方 言 |
意 味 |
語源、由来 |
さぁる |
さわる(触る、障る) |
「さわる」が訛ったもの |
ざい |
山里、在郷、在所 |
「ざい(在)」は標準語だがあまり使われなくなった |
さいなら |
さようなら |
「それでは・・」の意の「さいでしたなら」が語源 |
さかさごと |
我が子の死、年下の死 |
仏教の「逆縁」が転じた言葉、「逆さ事」 |
さがり |
体力旺盛な時期、発情期 |
「盛り」が訛った |
さぎおどどい、 さぎおどで |
一昨昨日。一昨日の前日 |
「さきおとつい」の言い方が訛った |
さぐい |
気軽。気やすい |
古語、気さくである、の意「さくい」が訛った |
ササギ |
サヤインゲン(鞘隠元豆) |
大角豆(ササギ、ササゲ)のことではなく、わが地域の独自語である |
ササグマ |
ニホンアナグマのこと |
雑食の狸とハクビシンの中間、狢(むじな)のこと |
さざほざ |
無茶苦茶なこと、散々な様子、大変なことの様子 |
古い標準語の「ささほうさ・ささほさ」が訛った。「簓先穂(ささらさっぽう)」や「茶茶ほうちゃ(ちゃちゃほうちゃ)」という言葉も同じ意味の古い標準語 |
ざざんぼ |
葬式 |
昔の葬式の際の野辺送りには、シンバルのような楽器を鳴らして行列が墓地に向かった。その時のなりものの音が「ザザンボン」聞こえたことが呼び名になった。 |
さすけね |
大丈夫、なんでもない |
「差し支えない」が訛った |
さだめのめし、さだめ |
結納、仮祝言、 |
婚儀定めの召し会(めしかい=招待会)」が転じたか? |
さっかさんねが |
接触寸前の様子 |
「触(さわ)るか触(さわ)らないか」が転訛した |
さっきな |
先ほど。今しがた。ついさっき |
「さっきなる」が転じた東北独自語 |
さっきなっから |
先程から。今さっきから。 |
上記の「から」がついた言い回し方。 |
ザック |
お手玉のこと。 |
お手玉には小豆などが入るためザックザックと音がすることから出た呼称。 |
ざっこすぐい |
小川などで枠付き網を使う漁法、またはその時に使う枠付きの網 |
枠の付いた網に、魚などを足でザッコザッコと追い込みすくいあげる様子から、または「雑魚すくい」が訛った。または「沢っこすくい」が訛ったか? |
さっちゃ |
・・・された |
「・・・された」が転じ訛った |
さっつら |
顔つき、顔色 |
顔の古語の面(つら)に「さ」つけた独特の言い回し |
さってばさ |
素早く、即決実行、てきぱき |
「さっと言えばササとやる」の言い方から転じた擬態語 |
さぶ |
寒い |
「寒い」の古い言い方「さぶい」が訛った |
さぶし |
寂しい、淋しい |
「さびしい」の古い言葉遣いの「さぶし(寂し、淋し)」が今でも使用されている |
さみー |
寒いなぁ~ |
「さむい」が訛った |
さむいぼ |
鳥肌が立った様子、鳥肌 |
「寒さでなる肌の小さなイボ」から転じた。関西でも言う |
さむざむし |
寒そうな様子や状態 |
「寒々しい」が訛った |
さもね |
大した事でないこと、粗末 |
「然も無し」が転じたこと |
されおぢる |
滑り落ちる |
「落ちる」を「され」を付けてひどい様子を強めた |
されがまね |
一切構わない。気にも留めないこと。 |
「更々構わない」と「然(さ)り構わない」が転じた |
さわっち |
触れたい |
江戸弁「さわりてぇ」が訛った |
さわっちゃぐね |
さわりたくない |
江戸弁「さわっちくね」が訛った |
さんくるげ |
真逆さま、上下逆になる様 |
畑の土を耕し返すの古意「さくる」が転じた |
さんしょ |
・・なさいな、・・らっしゃい |
古い敬愛表現の助動詞「しゃんせ」が訛った |
ざんぞ |
陰口、悪口 |
陰口を意味する古語の「ざんそ(讒訴)」、または告げ口や中傷を意味する古語「ざんそう(讒奏)」の混用が訛った |
さんたろう |
おおバカ、 |
江戸言葉の「大馬鹿三太郎」の略語 |
ざんぶくぐり |
