カテゴリー「雑学・考察」の365件の記事

2019年2月 3日

「消しゴム」にも日本技術

消しゴムと言っても、私が小学生だったころに主流だった『生ゴム』を原料とする『ラバー消しゴム』に取って代わり、現在は『ポリ塩化ビニル』を原料とした『プラスチック消しゴム』が当たり前になりました。

最初に出たときに買って使った時、あまりにもきれいに消えるので感動した覚えがあります。

Img_3478←そのなかでも、文具メーカーの「株式会社トンボ鉛筆」が販売する「MONO」は、市場のほとんどを占めているそうで、実際にどこの売り場でもこれしかない気がします。

この消しゴムの紙カバーの正式名称は「スリーブ」といいますが、本来は衣服の袖(そで)などを意味する言葉 (sleeve)だそうです。

スリーブには、消しゴムの“たわみ”を補強(ほきょう)して消す時に力が入り使いやすくする役割を持たしているので、ただのパッケージではありません。

Uimg_3479このMONOのスリーブには、日本人ならではの細かいこだわりの技術が入っています。

角隅に「Uカット」という加工がほどこされていて、ゴシゴシと消しゴムを動かしたときに、消しゴムがスリーブに食い込み切れやすくなるのを和らげているんだそうです。

こんな見えないところに、一見無駄とも思えるような心憎い工夫をする、これは世界中で日本人だけでしょうね。

続きを読む "「消しゴム」にも日本技術"

| | コメント (7) | トラックバック (0)

2019年1月 6日

銭の穴 と 表裏

お正月と言えば、普段は宗教な無関心な人でも神社仏閣にお参りに行くのが日本人の慣習でしょう。
そしてその際の必需品と言ったら‘お賽銭’です。その際になるべく「‘ご縁’がありますように」の願いを込め「五円(ごえん)玉」を準備するのが、わが家の通例です。

たぶん、本来は意味は無いのでしょうが、縁起担ぎです。

ちなみに、賽銭箱を社の前に置く習慣は日本神道と古代ユダヤ教だけのようです。

さてここで五円玉を見てフッと思ったのです

  • なぜ、五円玉には○穴が有るのだろう?
  • ○穴が有る理由は何だろうか?
  • 外国のコインに穴開きが有っただろうか?

穴開きコインを発行している国は日本以外ではノルウェー、デンマーク、スペイン、フィリピンなど数か国しか無く、非常に稀であることは判りましたが、穴を開けた理由です。

日本には穴が有る貨幣は「5円玉」と「50円玉」の2種類ですが、その主たる理由には違いあがありました。

Photo_2 ←「五円玉」は、発行された当時が戦後の物資不足だったことから材料節約の為に穴が有るデザインになったようです。

Photo_3それに対し「50円玉」は当初(昭和33年まで)のデザインと大きさが100円硬貨と似ていたため、それと区別するために穴が設けられたそうです。

結果として、穴を開けたことでどちらも偽造防止効果にもなったようですから、穴は一石二鳥だったようです。

続きを読む "銭の穴 と 表裏"

| | コメント (7) | トラックバック (0)

2019年1月 4日

お役所の年末年始休日

3日の「元始祭」の記事に、もうぞうさんから頂いたコメント↓

>ところで役所などで恒例の年末年始のお休みは、
御用納めと御用始めの間のお休みですが・・・
祝日でもないのに、お休みが続いているところが不思議です。

言われてみて、そう言えばどうしてなのだろうと興味が出てリサーチしてみてたら、私としては意外な理由であることが判りました。

休日が12月29日~1月3日になっている理由は、簡単に言えば‘法律で定められているから’になるようです。

行政機関の休日に関する法律
裁判所の休日に関する法律
国会に置かれる機関の休日に関する法律

↑の3つの法律は、いずれも昭和63年(1988)に施行された休日に関する法律ですが、その全ての第一条は同じ文面↓

(・・・・・の休日)
第1条 次の各号に掲げる日は、・・・・・・の休日とし、・・・・・・の執務は、原則として行わないものとする。

  1. 日曜日及び土曜日
  2. 国民の祝日に関する法律(昭和23年法律第178号)に規定する休日
  3. 1229日から翌年の日までの日(前号に掲げる日を除く。)

‘・・・・’の所にはそれぞれ、行政機関、裁判所、国会に置かれる機関、という名称が入るだけで後は‘コピペしたかのように同じです。

つまり、現在の役所の年末年始休日は、この法律を順守しているだけと言うことになります。

さてそうなるともう一つの疑問は「いつ頃から定着したのでしょうか?」です。

続きを読む "お役所の年末年始休日"

| | コメント (2) | トラックバック (0)

