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カテゴリー「ふくしま方言辞典(南達弁)」の11件の投稿

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 あ ~ お

方 言 意 味 語源、由来
あいのこ 混血児。ハーフ 蔑視の言葉の「合いの子」のこと
あいどご あぁいうところ、あんな場所 「あぁいうところ」が訛った言い方
あがい 明るい色だ、派手だ 「あかい(明かい)」が訛ったもので「赤色」ではない
あかんない。あがんね どうしても開かないこと 「開かない」が訛ったものだが、非常に開き難くどうしてもだめの場合に使う言い方。
あぐ(ぐ=濁音) 古い標準語の言い方「あく(灰汁)」が転じ訛った
あぐ(ぐ=鼻濁音) 顎(あご) 「あご」が訛ったもの
あぐで、あぐでぇ 悪態のこと 「あくたい(悪態)」の江戸弁「あくてえ」が訛ったもの
「悪態を吐く(つく)」などは「あぐでぃつぐ」となる
あぐど 足のかかと 古い東日本の言葉「あくと(あぐと)」が訛った
あげづ、あぎづ トンボ トンボの古代名「あきつ・あきづ(秋津・蜻蛉)」が転じた
あさざ 朝の仕事、朝食前の仕事 朝に行うお勤めを指す仏教用語の「朝座」が転じた
あしと 足跡 「あしあと」の略が訛った
あずぐ、
 あすく 、あすこ
あそこ 「あそこ」が地域独自の訛ったことば。
あずぐんどご あそこの所 「あそこのところ」が訛った言い方
あだ・・ あんな・・。あのような・・・。 「あんな」が転訛したことば
あだがな あんなもの、 「あんな もの」が転訛した
あだりめ 常識、普通のこと、当たり前 「当たり前」の江戸弁「あたりめぇ」が転訛した
あぢ、あぢぃ 熱い。暑い 「あつい」が訛った
あちゃら あちら、遠く離れたところ 「あちら」が転訛したことば
あちゃらことば 外国語、遠方のことば、別世界の言葉 遠方を指す「あちら」に「ことば」付いて転訛した
あっきゃ 空き家、納屋 「あきや」が訛った
あったげ 暖かい、温かい 江戸弁「あったけぇ」が訛った
あったもんでね (・・も)あったものじゃない 江戸弁「(・・も)あったもんじゃねぇ」が訛った
あっちが
 ※[が=濁音
あっちなの? あっちなのか 「が」が濁音の場合「あっちなのか?」が転じ訛ったもの
あっちが
 ※「が」=鼻濁音
迎え側、向こう側、あちら側 「あちらがわ(側)」が訛った江戸弁「あっちがわ」が転じた言い方
あっちゃ あっちへ、離れた遠くに 「あちら」の訛の江戸弁「あっち」浪花弁「あっちゃ」の転じ
あっつい 非常に熱い・暑い 「あつい」の強調形
あっと ・・・あるそうだ、・・あるって 「・・が有る」に助詞「と」がついた言い方が訛った
あっぱい あるじゃないですか。
ありますよね。
あるよの意の「あっぺ」の丁寧語
あっぱぐち
 ※「ぐ」は鼻濁音
ポカーンと開いた口 「アッパ」は開口した様子の擬音+口(くち)
あっぱとっぱ あわてる、あたふた 「あたふた」の地域による異言
あっぺなし でたらめ 「有る」の言葉を「無し」で打ち消し合った言葉使い
あっぽ 帽子 主に赤ちゃんや幼児に向かっての場合の言葉
あっぽ 大便、くそ野郎、汚い奴 大便と似た形状とみた「あん餅」の言葉の転訛か?または単に排便時の擬態語の転訛か?
あでこすり
 あでこっすり
当て付け、皮肉な態度 「当て擦り(あてこすり)」が訛った
あでずっぽ あて推量、根拠の無い推定 標準語の「あてずっぽう(当寸法)」が訛った
あどおっか 後添い、後妻 「あと(後)のおかか(御母、御嬶)」が転じた
あどしっちゃり 後ずさり 古語の「あとしざり」が転じ訛った
あねさま お嫁さん、気が強い女性を指すこともある 「姉様」が転じたもので、特にその家の若い嫁さんに使われる
あねちゃん 姉さん、娘、上の娘、 「あね(姉)」の言い方の独特の使い回し
あばげる 騒ぎ暴れる、ふざけ騒ぐ 古言の「あぶ(溢)れる、あだける」の言葉が転じた
あばちゃん おばさん 「おばちゃん」が訛った
あばっちぇる 暴れている。ふざけてる。 「暴れて」が転じ訛った。
あばちぇんでね 暴れているんじゃないよ。ふざけんじゃないよ。冗談じゃないよ。 上記の否定形だが、「冗談じゃない」という言い回しにも使う。
あぶぐ 泡(あわ) 古語の口から泡吹く様子「あぶく(口沫)」が転じた
あふらあふら 何もせずブラブラしている様子
仕事を怠けている様子、怠惰
「ブラブラ」や「フラフラ」と同じよな意味の擬態語
あぶらいり 油炒めのこと。油炒り。 「油炒り」は、現代では使われなくなった標準語。
あまさっちゃ 邪慳にされた、疎んじられた 使われなくなった古語「余された」が転じ訛った言葉
あまされる のけ者にされる この意味で使われなくなった古い標準語「余される」のこと
あます 邪けんにする、うとんじる 「余す」の古い意味が転じた言葉
あまちこい 甘ったるい、変に甘い 「甘い」、「濃い」、が合わさった言葉
あまちっこい くどく甘ったるい、嫌な甘み 上記「甘ちこい」の強調形
あまんぼ 氷柱(つらら) 雨水が凍ってできる雨棒(あまぼう)が転じた
あやまる、あやまった 閉口する、困る、困った 「謝(あやま)る」を古語の意味使いで使用
あららら、
 あららららら・・
あら~、あらま~、え~ 「あら!」という感嘆の言葉だが、「ら」伸ばすのではなく「ら」を多く言うことで感嘆の度合いを強める独特の言い方
あらかだ、あらがだ おおよそ、おおかた、大たい 粗方(あらかた)の濁音使い
あらっぱ 粗暴で雑な人、荒々しい人 荒い気質の者の意の「荒肌者(あらはだもの)」が転訛
あらほど あんなに、あのように 「あれ ほど」転訛
あらまし ひととおり、おおかた 標準語だが、ちょっと意味合いと言葉遣いが異なる。
あるぐ 移動する、動き回る(廻る) 「歩く」の別意「あちこち移動する(廻る)」で使用
あるってあるぐ あちこち廻る、訪ね廻る 同上の意味で地域独特の言い回し方
あるってぐ あるいていく。徒歩にする。 同上
あんちゃ ①兄、息子、長男
②男性、先輩や年上の男性
「兄(あん)ちゃん」が訛ったものだが、男性に対する丁寧語、謙譲語としてもよく使われる
あんにゃ 兄さん、長兄 「兄じゃ、兄や」が転じ訛った
あんね、あねぇ 年上女性やお嫁さんへの敬称 、姉 「あね(姉)」が転じたもので、「花子あね」などと使われる
あんべ 調子、具合、塩梅(あんばい) 加減を意味する「塩梅(あんばい)」の江戸弁「あんべぇ」の転訛を使用
あんべわり 具合が悪い、調子が悪い 江戸弁「あんべぇわりぃ」の言葉を使用
あんまし、あんま それほど・・、さほど・・ 「あんまり・・・(でない)」が訛った
あんめ、あんめー 無いだろう 江戸弁の「あるめぇ」が転じ訛った
あんめした、あんめま 有る訳が無いだろう 同上に「した、ま」が付き念を押しした言い方になった
いぃっぷり ものを言う様子。話す態度。
言い振り。
「言い振り(いいぶり)」が訛った。
いが ①良いか?。大丈夫か?
