カテゴリー「グルメ・クッキング」の134件の記事

2018年8月15日

8月15日・・・「刺身の日」

室町時代後期の書記官・「中原康冨」の文安5年(1448)の8月15日の日記↓

鯛なら鯛とわかるやうにその魚のひれを刺しておくので刺し身、つまり『さしみなます』の名の起り

↑と言う記載が有り、それが文書に登場する「刺身」という言葉の最初だとされ、それを記念して8月15日は「刺身の日」となったそうです。

魚の‘切り身’をなぜ刺身と言うのか?という疑問はこの由来を見ると直ぐに判ります。目印に‘ひれを刺した切り身’ということだったんですね。

ところで「鰻の刺身は無い」と言うことを知っているでしょうか?これは、鰻の血には毒があるからだそうです。

ただ、この毒は加熱すると無毒になるので蒲焼にすれば大丈夫のようですし、所によっては鰻の刺身を食べるところもあるようです。

ならば、同じく毒があるフグの刺身は一般的になったのでしょうか?という疑問が出てしまいます。

やはりフグの方が死を引き替えにしても食べたくなるおいしさがあったということでしょうね。

8月15日は終戦記念日(記念日にしているのは日本とイギリスだけ)だけじゃなく、こういう記念日であることも、世界の人々の舌をうならせている刺身の本家として知っておきたいです。

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2018年7月 5日

箸休め・・・和の言葉

現代では、ほとんど耳することが無くなった言葉、使われていても本来の意味とは違ってしまった和の言葉は沢山あります。

「箸休め」というのもその一つでしょう。

料理としては、ほんのちょっとだけ盛られた「おひたし、漬物、酢の物」をさすこととは思っていますが、その意味が正しいのかを詳しく聞かれたらわたしも正確に説明することができない言葉です。

由来は

>昔は料理の途中で箸先を清める習慣があり、汁仕立ての料理で一旦箸を清めることを「箸休め」とは言うようになった。

つまり、箸休めに使われていたのは「茶碗蒸し、お吸い物」などの汁仕立てのものを指すのが常識だったようです。

ちなみに「茶わん蒸し」とは汁物の料理になるんだそうです。

それがいつの間にか次の料理にそなえていったん箸を休め、口の中をさっぱりさせるという役割が中心の意味となり現代に至ったようです。

「清め」の意味があったとは・・・、意味は変っていくものであることをまた知ることになりました。

暑い季節の今、「夕涼み」ということばもだんだん聞かなくなるのでしょうね。

そのかわりに「コンビニ涼み」などという言葉になるのかも?

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2018年6月30日

ミョウガ

ミョウガは中国から伝わったものですが、食材として育てているのは日本だけのようで、世界で唯一のようです。

ただ、好き嫌いは有りますね。だから子供のころは‘妙な味’だからミョウガと言うのかなと思っていたくらいです。

名前の由来には諸説あるようですが↓の説が私は好きです。

釈迦の弟子に物忘れがひどく自分の名前すらも忘れてしまう者がいた。

そこで釈迦は彼の名前を書いてそれを身につけるように与えたところ、弟子は常にそれを背負って歩いていた。

彼の死後、墓のまわりから見も知らぬ草が生えてきたので、名を背負って歩いたことからミョウガ(名荷)と名づけた。

「ミョウガを食べると物忘れをする」といわれるのはこの故事から生まれた言葉である。

奈良朝時代の文献にはその名は「売我」または「女我」という記載になって「メガ」と言っていたらしく、その「メガ」が「ミョウガ」になったということのようです。

「ミョウガ」には「茗荷」の字があてられることが殆どですが、漢字本来の意味からすれば「茗=お茶、荷=蓮」であり当てはまるものが無い‘当て字’のようです。

子どものころから旬の野菜で育ったわたしなので、今ごろだとミョウガというのが食べたくなるころなのですが、今年は昔なら日照り災害となる雨不足でミョウガの芽も出てきていません。

少し遅れそうです。それも小さいかもしれないので、今年も「秋ミョウガ」に期待です。

但し、春ごろに「葉ミョウガ」は食べました。うまかったです。

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2018年6月16日

16日は『和菓子の日』

きょう、6月16日は『和菓子の日』なんだそうです。

制定されたのは、昭和53年(1978)11月なんですがその起源は今から千年以上も昔、「承和15年」(848)にさかのぼります。

この年の‘6月16日(旧暦)’に当時の任明天皇(にんみょうてんのう)が「16個」の菓子を供え、病気が無くなり健康で幸せに暮らせるように神様に祈ったのが由来なのだそうです。

その際に神から「元号を‘嘉祥(かしょう・かじょう)’に改めよ」というお告げをいただき、、「承和15年」を「嘉祥元年」にしてしまったという伝説があるそうです。

任明天皇が崩御したのちも元号に使われた「嘉祥」という文字が縁起が良く、祝い事やお菓子にまつわる行事や風習は継承されたそうです。

そこから出たの「和菓子の日=6月16日」と言うわけです。

福島県にも沢山の名物和菓子がありますが、なんといっても「日本三大饅頭」の一つで全国の温泉饅頭の元にもなった柏屋の「薄皮饅頭」が知名度も味も筆頭でしょう。

そうか、きょうは和菓子の日か・・・昨日、手土産にいただいた温泉饅頭もおいしかった

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2018年5月 6日

ちまき

五月と言って思いつく食べ物は「柏餅」と「ちまき(粽)」です。

「粽」という漢字を「漢字源」で調べると↓のような説明があります。

  • {名}ちまき。もち米をあしの葉や、竹の皮などの葉で三角形に包んで蒸した食物。
    五月五日の端午の節句に作る。
    もと、水神や、屈原をまつった楚(ソ)の習慣によるといわれる。

