真っ赤なワンピースの大臣
安倍政権の改造内閣発表の際の記念写真、ひときわ目立った服装が新閣僚の松島みどり法務大臣の真っ赤なワンピース姿でした。
このかた、オフィシャルサイトでも赤いジャケットを着ていますので、元来赤が好きだということでしょう。
しかし、「いくら好きでも、閣僚発表の席では派手すぎではないか?」という意見も少なくなっかたことも事実でしょう。
さて、話は少し変わりますが、今のオバマ大統領、そして歴代アメリカ大統領のブッシュ大統領、ケネディー大統領、レーガン大統領などが、大統領就任式の演説の時に‘赤いネクタイ’をしめていたというのですが、記憶にあるでしょうか?
日本ではほとんど知られていませんが、欧米では非常に重要な場面で力を与えてくれる「パワータイ」というものをしめる慣習があるんだそうです。
- 赤ネクタイ⇒ 『決意』を示すもので、物事の強い覚悟のあらわれを示している
- 黄ネクタイ⇒『誠実さ』をアピールするもので、真摯な思いの表れとなる
このことを知っていたかどうかは不明ですが、もと朝日新聞記者だった松島大臣ですからそのくらいは知っていたのでしょう。
「死刑執行に毅然と認可を与える」と就任演説で語った松島みどり法務大臣、それらの覚悟の表れが「赤い服」になったのではないか(?)と思われます。
ちなみに、前の森まさ子特命大臣はよく白のジャケットに赤いシャツを着ていましたが、これは日の丸をイメージしていたとのことです。
政治家たる者、服装でも何かをアピールすることが好きな人々のようです。
余談ですが、以前にもちょっと書きましたが中国では「赤⇒不浄の色で忌み嫌う」、「朱⇒祝いの色で好まれる」という考えがありますので、あの真っ赤なワンピースは嫌われる色なのかもしれません。
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