先人が残したことわざにはいつも感心させられるものばかりですが、時代とともに言葉遣いの変化などから意味が誤解されてしまっていることが一夫おっく見られます。
「情けは人の為ならず」は、私たちが良く知ることわざの一つでその意味は「他人への親切は、その相手への為だけじゃなく、廻りまわって最後には自分の為になる良い行為になる」というように私は覚えました。
ところが、現代人の約半数近く(45.7%)が
「人に情けを掛けて助けてやることは、結局はその人のためにならない」
という間違った意味で認識し使われているというのを知り驚きました。
誤用が広まった原因は、「ならず」という古い日本語の解釈の間違いと、
『思いやり・情愛・風情・風流心』の意味を持つ「情け」ということばを、現代人は「同情」と考えることが多くなったことからではないかとの分析があります。
その誤用が、当たり前になっていくのでしょうか?恐ろしい気がします。
先日、猛吹雪の取材をしていたテレビ局の若いリポーターが、
「前を見ることができない激しい吹雪のため、通りの皆さんは“目を細めています”」
と言っているのを聞き、言いたいことは判りましたが、笑ってしまいました。
「目を細める」とは「笑う表情」を表す言葉であり、「吹雪で目を細めている」では悪天候を喜んで笑っている意味になっていることを知らなかったのでしょうね。
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