②イカ(魚)
①「いいか?」が訛った
②魚の「イカ」が訛った
いがる
 ※「が」=鼻濁音
怒(おこ)る、憤慨する 「いかる(怒る)」が訛った。
いぎなし いきなり、突然に 「いきなり」が転訛した
いぎばる 威張りくさる。威張る。
大きな態度の様子。
「威張る、気張る(いばるきばる)」が転じ訛った。
ただ、意味は異なるが標準語の「息張る」とは同じ言い方なので、これが転じたかもしれない。
いぐね、えぐね
 ※「ぐ」=鼻濁音
主に杉の巨木の住宅用防風等の目的で家の周りに植えられた「屋敷林」(やしきりん) 「久根(くね)」とは垣根のことで、古くは「垣根」という漢字も「くね」と読んでいることから、これらに「家」または「居」が付いて「家垣根(いぇくね)」「居垣根(いぐね)」などが「いぐね」になったとも考えらる。
宮城県の仙台弁や、岩手県にも同じものを指して「居久根林(いぐね・りん)」、「いぐね(居久根)」という言い方があるので、東日本に共通するものらしい。
いぐね
 ※「ぐ」=濁音
良くない、 「いい(良い)くねぇ」が転訛
いげる 土の中に埋めること。 「いける(埋ける)」が訛ったことば。
主に野菜などを保存の為、土に埋める時に使う。
いごがす
 ※「ご」=鼻濁音
動かす、移動させる 「うごかす」が転訛した
いごぐ
 ※「ご」=鼻濁音
動く、移す 「動く」の古い言い方「いごく(動く)」が転訛した
いだまし おしい、もったいない 「いたましい(痛ましい、傷ましい)」の意味が拡大使用されてさらに転じ訛った
いだよでね、
  いだよぉでね
いたたまれない、じっとしていられない、落ち着かない 「(落ち着いて)居られた様子ではない」の言い方が転じ訛った
いっかいぎり
 ※「ぎ」=鼻濁音
いちいち、一回ごとに、
そのつどそのつど、
「いっかいきり(一回切り・限」が転じ訛った
いっきゃう 逢う、遭う、見かける 「行き会う」が転じ訛った
いっしょくた 混ぜ合わせて一つにすること あまり使わなくなった標準語「一緒くた」、名古屋弁でも使う
いっしょけんめ 一所懸命、一生懸命 標準語の「いっしょけんめい」の転じ
いったきた 往復、行ったり来たり 「行った」と「来た」が合わさった
いづだがに いつ頃だったかに 「いつだかに」が訛った
いづだがの いつ頃だったかの 「いつだかの」が訛った
いづだがも いつ頃だったかも 「いつだかも」が訛った
いづだなし いつとはなしに、しょっちゅう、
絶えずに、四六時中
「何時とはなし(いつとはなし)」が転じ訛った
いっちこたっちこ 服などのボタンを掛け違えて変な合わせになった様子
互い違いに合さりあった様子
福井や沖縄県に「いっちくたっちく」という同じ言葉づかいの古い童歌がみられる。沖縄のは「南洋語から出た言葉で意味は無い」とあり、擬音語か?それとも沖縄はなど日本の南の諸島はもとはヨーロッパの人が住んでいたため英語などの地名や言葉が残っているので、その外国語の引用かもしれない
いっちま 行ってしまう。言ってしまう。
逝ってしまう
「いく」、「言う」に「しまう」の方言助詞「ちまう」が合わさった
いっちょぐ 入れておく、詰め込んでおく 「入れておく」が訛った言葉
いっちょげ 入れておけ 上記の命令形
いっちょいだ 入れておいた、 「入れておいた」が訛った言葉
いっちょめ 一人前、一丁前 一丁前の江戸弁「いっちょうめえ」が転訛した
いっつも いつも、 「いつも」ということはほとんどなく「っ」つかる
いってぇ、いっでぇ とても痛い 「いたい」の強調形
いづのこまに いつのまにか 江戸町言葉の「何時のか間に」が転訛した
いっぱし 一人前、人並み 「いっぱし(一端)」は標準語だが、最近は使用が減少
いっぷし 一角の信念、違う考え、 一筋(ひとすじ)の別読み「いっぷし」が転じた
いっぺんに 一回に、一度に、一気に 一回にの別言い「一遍に」のこと
いへもぢ 長男、跡継ぎ、 親の葬儀の際に跡継ぎが喪主=‘位牌持ち(いはいもち)’を務めることに由来し、その「いはいもち」の言葉が訛ったもの
いまっと もっともっと、もっと多く 「もっと」の古い標準語「まっと」に「い」が付いた言葉
いまぶんでは、
 いまのぶんでは
今のところ、現状では 「今時分(いまじぶん)」が転訛し、さらに意味が転じた
いや、いや~ えっえ~!、おっとっと!、
うわぁ!う~んと、え~と
地域独自の感嘆詞のことばで、話始まりやいろいろな場面で使われる
いやいやぁ いやはや、あらまぁ、うわ~、 古い感嘆詞の言葉で、話すときにほんとうによく使われる
いやし 意地汚い。さもしい。
特に食に対し品が無いこと。
「いやしい(卑しい)」の転訛だが、意味使いが標準語と違う
いやしこ つまみ食い、食に卑しい奴 食い意地が張った‘卑しい’食べ方が転じた
いらっちゃもんでね 居られたものじゃない、居られものではない 「いられたものじゃない」が訛った言い方
いる ①油などで炒めるこ。
②鍋であぶること。
①「炒る(いる)」のこと
②「煎る」または「熬る」こと。
いるり 囲炉裏のこと 標準語の「いろり(囲炉裏)」が訛ったもの
いんがみる
 ※「が」=鼻濁音
苦労する(因果見る) 仏教用語「因果応報」の意味の一つで、過去の悪い「因果」で苦労を「見る」が転じた
いんこ 「犬公、犬っころ」が転訛した
いんごぐ
 ※「ご」=鼻濁音
   「ぐ」=濁音
動く、体を動かす、ぐら付く 古い言い方「いご・く(動く)」という訛りがさらに訛った
いんごがね
 ※ご=鼻濁音
 ※が= 濁音
動かない 上記の否定形
いんね いらない、必要無い 「いらない」の江戸弁「いらねぇ」がさらに訛ったもの

