨が止んでから出始める。
本宮に限らず、云いえて妙 こんな防災・減災意識は教育機関もその履修のなかにいれてしかるべきですね。

これだけの災害列島なのに防災予算が防衛予算の半額!!

投稿: へこきあねさ | 2019年10月20日 22:02

へこきあねささんへ

防災予算を独自に得られる省が無いことも、問題だと思います

投稿: 玉井人ひろた | 2019年10月21日 18:01

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