2018年12月30日

LED電球のワット数

平成30年も終わる今頃になって気が付いたことがありました。それは、LED電球についてです。

蛍光灯もそうですが、LED電球の明かりの色には種類があります。白色系の「昼光色」または「昼白色」、そして赤系統の「電球色」の二つになりますね。

この2種類を比較するとある違いがあったのです。たとえば、明るさ同じものでの比較

  • 60型昼光色・810lm=7.3w
  • 60型電球色・810lm=7.8w

    (※パナソニック製品参照)

0.5wの差が在るのがわかりますが、この差はメーカーが違っても同じでした。

つまり、光の色でワット数に差が在るのです。私は今まで「明るさが同じならワット数も同じ」ととばかり思っていたので驚きました。

その理由は解りませんでしたが、電球色というのは少し明るさが落ちるので、同じ明るさにするためワット数が高くなるんだと考えました。

僅かな差ですが、少しでも節電したい人には気になる数値ではないでしょうか(?)

続きを読む "LED電球のワット数"

| | コメント (4) | トラックバック (0)

2018年12月 7日

「有田みかん」を買って知った‘誤り’

冬と言えばミカンですよね。正確に言うと「温州みかん」のことですが、ミカンは柑橘系のくだものでは唯一「血圧」や「コレステロール・中性脂肪」の治療薬を飲んでいても悪影響を及ぼす成分が入っていないありがたい日本製の果物です。

猛暑の夏だった今年はミカンの甘味が強い、とくに和歌山のブランドとなっている「有田みかん」がうまいと言う話をテレビでやっていた気がしたので、近くの店でそれを選んで買いました。

そこで、「有田みかん」の箱にプリントされたアルファベットに気が付いたのです。箱には大きく「ARIDA」と言う記載、農協名には「JAあり」となっていました。

わたしは今まで「有田みかん」の「ありた=ARITA」だと思っていたので「なんだこれ?」と思って、妻に聞いたのですがやはり「TA」だと思っていたらしく「え!・・」と返答に困っていました。

帰宅してすぐに調べたところ、和歌山県の有田の読みは「ARIDA」が正しく、「ARITA」は間違った読みかただったことを知りました。

「有田」という地名は全国にあるようですが、「田=DA」と読むのは「広島県」、「福井県」、和歌山県」の3県、それに対し「有田焼(ARITAYAKI)」で有名な佐賀県を始め九州では全て「田=TA」になるようです。

和歌山県有田市と有田郡の方々がもし見ていたら「ごめんなさい」です。

ちなみに買ってきた「有田みかん」、甘くておいしかったです。

| | コメント (5) | トラックバック (0)

2018年11月26日

「たこ焼き」の味は会津の郷土料理?!

きょうの朝刊の記事にはびっくりさせられました。

大阪の家庭には必ずたこ焼き器が有るとまで言われる、あの大阪名物の「たこ焼き」の元祖は、福島県会津坂下町出身の故遠藤留吉さん(平成9年(1997)91歳で他界)と言う人が発案販売した物だったんだのです。

財団法人大阪都市協会が平成4年(1992)に発行した「暮らしと物価 大阪百話」には、大阪名物のたこ焼きは昭和10年(1935)に誕生し、遠藤留吉さんが「会津屋」という屋台で販売していた「ラヂオ焼き」にタコを入れたのが始まりだと記載されているそうです。

<福島民報新聞より引用> 

『ラヂオ焼き』は昭和初期、流行の最先端だったラジオ放送を屋台で流しながら販売していたため、その名が付いた。お好み焼きに似たもので、牛すじ肉やネギなどを入れていた。

ただ、牛肉は冷めると脂が固まり風味が落ちる。冷めてもおいしい具材を求めた結果、行き着いたのがタコだった。弾力のある食感が人気を呼び、「たこ焼き」として戦後、あっという間に広まったという。

続きを読む "「たこ焼き」の味は会津の郷土料理?!"

| | コメント (4) | トラックバック (0)

2018年11月 6日

フグにあたった八兵衛さん、砂浜で・・・

水戸黄門の時代劇で一行が下関を訪れた場合、よく使われるストーリーが八兵衛さんが名物のフグを食べ、毒にあたって苦しむというシーンです。

一行は医者を呼ぼうとしますが、地元の女性のいいつけで八兵衛さんは浜辺に連れていかれ砂に首まで埋められ一晩おかれます。
すると、毒が抜けて治ってしまい、八兵衛さんは命拾いするというストーリーです。