頭からもぐること、頭から全身に何かを被り潜り込んだ様子 |
水などに飛び込む様子の擬音「ざんぶ」と「潜る(くぐる)」が合わさった言葉 |
じぇ |
良い、OK、いい、結構(断) |
「いい」が訛った。「とっても良い」の場合は「じぇー」、または「じぇーじぇ」となる |
じぇ |
家 |
「いえ」が訛ったもの。言い方は「良い」の「じぇ」と同じ |
じぇあんべ、 じぇやんべ |
適量、好い加減、適当、程々 |
良い按配/塩梅(よいあんばい)が訛ったもの |
じぇぐね |
良くない |
「いいくない(良くない)」が訛ったもの |
しかだなし |
しょうがなく。しかたなく。 |
「仕方なしに・・」が転訛した |
しかにも |
なお更に、断然に |
「しかも(然も)」の意味が転じ訛った |
しかねね |
するかもしれない。ありえる。 |
「・・・しかねない」が転訛した |
しがみつら ※「が」=鼻濁音 |
しかめた顔、渋面 |
「しかめ(顰め)」が転じ訛った「しがみ」に、「顔」の古い標準語「つら(面)」が付いた言葉 |
しがみっつら ※「が」=鼻濁音 |
しかめっ面 |
「っ」を足した同上の強調形 |
じぎ、ぢき |
すぐ、もうすぐ、 |
あまり使わなくなった標準語の「じき(直)」が訛った |
・・しぎんにぇ |
しきれない。やりきれない |
「仕切れない」な訛ったもの。 |
しぐ ※「ぐ」=鼻濁音 |
死ぬ |
一見すると「しぬ(死ぬ)」が訛ったようにも感じるが、万葉の頃死ぬことを「すぐ(過ぐ)」と言っていたらしく、この「すぐ」が訛った言葉の様である。 |
じぐす |
熟れる、熟す |
「じゅくす(熟す)」が訛ったもの |
じぐたぐ ※「ぐ」=鼻濁音 |
代わる代わる、入れ替わり立ち代り |
「値遇反遇(ちぐうたんぐう)」に由来か? |
しけっぽい |
湿気っぽい。しめっぽい |
「湿っぽい(しめっぽい)」のほうが多用されてる |
しける |
湿気る(しける)。湿る(しめる)。 |
「湿る(しめる)」のほうが多用されている |
しこ |
曾孫、ひいまご、そうそん |
「曾孫」の読み方と言い方には「ひこ。ひまご。そうそん」とある。そ中であまり使われなくなった「ひこ」が訛ったもの |
じごだま |
太く短くて醜い様。ずんぐりむっくり。 |
短く太いさまの擬態語「ジコッ」に、奴の意の「玉」が付き転じた |
しごど |
仕事。作業。職業 |
「仕事(しごと)」が訛った |
しごっと |
仕事。作業。職業 |
「仕事(しごと)」が訛った |
しさんな |
・・・しないで。・・・やらないで |
古い言葉「しさる(退る)」の打消し「しさるな」が転訛した |
じしびぎ |
地響き |
「じひびき(地響き)」が訛った |
しじゃかぶ ひざかぶ |
脚の膝(ひざ) |
古い言い方「ひざかぶ(膝頭)」が訛った |
しずがに |
①静かに、うるさくなく ②落ち着いて、慎重に、穏やかに |
①「しずかに」が濁音化したもの ②同上で、「静か」のもう一つの意味 |
しずが |
おとなしい様、引っ込み思案、おだやかな性格や様 |
「静か」の言い方が訛ったもの |
しずがなひと |
おとなしい人、穏やかかな人 あまり口出しをしない人 |
「静かな人」が訛ったもの |
した・・ |
でもなあ、だけどなあ、・・だよね、・・でしょう、だけど何だなあ、 |
これに続く、言葉を打ち消す意味を含むように使用される独特語。「・・・で‘した’けれど」や「・・をやりま‘した’が」の意味が「した」の部分に凝縮し転訛された言葉で、接尾語でも単独語でも使用 |
・・・した |
・・じゃない。・・だよね。・・じゃないかしらね |
接尾語になった場合は、前の内容を肯定する言葉になる。「・・だべした。」「・・ぺした」 |
したぎ |
つば、唾液 |
`噛みしだき'をすると唾液がたまることから転じたか? |
したぢ、しったぢ |
人たち、人々、彼・彼女ら |
「ひとたち(人達)」が訛ったもの |
したっけ |
そうしたなら・、そうした結果 |