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 か ~ こ

方 言 意 味 語源、由来
かぁ 川、河 「かわ(川)」が訛ったもの
かぁら 川原、河原 「かわら(河原)」が訛ったもの
かぁばだ 川べり、川沿い 「かわばた(川端)」が訛ったもの
かい、かいい かゆい、 「かゆい」が訛ったもの 
がおる 困る、病気になる 古語「閉口する」の意の「がおる(我折る)」が転じた
がおった 困った、病に伏せった 古語「閉口する」の意の「がおる(我折る)」の変形
かがらし うっとおしい、煩わしい たずさわる事の意「関(かか)わりし」が転じた
かがりご 世話を掛ける子供、跡取り
親が老後に頼りとする子供
古い日本語の「かかりこ(掛かり子)」が転訛したもの
がげ 崖(がけ) 「がけ(崖)」の「け」が濁音に訛ったもの
がげ
 ※ が=鼻濁音
・・・たて、
・・・(し)たところ
・・・し終えた直後
「掛け」が転じたものだが、「・・・し始め」ではなく「・・し終えた」の意味になる。「が」は鼻濁音になる。
例、「搗きたて餅」⇒「搗きがげ餅」となる
・・・かげ ・・・かけ、・・・途中 「かけ(掛け」が転じたもの。「け」だけ濁音になる
がさばる かさばる、かさむこと 「かさばる(嵩張る)」が訛ったもの
がさやぶ ひどく混み茂った藪 古語の荒れた藪の「こさやぶ(木障藪)」が転じた
がさもぐ ガサガサしたゴミ・物 ガサついたごもく(芥)が転じた言葉
かす 余計なこと。つまらないこと。
無駄なこと。
「滓(かす)」の別の意味
かすかだり 解ったようなことを言う奴
知ったかぶりをする奴
生意気なことを言う奴
江戸弁の「こごと」の意「かす」の言葉に、「かたり(語り)」が付いて転じ訛ったことば
かすかだんでね 生意気を言うな。知った風なことを言うな。余計なことを言うな。無駄口をたたくな。うるさいぞ 同上の「かす」に「語るんじゃない」の訛りことばが付いて転訛した言い方
かすげ 鎹(かすがい) 「鎹(かすがい)」の江戸弁が転訛
かずげる 嫌なことを押しつける。責任転嫁する 「被(かず)ける」という標準語が訛ったもの
かせぐ 働く、労働する 「稼ぐ」の意味が転訛
かせがさんしょ
 ※ が=鼻濁音
お仕事がんばってください 「お稼ぎください」の転訛
かせがせ
 ※ が=鼻濁音
仕事がんばって   同上
かせる (漆などに)かぶれること、 「かせる」はあまり使われなくなった古い標準語である
かだかだ 二つ揃いの物が片方しか無いこと、違うものが二つ並んだ様子 古い言い方「かたかた(片方)」が訛ったもの
かだくそ ケチくそやろう、どケチ 「かたい(堅い)」に感動詞の「くそ」がついた罵りの言い方
かだし 倹約主義。ケチ。無駄なことが嫌いで几帳面なこと。 「(生活や性格が)かた(硬、堅、固)しい」が転訛した。
かだちんば 左右が不揃い、片方が無い 片足が無いことの「片ちんば」が転訛
かだほ、かだっぽ 片方 「かたほう」が訛った
かだる 話す、お話しをする 「話す」=「かたる(語る)」が訛ったもの。高齢者ほど「話す」という言葉より多用される
かだれっ! 何とでも言ってろ、勝手なことを言うもんだ 話せ=「語れ」が訛ったものだが、言い方で意味が変化する
かだわ 心身障碍者またはそれに相当する半端者 「かたわもの(片端者)」が転訛した侮蔑言葉
かっくらすける 殴るなどしてこらしめること、鉄拳制裁を食らわすこと 「食(く)らわしつける」が転じ訛った言葉に強調接頭語「かっ」がついたもの
かっくりげ~す 荒っぽくひっくり返すこと 「ひっくり返す」に強調する語「かっ」が付いた言葉
かっける 書き換える 江戸弁の「書きけぇる」が訛った
かっけ ①書き換えのこと。
②脚気
③かっこいい
①江戸弁「書きけぇ」が訛った
②かっけ」そのもの
③「かっこいい」の「こいい」が訛った
かったい とても硬い、硬~い 「かたい(硬い)」の言い方に「っ」を入れた強調形
かっちゃ ①借りた
②枯れた
③刈れた
全て、訛って同じ発音になる
がっちら、がっちし がっちりと、抜け目無くしっかりと 「がっちり」が転訛したもの
かっちらがす ひどく散らかす 「散らかす」に「かっ」が付け様子の強調
かっつぁぐ 引っ掻く、爪を立てる 「掻き裂く」が訛った
かっつぇわし ひどく忙しい(忙しない状態)
なんとも落ち着がない様子
「忙(せわ)しい」の語頭に「かっ」を付け強調
かってこ ①買ってこいよ。
②刈ってこいよ。
どちらも同じ発音で「かってこい」の言い方が訛った。
「あだま(頭)かってこ」とは、「散髪してこい」となる。
かっぱぐ 堀り掻き払う動作 関東方言で「かきはらう」が転じた言葉
かっぺる(かっぺった) 河沼などに填る、落ちる 「川(かわ)に入(はい)る」が訛った
かっぽる 素早くちょっと掘ること 「ほる(掘る)」に接頭語の「かっ」が付いて転訛した
かっぽじる 指などで穿ること 「ほじる(穿る)」に接頭語の「かっ」が付いて転訛した
かなね かなわない 江戸弁「かなぁね」が訛った
かねじゅ 家族全員 「家内中(かない・ちゅう」が転じ訛ったもの
・・・かねね ・・・かねない。しかねない。 「・・かねない」が訛った
かばね 体、ずうたい、なり 姓(かばね)と「かばね(屍・尸)」が転じた言葉
かぶづぐ かぶりつく、かみつく 「かぶりつく」が訛った
かまな、かまーな 関わるな。世話するな 「かまうな」の転訛
かまね ①構わない。お構いしない
②噛まない。
江戸言葉「かまわねぇ」、「かまねぇ」が訛った
がもしんにぇ ・・かもしれない 「・・かもしれない」が訛った
かみっぱじ 紙切れ、紙片 「紙端(かみはし)」が転訛した