この説明の通り、我が地域でも‘三角ちまき’が一般的で、それがちまきだと思っていました。
↓は、私が所属する「JAふくしま未来」でサイトにアップしている、ちまきのレシピです
http://www.ja-zenjyokyo.jp/tradition/detail.php?id=1313

ところが、ちまきって三角形だけじゃないんですね

  • 「三角ちまき」 ⇒ 主に東日本と北日本
  • 「菓子系ちまき」⇒ 主に西日本
  • 「あくまき」   ⇒ 鹿児島
  • ちまきは食べない⇒沖縄

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2018年4月26日

“めんたい いわし”

「辛子明太子」については以前のブログでやったことが有りました↓
http://iwasironokuni.cocolog-nifty.com/komiti/2009/04/post-1a8f.html

それを踏まえて、スーパーで見つけ購入した商品の‘名称’についての考察です。

Img_3309↑がそれですが、意味も味も想像がつくものです。

ですが、以前のブログでやりました通り「明太=タラ」です。

ですから、この名称だと「たら・いわし」で、中身が鱈(たら)なのか?鰯(いわし)なのか?よく解らないような不思議な名称だと、一人で首をかしげてしまいました。

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2018年4月19日

そんな・・ばナな!

おもしろいニュースがありました。なんと‘皮をむかずにそのまま食べられる’という国産バナナが出来たというのです。

開発した人もまた驚きの職業の人で、海運・造船業を営む田中節三氏(69)さんという人です。
その情熱の凄さは、開発研究になんと約40年もかかったことに現れます。

「ともいきバナナ」と名付けられたそのバナナは現在鹿児島県南九州市のベンチャー農場が無農薬で手掛けているそうです。

製品は通販サイトで「5本入り」が4385円(送料別)で販売されている、高級果物になりますが、糖度が高く、パナマ病などの病原体にも強い、栄養を丸ごと取れるバナナとして田中氏の鼻息は荒いようです。

40年もかかったんですから、そう思うのは当然でしょう。

ただ、開発者には申し訳ないですが、私は買わないです。

昔、私が子供のころのバナナは‘高価で贅沢なくだも’のでした。それがやっと庶民的な価格になったのに、わざわざ高いバナナは買う必要はないでしょう。

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2018年4月11日

20度 or 25度 or 35度

私の幼いころの「焼酎」のイメージは飲む物というより「漬物用」というイメージが強かったです。
我が村での父親や祖父たちの宴会ではほぼ100%清酒(日本酒)でした。そしてその後はビールが主流になって現在に至っています。

ですから、焼酎の度数といったら「35度」だと思っていました。

それが、テレビや沖縄返還などで焼酎ブームが起き、九州だけじゃなく焼酎もビールや日本酒と並び飲まれるようになりました。その焼酎の度数は「25度」でした。

そのころ、わたしは知らなかったのですが、九州の宮崎県で飲まれていた焼酎は‘20度’(アルコール20%)が主だったんだそうです。

平成19年(2007)、本格焼酎(乙類焼酎)の値上げが断行されると、この宮崎県で飲まれていた20度の焼酎が「少し安くできる」ということで全国販売が始まったらしいのです。

今では徳用の甲類焼酎はどのメーカーに限らず、25度と20度が一緒に並べられ販売されるのが常識となりました。

いわれてみればそう言う変化があった気がして、うまく販促に乗っけられていた思いがしますね。

ちなみに最近の私の常飲はお手頃値段でデカいペットボトルの「20度焼酎(甲類)」をストレートで飲んでいます(coldsweats01

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2018年2月 4日

恵方巻きのルーツ

恵方巻きのルーツは関西、ということまでは知っていますが本当のころは分らないのが普通でしょう。

その由来についてはあちこちで記載が視られましたので、私なりにまとめてみました。

  • 最も古い文献としては戦国時代(1467-1576)に記述がある
  • 江戸時代~明治時代にかけての大阪の花街で商人や、芸子・遊女たちが節分に芸遊びをしながら商売繁盛を祈り、食べていたもので、一般には無かった習慣。
  • 大正時代初期からこの花街の習慣が一般化し始める
  • 昭和7年(1932)に現在のような形で大阪の町で一般化する。

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2018年1月 9日

トラベラーリッド

タイトルの「トラベラーリッド」というのを聞き直ぐに何だかわかった人は凄いです。わたしは知りませんでした。

Photo実物はこれです。

「ドリンキングリッド」とも言うそうですが、簡単に言えばコンビニなどでテイクアウト用に販売されているカップコーヒーの「キャップ」です。

これの目的は、持ち歩くときにこぼさないようにとか、保温の役目になるものです。

さて、これには各店ごとに形状は違えども穴が開いています。

わたしや妻はストローを入れる物かと思っていましたので、特にホットコーヒーを飲むときはキャップを外して飲んでいました。

そしたらこの穴は、キャップをしたままでも飲めるようにした便利な穴だったんですね(coldsweats01)。
ですから、飲み方はキャップを外しても、付けたままでも、その人の好みの飲み方で飲んでいいようです。

ただ、ネット上では「キャップを付けたまま飲む派」の人々が“キャップをしたまま飲むのが正しい”と思い込んでいる方々が居るらしく、キャップを取って飲む人に対し中傷することが少なくないというのです。

本当のことを知らないと、店側の親切心が仇になってしまう一例でしょう。

知ったかぶりの蔑視や中傷発言で恥をかかないようにしたいと、自分に言い聞かせました。

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