古語の「・・・したるける」が転訛したもの |
したっけが ※「が」=鼻濁音 |
そうしたならば、・・・したなら |
同上の「したっけ」に、「けれども」の意の助詞「が」が付いたもの |
したら |
そうしたら、 |
「そしたら」が転じた言葉 |
しっか |
・・・をやるか? |
関西の言い方「・・・しまっか?」が転訛した |
しっかい |
・・・をしますか? |
「・・しまっか?」が転訛したものの丁寧語・敬語 |
しっかぐ、しっかいで |
(手を)引く、(〃)引いて |
「引き抱える」が転じ訛った |
しっかじ、しっかぢ |
斜視、より目 |
「視近(しちか)」が訛ったものか? |
しっからびる |
カラッカラに乾涸びる。 |
「乾涸びる」が訛ったものだが、それをもっと強調した場合に使う。 |
しっからまる |
まとわりつく様子 |
「引っ掛かる」と「絡まる」が合わさって、転訛した言い回し |
しっきらんにぇ |
鋸で切ることができない |
「鋸で挽切る(ひききる)」が転訛した |
しった |
(今まで)・・をやっていた |
「・・していた」が転訛した |
しったぐる |
めくりあげる、たぐり上げる |
「引き手繰る(ひきたぐる)」が訛った |
しったづ |
立つ |
「引き立つ」と「出立(しゅったつ)」が混同し転じた |
しったった |
(以前に)・・をやってた |
「・・していた」に「だった」が合わさった過去形 |
じっち |
老人、年とった男、祖父 |
古標準語「じじ(爺)」が訛った |
しっちがいる しっちげる |
筋を違える。捻挫。 関節をねじる、痛める |
「遣(や)り違える」転じ訛った |
しっちめる |
締めること、 |
「ひきしめる(引き締める)」が転訛した |
しっちゃもん、しっちゃ |
それほどでないこと、たかが知れた事 |
「(たかが)知れたもの」が転じ訛った。 |
しっちらがす |
酷く散らかす |
「散らかす」に「し」を付けて強めた |
しっつばる |
引きつられ縮んでる |
「引き攣り張る(ひきつりはる)」が転訛した |
しっぱね |
歩くと後ろに付く泥はね |
泥の「しりはね(尻跳ね)」が転じた |
・・しづれ |
○○がし辛い。 |
「しづらい」の江戸弁「しづれぇ」と同じく訛った |
して |
・・・で、 |
今ではあまり使わない格助詞「して」で、数を表す言葉に付属して使用。「3人して」、「みんなして」など |
してくんちぇ |
してください |
江戸弁「してくんねぇ」が訛った |
してくんにぇがい |
してくれませんか |
江戸弁「してくんねぇかい」が訛った |
しど |
腐葉土 |
堆肥土(たいひ・ど)が転じ訛った |
しな(に) |
・・の折に、・・がけに |
古語の接尾語「しだ(時)」が転じた |
しなこい |
柔らかいのに筋張って噛み切れない様子。よくしなること。 |
「撓う(しなう)」の転じと思われる |
じに |
金銭、お金 |
「ぜに(銭)」が訛った |
じになる |
慣れっこになること。麻痺してしまうこと。 |
独自の方言。「持(じ)する」の変化か? |
しのなが |
日中(にっちゅう)昼間 |
少し古い言い方、日中(ひなか・ひのなか)が訛った |
しびたれ |
けちくさい奴、意地汚い奴 |
「しみったれ」の基の語「しみたれ」が訛った中傷言葉 |
しびたれめろ |
意地汚い女 |
同上に「めろ=女」が合わさった中傷語 |
しびたれやろ |
意地汚い男。意地汚いやつ |
同上に「やろ=男」が合わさった中傷語で女にも使う |
しびつ |
蚕のサナギ(蛾のサナギ) |
形が似てる古器、飯櫃(いひびつ)の名から転じた |
しびらこい |
しつこいようす、諦めない |
切れ難く干せた植物の「萎(しな)びる」から転じた |
しぼ、しぼっこ |
紐(ひも) |
江戸弁「しも(紐)」がさらに訛った |
しまーなし |
いつでもいつでも、引っ切り無 |
「しまなし」の強調形 |
しまくぅ |
時間がかかること、手間取ること、モタモタと遅いこと |