かみっぺら 紙片、紙切れ 紙幣や薄い紙を意味する「ぺら(片羅)」、または「半ぺら」の略語の「ぺら」の言葉の前に「紙」が付いて転訛した
(匂いを)かむ (匂いを)嗅ぐ 「かぐ(嗅ぐ)」の東関東独自の言い方の転訛
(匂いを)かむな (匂いを)嗅ぐんじゃない 「嗅ぐな」    同上
かむげ 川向の地域 江戸弁「かわむけぇ(川向)」が訛った
からがみ 襖(ふすま)、唐紙(からかみ) 唐紙(からかみ)を張った唐紙障子が転じた
からくぢ(で食う) おかず(副菜)にしないこと。お茶請けやおつまみ的に。 口に何も入っていない様子を意味する「空口」が転じ訛った独特の言い方
からっつね(からつね) 肌着も何も着けない脚 「空の脛」が転じ訛った
からて、からてっちり 手ぶら。てみやげ無し。 手に何も持たない「空手」のこと。
からびる 乾き涸れる(枯れる)こと。干からびる 「からびる(涸びる)」は今単独では使わなくなり、文頭に「乾・干」の言葉がつき「干乾びる・乾涸びる」が常となった。
・・・からまり ・・・頃、・・・あたり 「・・がらみ(絡み)」と「・・あたり」が混じって転訛
がらり ただちに、即座に、直ぐ様 戸を急に開ける古い擬音語「ぐゎらり」の転訛
ガラガラしてる 勝気で荒々しい性格の様子 地域独特の擬態語
かれっぱ 枯れ葉 「枯れ」に「葉」がついた言葉
かれっぽ 枯れ枝。枯れたもの 「枯れ」に物を意味する「ぽ」が付いた言葉
がわ 外側、周り、傍で暮らす人々 「かわ(側)」が転じたものだが「が」は濁音
かわおび ベルト 皮の帯=ベルト
・・がい、・・がん ・・・ですか、・・・でしょうか 「・・が」の丁寧語
かんげなし 思慮が無い、無鉄砲 「考え無し」が訛ったもの
(匂いを)かんだ (匂いを)嗅いだ 「嗅いだ」の東関東独自の言い方の転訛
(匂いを)かんでる (匂いを)嗅いでいる 「嗅いでいる」  同上
がんで 棺(ひつぎ)を運ぶ台 ご遺体を載せる台の古称「棺台(がんだい)」が訛った
かんでみ ①(物を)噛んでみなさい
②(臭いを)嗅いでみなさい
「噛んで」と「嗅いで」を同じく発音する。「み」は「みなさい」とか「みて」などの接尾語の転訛
がんばご 「ひつぎ(柩・棺)」のこと 「棺箱(がんはこ)」が訛った
かんばん 昔職人が着た名入れ半纏 職人の「看板入り半纏」が転じた
かんぷら、かんぽらいも ジャガイモ、馬鈴薯  オランダ語の「aardappel」(大地のりんご)の発音に由来する
かんぺ 疳の虫 「疳のむし」が訛った
かんます、かんまがす かきまわす、かき混ぜる、混乱させる、 「掻き回す(かきまわす)」が訛った
かんまぜる かき混ぜる 「掻き混ぜる」が訛った
きぃもむ、きーもむ 焦る、気を揉む 「気を揉む(きをもむ)」が転じ訛った
きかっと 直角になっている様や物 きちんと。はっきりと。きっかと。などを意味表す古い言葉の「きか と」が転じ訛った言葉
きかね、きかない 気が強い、強情 江戸弁、言うことを‘聞かねぇ’が転じた
きかんぼ 気が強い子、 「利かん坊」が訛った
きしゃみぢ 鉄道線路のこと 「汽車が通る道」→「汽車道」が訛ったもの
きしぇわり 気持ち悪い、何とも不快だ 「気色悪い」または「気障り」が転じたか? 
きたい 不思議 少し古い言葉「稀代(きたい)」のこと
きぢげ 狂人、・・狂い、マニア 「気違い」が訛った。昔は「幾知可比(きちがい)」と書いた。
きづまらし のびのびしない、窮屈だ 「気詰り」が転じた言葉
きったね 汚い。 「きたない」が転訛した
ぎっちょ(ひだりぎっちょ) 左利きの人 「左利(ひだりぎっちょ)」、「左器用(ひだり・ぎっちょ)」の「左」が省かれたもの。
ぎっちら、ぎっちし ぎっしり、たっぷり 同じ意の「ぎっちり」が転訛した
きっつぁし 挿し木、指し芽 枝などの「切り挿し(きりさし)」が訛った
きっつまらし 非常に狭くて窮屈だ 「きづまらし」の強調形
きっとしてる 動かない様子、じっとしている、おとなしくしている、 強く引き締まってゆるみや隙がなく落ち着いた様を表す「きりっと」または「きっと(屹度)」が、動ないことの意味に転じたと思われる
きっとしてらんにぇ じっとしていられない、 上記の否定形
きっぱ 小さな切り込み。小切傷。小さな切跡。 「はっぱ(葉っぱ)」や「こっぱ(木っ端・木片)」などのように、「切る」という言葉に些細・小さなを意味する「・・っぱ」が付いたことば。
または「切刃(きっぱ)の跡」が転訛したかもしれない。
きっぱつけ 刃物等で切って印にすること 同上に「付け」がついた動詞形
きど(きどみち) 家の玄関に通じる通路または敷地を指す、木戸道とも言う 「木戸」のことだが、本来の「木戸」のことだが、本来の門や通用口の意味が転じてそこに通じる「私道」や敷地に入る通路地そのものを指すようになったもの。
冠婚葬祭用の本木戸と、それとは別の場所を意味する裏木戸の言い方がある
きどごろね うたた寝、ごろ寝 古語「着所寝」着物のまま寝ることから転じた
きまま わがままなこと。 標準語「気まま」と同じだが使いどころと意味が少し違う。
きめっこ、きめこ いじけること、すねること 「気が滅る(きがめる)」が転訛した言葉で主に幼児語として使われるため接尾語に「こ」がついた
きもすけわり 薄気味悪い、気色悪い 腹底からの意味で「肝助(きもすけ)が悪い」が転じた
ギヤマン 蓋付きガラス大瓶 ガラスの古称「ギヤマン」が転じた
ぎゃぐす 食べたのを戻すこと。吐く。 「戻す」と同じ状態の「逆す(ぎゃくす)」を使った言葉
きゅうろ 黄色 「きいろ」が訛った
きりし 霧雨、小糠雨 「霧時雨(きりしぐれ)」が転じたと思われるが、「霧之雨(きりしあめ)」が転じたとも考えられる