この方法は昔からある民間療法を紹介するものだと思っていましたが、フグ毒に対するこのやり方は医学的にも理にかなった治療法らしいのです。

難しいことは説明できないですが、なんでも フグ毒で麻痺すると肋間筋が肋骨を引き上げ「シーソー呼吸」と呼ばれる状態になり呼吸が出来なくなって死に至るらしいのですが、それを砂に埋めることによって胸膈が動かないようにすると、横隔膜だけの動きで細々と膨らみ、なんとか呼吸出来てくるらしいのです。

つまり、通常の呼吸を強制的に腹式呼吸にすることで息ができることになり‘運が良ければ’治るらしいのです。

最後に「運」が付きますが、昔の人は凄いです。

ちなみにフグを食べられるのは日本だけ、世界では「フグ=食禁止」が常識です。

そしてもう一つのお決まり台詞が↓

「下関ではフグと言わず、“福”にかけて“ふく”と呼びます」

という講釈がでるところです。

続きを読む "フグにあたった八兵衛さん、砂浜で・・・"

| | コメント (2) | トラックバック (0)

2018年10月26日

2位・3位の表彰台での左右の意味・・

涼しくなると国内では駅伝とマラソンがあちこちで開催されます。国際大会ではフィギアスケートが始まりました。

さて、表彰の様子を視ていて思ったのです。

「表彰台で、金メダルを挟んで、向かって左が銀メダル、右に銅メダルと並ぶ位置には何か意味があるのだろうかdespair

答えは簡単でしたね。欧米では自分を中心にして右側が上位で左が下位に位置するという慣習があるからです。

元々、右を表す英語「right」には「正義」というような意味があり、左を表す「left」には「劣る」という意味があるようです。

ということで、金メダリストの右側が銀、左側が銅になるわけですね。

ちなみに、日本は中国の考えを見習っていますので、逆で左が上位になります。ひな壇の左大臣、右大臣はそれを表しています。
ですから、日本の舞台や落語の講座では向かって右を「上手」という言い方ができました。

もしこちらが基になれば、表彰台の銀と銅の位置は左右逆になっていたことになりますね。

| | コメント (2) | トラックバック (0)

2018年10月17日

身寄りのない人の最後・・・政府通達

今年になって厚労省から各自治体に「葬儀」についてある通知が出ているのですが、その記事と問題点を取り上げた新聞社はA社くらいではないでしょうか(?)

それは、生活保護で生活し、一人暮らし、身寄りも無ない人が亡くなって残された現金でも葬儀が出せない場合の葬儀とその費用についての自治体のやり方についてです。

そう言う人の場合の葬儀は公的な費用で賄うことが定められているのですが、その葬儀の出し方によって公費の出るところが違ってきます。

Img_3442
↑の図がその概要です。

続きを読む "身寄りのない人の最後・・・政府通達"

| | コメント (2) | トラックバック (0)

2018年10月16日

‘外来種’の正体見たり枯れ尾花

日本における特定有害外来種の代表と言ったら「セイダカアワダチソウ(背高泡立草)」でしょう。
ただ、今は「アレチウリ」方が猛威と扱いの難しさで遥かにそれを上回ります。

さて、以前に外国で特定有害外来種に日本の「錦鯉」が指定されていることを記事にしましたが、現在北米では日本でおなじみの「ススキ」の異常繁殖が自然体型を破壊して特定有害外来種になっているというのです。

先述の「錦鯉」もそうですが、「ススキ」も秋の七草のひとつで馴染みの植物です。我が地域では昔から「茅、萱(かや)」と言って、昔は屋根(茅葺屋根)の高級材料としていました。

国が変れば、植物も害になるんですね。

最近、セイダカアワダチソウが育たなくなった土地にはススキが生えだすことが確認され、その因果関係が注目されているようですが、植物の世界では在来種の逆襲が始まっているのでしょうか?

ところで、ススキの別名には「カヤ」のほかに「尾花」という名前もあるんです。

有名なことわざ「幽霊見たり枯尾花」の枯れ尾花とは「枯れススキ」のことだったのです。そういえば、穂は手を前に下げた幽霊絵図に似たような気もします。

| | コメント (8) | トラックバック (0)

より以前の記事一覧