「暇食う」が訛った。この場合、暇が無くなることが転じ「余裕がなくなる」=「時間がかかった」と転じたようだ |
しまだれ(ひまだれ) |
大切な時間を割く、時間浪費 |
時間潰し’の古語「ひまたり(暇足り)」が転じた |
しまづわり(わりぃ) |
扱いにくい。たちの悪い。 |
「始末が悪い(しまつがわるい)」が転訛した |
しまづんなんね |
手におえない。持て余す |
「始末にならない」が転訛した |
しまなし(ひまなし) |
いつでも、何度も、しょっちゅう |
「暇無し(ひまなし)」が転じたもの |
しまに、(ひまに) |
~の隙(すき)に |
古語の「隙(ひま)に)」が転じた言葉 |
しみる |
凍る |
古語の「しみる(凍みる)」を使用 |
しみあがる |
凍結してしっまたこと。凍ってしまった様子。 |
古語の「しみる(凍みる)」と「仕上がる。できあがる」が合わさって転訛した。または「凍上(とうじょう)」の訓読みが転訛したか? |
じぇっこや |
大きくない建物、小屋、粗末な家 |
「いえ(家)」が訛った「じぇ」、それに「小屋」の言葉が合わさった言葉 |
しゃ |
・・・へ、・・・に |
方言「・・さ」の変形語 |
じゃがたらいも |
ジャガイモの古称 |
「ジャガタラ(現ジャカルタ)伝来の芋」と言う意味 |
しゃごむ |
腰を下ろす、座る、しゃがむ、かがむ |
「しゃがむ」が訛った |
しゃぁせ、しやっせ |
しあわせ。幸福 |
「しあわせ」が訛ったことば |
しゃっけ、ひゃっけ |
冷たい、 |
江戸弁「ひゃっけぇ」をそのまま使用 |
しゃっちょごばる |
緊張して固くなった様子 遠慮がちな様子 |
「しゃちほこばる(鯱張る)」が転じ訛った |
しゃってろ |
どいていろ、離れていろ、控えていろ |
「去っていろ」が転じ訛った |
しゃっぽ |
シャッポ。帽子 |
フランス語のラシャ生地帽子を指す「シャポー」から転じた古語 |
しゃで |
弟 |
古語の弟「しゃてい(舎弟)」が転じた |
しゃね |
しょうがない、仕方ない |
江戸弁「しょうがねぇ(仕様が無い)」が転訛した |
しゃべぐる |
話しまくる、まくしたてる |
「しゃべる」と「まくる」が合わさって転訛したもの |
しゃべちょ |
おしゃべりでうるさい奴、 |
「おしゃべり」にちょっと見下す者に使う接尾語の「ちょ」が付いた言い方 |
しゃら(ひゃら) |
・・くらい、・・程度、・・など、 ・・・なんか、 |
名詞の後に付け軽視した意を表すときの言い方。しゃらくさいことを意味する「しゃら(洒落)」が転じたものか?または「さら(更)」が転じ訛ったものかもしれない? |
しゃれ |
どけ、離れろ、去れ、行け |
古語の「立ち去(さ)れ」とが転じ訛った |
しゃれこ |
オシャレな人。派手好き。 |
「お洒落」に「公」が付いて転訛したもので、揶揄する意味合いが強い。 |
じゅんぐり |
順番に、交互に |
標準語の「順繰り」だが、少し意味合いが広い |
しょ |
塩 |
「しお(塩)」の言葉が訛った |
しょあっか |
①しょうが無いだろう。仕方ないだろう。 ②塩、有るか? |
①「(他に)仕様があるか」が転訛した ②「塩」の訛り「しょ」に「有るか」の訛り「あっか」が合わさった |
しょあんめ |
致し方ないな。しょうがない |
江戸言葉の「しょうがあるめえ」が転訛した |
しょうがっつぁま |
お正月様 |
歳徳神や大国主命などが書かれた三枚の半紙を言う |
しょうちんあげ しょうじんあげ |
精進落とし。精進明け。 精進上げ。葬儀終了の宴席 |
葬儀の最後の宴席を指す「精進上げ」の言い方が訛ったものと思われる。昔は、ここで料理に魚や肉を入れた。 |
しょ・う |
担う。請け負う。背負う |
背負うを意味する「しょ・う」が転じた |
しょってる |
担っている。引き受けている |
「背負ってい居る」が転訛した |
しょうね、 |
性格、性分 |
江戸言葉「しょうね(性根)」をそのまま仕様 |
じょうり |
草履 |