きれ 嫌い 「嫌い」の江戸弁の「きれぇ」がさらに訛った
ぎんちょ、ぎんちょも けれど、けれども 「けれど」、「けれども」が訛ったもの。
ぎんながし 遊び人 江戸七夕の銀メッキかんざし「銀ながし」から転じた
きんにょ 昨日、きのう 古い大阪弁「きんにょう」と古い尾張弁(名古屋)の「きんのぅ」の言い方が混じって転訛した

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 さ ~ そ

方 言 意 味 語源、由来
さぁる さわる(触る、障る) 「さわる」が訛ったもの
ざい 山里、在郷、在所 「ざい(在)」は標準語だがあまり使われなくなった
さいなら さようなら 「それでは・・」の意の「さいでしたなら」が語源
さかさごと 我が子の死、年下の死 仏教の「逆縁」が転じた言葉、「逆さ事」
さがり 体力旺盛な時期、発情期 「盛り」が訛った
さぎおどどい、
 さぎおどで
一昨昨日。一昨日の前日 「さきおとつい」の言い方が訛った
さぐい 気軽。気やすい 古語、気さくである、の意「さくい」が訛った
ササギ サヤインゲン(鞘隠元豆) 大角豆(ササギ、ササゲ)のことではなく、わが地域の独自語である
ササグマ ニホンアナグマのこと 雑食の狸とハクビシンの中間、狢(むじな)のこと
さざほざ 無茶苦茶なこと、散々な様子、大変なことの様子 古い標準語の「ささほうさ・ささほさ」が訛った。「簓先穂(ささらさっぽう)」や「茶茶ほうちゃ(ちゃちゃほうちゃ)」という言葉も同じ意味の古い標準語
ざざんぼ 葬式 昔の葬式の際の野辺送りには、シンバルのような楽器を鳴らして行列が墓地に向かった。その時のなりものの音が「ザザンボン」聞こえたことが呼び名になった。
さすけね 大丈夫、なんでもない 「差し支えない」が訛った
さだめのめし、さだめ 結納、仮祝言、 婚儀定めの召し会(めしかい=招待会)」が転じたか?
さっかさんねが 接触寸前の様子 「触(さわ)るか触(さわ)らないか」が転訛した
さっきな 先ほど。今しがた。ついさっき 「さっきなる」が転じた東北独自語
さっきなっから 先程から。今さっきから。 上記の「から」がついた言い回し方。
ザック お手玉のこと。 お手玉には小豆などが入るためザックザックと音がすることから出た呼称。
ざっこすぐい 小川などで枠付き網を使う漁法、またはその時に使う枠付きの網 枠の付いた網に、魚などを足でザッコザッコと追い込みすくいあげる様子から、または「雑魚すくい」が訛った。または「沢っこすくい」が訛ったか?
さっちゃ ・・・された 「・・・された」が転じ訛った
さっつら 顔つき、顔色 顔の古語の面(つら)に「さ」つけた独特の言い回し
さってばさ 素早く、即決実行、てきぱき 「さっと言えばササとやる」の言い方から転じた擬態語
さぶ 寒い 「寒い」の古い言い方「さぶい」が訛った
さぶし 寂しい、淋しい 「さびしい」の古い言葉遣いの「さぶし(寂し、淋し)」が今でも使用されている
さみー 寒いなぁ~ 「さむい」が訛った
さむいぼ 鳥肌が立った様子、鳥肌 「寒さでなる肌の小さなイボ」から転じた。関西でも言う
さむざむし 寒そうな様子や状態 「寒々しい」が訛った
さもね 大した事でないこと、粗末 「然も無し」が転じたこと
されおぢる 滑り落ちる 「落ちる」を「され」を付けてひどい様子を強めた
されがまね 一切構わない。気にも留めないこと。 「更々構わない」と「然(さ)り構わない」が転じた
さわっち 触れたい 江戸弁「さわりてぇ」が訛った
さわっちゃぐね さわりたくない 江戸弁「さわっちくね」が訛った
さんくるげ 真逆さま、上下逆になる様 畑の土を耕し返すの古意「さくる」が転じた
さんしょ ・・なさいな、・・らっしゃい 古い敬愛表現の助動詞「しゃんせ」が訛った
ざんぞ 陰口、悪口 陰口を意味する古語の「ざんそ(讒訴)」、または告げ口や中傷を意味する古語「ざんそう(讒奏)」の混用が訛った
さんたろう おおバカ、 江戸言葉の「大馬鹿三太郎」の略語
ざんぶくぐり 頭からもぐること、頭から全身に何かを被り潜り込んだ様子 水などに飛び込む様子の擬音「ざんぶ」と「潜る(くぐる)」が合わさった言葉
じぇ 良い、OK、いい、結構(断) 「いい」が訛った。「とっても良い」の場合は「じぇー」、または「じぇーじぇ」となる
じぇ 「いえ」が訛ったもの。言い方は「良い」の「じぇ」と同じ
じぇあんべ、
 じぇやんべ
適量、好い加減、適当、程々 良い按配/塩梅(よいあんばい)が訛ったもの
じぇぐね 良くない 「いいくない(良くない)」が訛ったもの
しかだなし しょうがなく。しかたなく。 「仕方なしに・・」が転訛した
しかにも なお更に、断然に 「しかも(然も)」の意味が転じ訛った
しかねね するかもしれない。ありえる。 「・・・しかねない」が転訛した
しがみつら
 ※「が」=鼻濁音
しかめた顔、渋面 「しかめ(顰め)」が転じ訛った「しがみ」に、「顔」の古い標準語「つら(面)」が付いた言葉
しがみっつら
 ※「が」=鼻濁音
しかめっ面 「っ」を足した同上の強調形
じぎ、ぢき すぐ、もうすぐ、 あまり使わなくなった標準語の「じき(直)」が訛った
・・しぎんにぇ しきれない。やりきれない 「仕切れない」な訛ったもの。
しぐ
 ※「ぐ」=鼻濁音
死ぬ 一見すると「しぬ(死ぬ)」が訛ったようにも感じるが、万葉の頃死ぬことを「すぐ(過ぐ)」と言っていたらしく、この「すぐ」が訛った言葉の様である。
じぐす 熟れる、熟す 「じゅくす(熟す)」が訛ったもの
じぐたぐ
 ※「ぐ」=鼻濁音
代わる代わる、入れ替わり立ち代り 「値遇反遇(ちぐうたんぐう)」に由来か?