古語の言い方「じゃうり(草履)」が転じた |
じょご、じょっこ |
背が低くて太い不格好な様子の人 |
潰れた様子の擬音「じょご」から発生したか? |
じょった |
上手だ |
「じょうずだ」が訛った |
しょっぺ |
塩っ辛い、しょっぱい |
「しほはゆい」または「しおばゆい」が転じた「しょっぱい」、それがさらに転訛した。江戸弁の「しょっぺぇ」ともで同じ。 |
しょね |
しょうがない |
江戸弁「しょうがねぇ(仕様が無い)」が転訛した |
しょね、しゃね |
しょうがない、仕方ない |
江戸弁「しょうがねぇ(仕様が無い)」が訛った |
しょねくて、しゃぁねくて |
致し方なくて、しょうがなくて |
「しょうがなくて」が訛った |
しらっちゃ |
①知られた。 ②・・・された |
①「知る」に「された」が訛った「らっちゃ」がついた ②「する」に「された」が訛った「らっちゃ」がついた |
しりっぱだぎ |
荒い激励、追い立て、催促 |
「尻叩き」が転じ訛った |
しろ |
キノコや山菜が採れる特定の場所 |
本来はキノコが繁殖する特定の場所「キノコの代(しろ)」のことだが、山菜も含めて使われるようになった。 |
じんぎ |
遠慮、辞退 |
「遠慮・辞退」の古い言葉の「じぎ(辞宜・辞儀)」の言葉が訛った。 |
じんぎする |
遠慮する。へりくだって断る |
同上「辞宜(じぎ)」の活用形 |
じんぎしさんな |
遠慮しないでください |
同上「じぎ(辞宜)」に、打消しの丁寧語方言「しさるな」が付いて転訛したもの。 |
しんぎる |
一線を引く、警戒考慮する |
現在はほとんど使わない古い言葉 |
じんぐたんぐ |
代わる代わる、交互に |
「順繰り互いに」が訛った |
しんけ |
気違い、狂人、・・狂い |
不思議な精神の意「神気」が転じ訛った |
しんけたがり |
神経質な奴、狂人的な奴 |
「しんけ(神気)」に「たがり(者)」が付いたもの |
しんしょ |
財産、資産、家計、身代 |
少し古い標準語「身上(しんしょう)」が転じたもの |
しんしょもぢ |
金持ち、資産家、 |
「身上持ち(しんしょうもち)」が転じた |
しんしょゆずり |
家督を相続すること |
隠居して「身上(一家の家計)」を跡継ぎに「譲る」ことが転じた |
しんしょわだし |
同上 |
隠居して「身上(一家の家計)」を跡継ぎに「渡す」ことが転じた |
じんたもち |
仙台や東京の「ずんだ餅」 |
糂粏餅(じんだもち)」の「だ」が「た」に訛ったものか? 仙台の「ずんだもち」は、上記以外に甚太餅(じんたもち)、陣太刀餅(じんだちもち)の「じ」が「ず」に訛ったのか?それとも豆打餅(ずだもち)が訛ったのか? |
じんだら |
地団駄踏む様な無茶な事 |
ジダンダの古語「地踏鞴(じたたら)」が転じた |
しんちま、しんちまぁ |
死んでしまう、死んじまう。 |
「死んじまう」の「じまう」が、「ちまう」に変わる言い方 |
しんちまった |
死んでしまった、死んじまった |
「死んじまった」の「じまった」が、「ちまった」になった |
しんにぇ |
知らない |
江戸弁「しらねぇ」が訛った |
しんにぇくて |
知らなくて。知らずに |
「しらなくて」が訛った |
しんぬい |
親戚、親類、親族、縁者 |
「しんるい(親類)」が転訛した |
しんぬぐ |
引き抜く |
「ひきぬく」が単純に訛った |
しんのみ |
味噌汁の具 |
「しるのみ(汁の実)」が訛った |
しんのめ |
午前中、 |
江戸弁「しるのめぇ(昼の前)」が訛った |
しんびらこい |
柔らかいのになかなか噛み切れない様子。 しつこいこと。執念深いこと。 |
「撓う(しなう)」からの転じと思われる |
しんぺ |
心配 |
「心配」の江戸弁「しんぺぇ」が訛ったもの |
しんぺね |
心配ない、大丈夫だ |
江戸弁の「しんぺぇねぇ(心配無い)」が訛った |
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