しけっぽい 湿気っぽい。しめっぽい 「湿っぽい(しめっぽい)」のほうが多用されてる
しける 湿気る(しける)。湿る(しめる)。 「湿る(しめる)」のほうが多用されている
しこ 曾孫、ひいまご、そうそん 「曾孫」の読み方と言い方には「ひこ。ひまご。そうそん」とある。そ中であまり使われなくなった「ひこ」が訛ったもの
じごだま 太く短くて醜い様。ずんぐりむっくり。 短く太いさまの擬態語「ジコッ」に、奴の意の「玉」が付き転じた
しごど 仕事。作業。職業 「仕事(しごと)」が訛った
しごっと 仕事。作業。職業 「仕事(しごと)」が訛った
しさんな ・・・しないで。・・・やらないで 古い言葉「しさる(退る)」の打消し「しさるな」が転訛した
じしびぎ 地響き 「じひびき(地響き)」が訛った
しじゃかぶ
 ひざかぶ
脚の膝(ひざ) 古い言い方「ひざかぶ(膝頭)」が訛った
しずがに ①静かに、うるさくなく
②落ち着いて、慎重に、穏やかに
①「しずかに」が濁音化したもの
②同上で、「静か」のもう一つの意味
しずが おとなしい様、引っ込み思案、おだやかな性格や様 「静か」の言い方が訛ったもの
しずがなひと おとなしい人、穏やかかな人
あまり口出しをしない人
「静かな人」が訛ったもの
した・・ でもなあ、だけどなあ、・・だよね、・・でしょう、だけど何だなあ、 これに続く、言葉を打ち消す意味を含むように使用される独特語。「・・・で‘した’けれど」や「・・をやりま‘した’が」の意味が「した」の部分に凝縮し転訛された言葉で、接尾語でも単独語でも使用
・・・した ・・じゃない。・・だよね。・・じゃないかしらね 接尾語になった場合は、前の内容を肯定する言葉になる。「・・だべした。」「・・ぺした」
したぎ つば、唾液 `噛みしだき'をすると唾液がたまることから転じたか?
したぢ、しったぢ 人たち、人々、彼・彼女ら 「ひとたち(人達)」が訛ったもの
したっけ そうしたなら・、そうした結果 古語の「・・・したるける」が転訛したもの
したっけが
 ※「が」=鼻濁音
そうしたならば、・・・したなら 同上の「したっけ」に、「けれども」の意の助詞「が」が付いたもの
したら そうしたら、 「そしたら」が転じた言葉
しっか ・・・をやるか? 関西の言い方「・・・しまっか?」が転訛した
しっかい ・・・をしますか? 「・・しまっか?」が転訛したものの丁寧語・敬語
しっかぐ、しっかいで (手を)引く、(〃)引いて 「引き抱える」が転じ訛った
しっかじ、しっかぢ 斜視、より目 「視近(しちか)」が訛ったものか?
しっからびる カラッカラに乾涸びる。 「乾涸びる」が訛ったものだが、それをもっと強調した場合に使う。
しっからまる まとわりつく様子 「引っ掛かる」と「絡まる」が合わさって、転訛した言い回し
しっきらんにぇ 鋸で切ることができない 「鋸で挽切る(ひききる)」が転訛した
しった (今まで)・・をやっていた 「・・していた」が転訛した
しったぐる めくりあげる、たぐり上げる 「引き手繰る(ひきたぐる)」が訛った
しったづ 立つ 「引き立つ」と「出立(しゅったつ)」が混同し転じた
しったった (以前に)・・をやってた 「・・していた」に「だった」が合わさった過去形
じっち 老人、年とった男、祖父 古標準語「じじ(爺)」が訛った
しっちがいる
 しっちげる
筋を違える。捻挫。
関節をねじる、痛める
「遣(や)り違える」転じ訛った
しっちめる 締めること、 「ひきしめる(引き締める)」が転訛した
しっちゃもん、しっちゃ それほどでないこと、たかが知れた事 「(たかが)知れたもの」が転じ訛った。
しっちらがす 酷く散らかす 「散らかす」に「し」を付けて強めた
しっつばる 引きつられ縮んでる 「引き攣り張る(ひきつりはる)」が転訛した
しっぱね 歩くと後ろに付く泥はね 泥の「しりはね(尻跳ね)」が転じた
・・しづれ ○○がし辛い。 「しづらい」の江戸弁「しづれぇ」と同じく訛った
して ・・・で、 今ではあまり使わない格助詞「して」で、数を表す言葉に付属して使用。「3人して」、「みんなして」など
してくんちぇ してください 江戸弁「してくんねぇ」が訛った
してくんにぇがい してくれませんか 江戸弁「してくんねぇかい」が訛った
しど 腐葉土 堆肥土(たいひ・ど)が転じ訛った
しな(に) ・・の折に、・・がけに 古語の接尾語「しだ(時)」が転じた
しなこい 柔らかいのに筋張って噛み切れない様子。よくしなること。 「撓う(しなう)」の転じと思われる
じに 金銭、お金 「ぜに(銭)」が訛った
じになる 慣れっこになること。麻痺してしまうこと。 独自の方言。「持(じ)する」の変化か?
しのなが 日中(にっちゅう)昼間 少し古い言い方、日中(ひなか・ひのなか)が訛った
しびたれ けちくさい奴、意地汚い奴 「しみったれ」の基の語「しみたれ」が訛った中傷言葉
しびたれめろ 意地汚い女 同上に「めろ=女」が合わさった中傷語
しびたれやろ 意地汚い男。意地汚いやつ 同上に「やろ=男」が合わさった中傷語で女にも使う
しびつ 蚕のサナギ(蛾のサナギ) 形が似てる古器、飯櫃(いひびつ)の名から転じた
しびらこい しつこいようす、諦めない 切れ難く干せた植物の「萎(しな)びる」から転じた
しぼ、しぼっこ 紐(ひも) 江戸弁「しも(紐)」がさらに訛った
しまーなし いつでもいつでも、引っ切り無 「しまなし」の強調形
しまくぅ 時間がかかること、手間取ること、モタモタと遅いこと 「暇食う」が訛った。この場合、暇が無くなることが転じ「余裕がなくなる」=「時間がかかった」と転じたようだ
しまだれ(ひまだれ) 大切な時間を割く、時間浪費 時間潰し’の古語「ひまたり(暇足り)」が転じた
しまづわり(わりぃ) 扱いにくい。たちの悪い。 「始末が悪い(しまつがわるい)」が転訛した
しまづんなんね 手におえない。持て余す 「始末にならない」が転訛した
しまなし(ひまなし) いつでも、何度も、しょっちゅう 「暇無し(ひまなし)」が転じたもの
しまに、(ひまに) ~の隙(すき)に 古語の「隙(ひま)に)」が転じた言葉
しみる 凍る 古語の「しみる(凍みる)」を使用
しみあがる 凍結してしっまたこと。凍ってしまった様子。 古語の「しみる(凍みる)」と「仕上がる。できあがる」が合わさって転訛した。または「凍上(とうじょう)」の訓読みが転訛したか?
じぇっこや 大きくない建物、小屋、粗末な家 「いえ(家)」が訛った「じぇ」、それに「小屋」の言葉が合わさった言葉
しゃ ・・・へ、・・・に 方言「・・さ」の変形語
じゃがたらいも ジャガイモの古称 「ジャガタラ(現ジャカルタ)伝来の芋」と言う意味
しゃごむ 腰を下ろす、座る、しゃがむ、かがむ 「しゃがむ」が訛った
しゃぁせ、しやっせ しあわせ。幸福 「しあわせ」が訛ったことば
しゃっけ、ひゃっけ 冷たい、 江戸弁「ひゃっけぇ」をそのまま使用
しゃっちょごばる 緊張して固くなった様子
遠慮がちな様子
「しゃちほこばる(鯱張る)」が転じ訛った
しゃってろ どいていろ、離れていろ、控えていろ 「去っていろ」が転じ訛った
しゃっぽ シャッポ。帽子 フランス語のラシャ生地帽子を指す「シャポー」から転じた古語
しゃで 古語の弟「しゃてい(舎弟)」が転じた
しゃね しょうがない、仕方ない 江戸弁「しょうがねぇ(仕様が無い)」が転訛した
しゃべぐる 話しまくる、まくしたてる 「しゃべる」と「まくる」が合わさって転訛したもの
しゃべちょ おしゃべりでうるさい奴、 「おしゃべり」にちょっと見下す者に使う接尾語の「ちょ」が付いた言い方
しゃら(ひゃら) ・・くらい、・・程度、・・など、
・・・なんか、
名詞の後に付け軽視した意を表すときの言い方。しゃらくさいことを意味する「しゃら(洒落)」が転じたものか?または「さら(更)」が転じ訛ったものかもしれない?
しゃれ どけ、離れろ、去れ、行け 古語の「立ち去(さ)れ」とが転じ訛った
しゃれこ オシャレな人。派手好き。 「お洒落」に「公」が付いて転訛したもので、揶揄する意味合いが強い。
じゅんぐり 順番に、交互に 標準語の「順繰り」だが、少し意味合いが広い
しょ 「しお(塩)」の言葉が訛った
しょあっか ①しょうが無いだろう。仕方ないだろう。
②塩、有るか?
①「(他に)仕様があるか」が転訛した
②「塩」の訛り「しょ」に「有るか」の訛り「あっか」が合わさった
しょあんめ 致し方ないな。しょうがない 江戸言葉の「しょうがあるめえ」が転訛した
しょうがっつぁま お正月様 歳徳神や大国主命などが書かれた三枚の半紙を言う
しょうちんあげ
 しょうじんあげ
精進落とし。精進明け。
精進上げ。葬儀終了の宴席
葬儀の最後の宴席を指す「精進上げ」の言い方が訛ったものと思われる。昔は、ここで料理に魚や肉を入れた。
しょ・う 担う。請け負う。背負う 背負うを意味する「しょ・う」が転じた
しょってる 担っている。引き受けている 「背負ってい居る」が転訛した
しょうね、 性格、性分 江戸言葉「しょうね(性根)」をそのまま仕様
じょうり 草履 古語の言い方「じゃうり(草履)」が転じた
じょご、じょっこ 背が低くて太い不格好な様子の人 潰れた様子の擬音「じょご」から発生したか?
じょった 上手だ 「じょうずだ」が訛った
しょっぺ 塩っ辛い、しょっぱい 「しほはゆい」または「しおばゆい」が転じた「しょっぱい」、それがさらに転訛した。江戸弁の「しょっぺぇ」ともで同じ。
しょね しょうがない 江戸弁「しょうがねぇ(仕様が無い)」が転訛した
しょね、しゃね しょうがない、仕方ない 江戸弁「しょうがねぇ(仕様が無い)」が訛った
しょねくて、しゃぁねくて 致し方なくて、しょうがなくて 「しょうがなくて」が訛った
しらっちゃ ①知られた。
②・・・された
①「知る」に「された」が訛った「らっちゃ」がついた
②「する」に「された」が訛った「らっちゃ」がついた
しりっぱだぎ 荒い激励、追い立て、催促 「尻叩き」が転じ訛った
しろ キノコや山菜が採れる特定の場所 本来はキノコが繁殖する特定の場所「キノコの代(しろ)」のことだが、山菜も含めて使われるようになった。
じんぎ 遠慮、辞退 「遠慮・辞退」の古い言葉の「じぎ(辞宜・辞儀)」の言葉が訛った。
じんぎする 遠慮する。へりくだって断る 同上「辞宜(じぎ)」の活用形
じんぎしさんな 遠慮しないでください 同上「じぎ(辞宜)」に、打消しの丁寧語方言「しさるな」が付いて転訛したもの。
しんぎる 一線を引く、警戒考慮する 現在はほとんど使わない古い言葉
じんぐたんぐ 代わる代わる、交互に 「順繰り互いに」が訛った
しんけ 気違い、狂人、・・狂い 不思議な精神の意「神気」が転じ訛った
しんけたがり 神経質な奴、狂人的な奴 「しんけ(神気)」に「たがり(者)」が付いたもの
しんしょ 財産、資産、家計、身代 少し古い標準語「身上(しんしょう)」が転じたもの
しんしょもぢ 金持ち、資産家、 「身上持ち(しんしょうもち)」が転じた
しんしょゆずり 家督を相続すること 隠居して「身上(一家の家計)」を跡継ぎに「譲る」ことが転じた
しんしょわだし  同上 隠居して「身上(一家の家計)」を跡継ぎに「渡す」ことが転じた
じんたもち 仙台や東京の「ずんだ餅」 糂粏餅(じんだもち)」の「だ」が「た」に訛ったものか?
仙台の「ずんだもち」は、上記以外に甚太餅(じんたもち)、陣太刀餅(じんだちもち)の「じ」が「ず」に訛ったのか?それとも豆打餅(ずだもち)が訛ったのか?
じんだら 地団駄踏む様な無茶な事 ジダンダの古語「地踏鞴(じたたら)」が転じた
しんちま、しんちまぁ 死んでしまう、死んじまう。 「死んじまう」の「じまう」が、「ちまう」に変わる言い方
しんちまった 死んでしまった、死んじまった 「死んじまった」の「じまった」が、「ちまった」になった
しんにぇ 知らない 江戸弁「しらねぇ」が訛った
しんにぇくて 知らなくて。知らずに 「しらなくて」が訛った
しんぬい 親戚、親類、親族、縁者 「しんるい(親類)」が転訛した
しんぬぐ 引き抜く 「ひきぬく」が単純に訛った
しんのみ 味噌汁の具 「しるのみ(汁の実)」が訛った
しんのめ 午前中、 江戸弁「しるのめぇ(昼の前)」が訛った
しんびらこい 柔らかいのになかなか噛み切れない様子。
しつこいこと。執念深いこと。
「撓う(しなう)」からの転じと思われる
しんぺ 心配 「心配」の江戸弁「しんぺぇ」が訛ったもの
しんぺね 心配ない、大丈夫だ 江戸弁の「しんぺぇねぇ(心配無い)」が訛った

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 た ~ と

方 言 意 味 語源、由来
たぁ 水田。田圃(たんぼ) 水田の短縮形の「田(た)」
たあだ 何の意味もないこと 「ただ(徒、唯)」が訛って強調形
・・だがん、・・だがい ・・ですか?・・なのでしょうか? 「・・だ」に疑問符の「か?」が付属し転じた丁寧語
・・だぞい、・・だぞん ・・ですよ 標準語の「・・だぞ」に「い」・「ん」を付ける独特の丁寧語。語尾に「ん」を付けるのは主に75歳以上の高齢者なる。
・・だべ ・・・だろう(?)、・・だよな 東北地方に多い独自語尾
・・だべない ・・・でしょう(?)、・・・だよね(?)、 接続語の「・・・だもの・ね」が転訛し「・・だべ」の丁寧語。
・・だべん ・・・でしょう(?)、・・・だよね(?)、 接続語の「・・・だもの・ね」が転訛したものだが、こちらはもっと高齢者が使う「・・だべ」の丁寧語
・・だら ・・なら、 「・・・なら」が濁音化しさらに訛った
・・だんない ・・・ですよね(?) 接続語の「・・・だもの」に「ね?」が付随し転訛した丁寧語。
・・たんび そのつど、・・の度(たび) 古い尾張弁(名古屋)の「度」の言い方「たんび」が伝わる?
00:ちかん 00:時間 「じかん(時間)」が少し発音しにくいために清音した言い方
ダイカン(バチ) オオスズメバチ これより小さいキイロスズメバチは「チュウカン」
たいした 大変な、驚くべき、非常な 古い標準の「大した」のこと
たいしたきして
 たいしたきになって
分かった風な言い方で、偉ぶりやがって 「大した(人物の)気分で」の転訛。ちょっと大物気分で上から目線の態度をとる軽輩者に対する蔑称に使う言葉
たいしたふりして 偉ぶった態度で、分かった風な態度で 「大した(人物の)風で」が転訛した
だいった 誰だった、どなただった 「誰だった」が短縮され訛った
だいった 抱いていた 「抱いていた」が短縮され訛った
たいてぃ ふつうなら、おおよそ 「大抵」は標準語が、少し使い方が違う
たいんだ、たいぃんだ 大変だ、おおごとだ、
わざわざありがとう、お手数をかけましたね、
気を遣わせて悪かったね
「たいへんだ」が訛って転じたもので、「お礼言葉」としても使われる。
たがじょ 地下足袋 「甲高草履(こうたかじょうり)」が転じた
たがってる 病んでいる、頭や体がおかしくなっている、(虫やゴミが)付いている 「たかる(集る)」が転じて「悪い物がたかる(集る)」の意味が転じ訛った。
たがってる
 ※「が」=鼻濁音
・・・したいと強く思っている様子 助動詞の「たし」に「がる」が付いた接尾語。標準語
たがり 普通じゃない奴、病的な奴  集り(たかり)が転じ、主に変人、変わり者の悪口に使う
たがり
 ※「が」=鼻濁音
・・・者、・・・・のような人 「たしがり」が転訛した言葉
たがる 病む、おかしくなる、
(虫やゴミなどが)付く
「たかる(集る)」が転じて「悪い物がたかる(集る)」の意味が転じ訛った。
たがる
 ※「が」=鼻濁音
・・・したいと強く思う様子 助動詞の「たし」に「がる」が付いた接尾語。標準語
たきがげ、たきがけ
 ※「が」=鼻濁音
炊立て 標準語だと「炊きかけ」は途中だが、炊きあがってすぐを指す意味につかう。
たくさん いらない、結構、うんざり 「沢山(たくさん)」には元々そういう意味がある
たぐだまる たまる、滞る、とどまる 「手繰(たぐ)り溜まる」が訛った
たぐる
 ※「ぐ」は濁音
めくり上げる。たくしあげる。 標準語の「手繰りあげる」、まはは「たくしあげる」が、短くなった言い方。
たけ、・・・たげ ・・・だけ、それだけ 標準語の「・・・だけ」から濁音が消える独自方言。
濁音を使わなかったり、濁音位置が逆や違う言い方は福島弁には多い特徴である。
だげんとも、
 だげんちょ
だけれども、だけど 「だけれども」が訛ったもの
たしか たぶん、きっと、十中八九 標準語の「たしか(確か)」を副詞として使う場合には「まず間違いなく。おおかた。たぶん。」などの意味になる。
ただぎおぢる 高い所から(誤って)激しく落下・滑落sること。 「おっちゃ」は「落ちた」が訛ったもので、「ただぎ」は叩き付けられることを意味し、それが合わさった言葉
ただぎおっちゃ 高い所から(誤って)激しく落下・滑落した 上記と同じ意味だが、こちらはその有様を伝える時に使う。
ただくれ いい加減に、本気ではない 「徒くらい(ただくらい)」が転訛した
だだする 子どもがむずがってすねたり騒いだりす様子 あまり使わなくなった標準語の「駄駄する」。「駄駄」とは「地団駄」の転じで、こどもがわがままを言って‘地団太を踏む様子’からきた言葉の様である。
ただでなんね 礼も何もしないではだめだ
無料ではまずいだろう
「ただ(徒、常、只、唯)ではならない」が訛ったもの
だだわらし わがままな子ども 「駄駄する子供」が転じ訛ったもの
たち、たぢ、たじ 気質、性質、性格
※少し見下した場合に使う
古い言い方の「たち(質、性質)」が訛ったもの
だぢん 小さな子への褒美(金銭) 昔の駄荷への運賃「駄賃(だちん)」が転じた
たっけ とても高い、すごく高い 「高い」の強調形「高っかい」が転訛した
・・だっけ ○○だよなぁ。○○なんだなぁ。 独自の助詞の言い方。
・・だっけが? ○○だったかな? 同上の質問形
・・だっけな ○○だよな。○○だったよな。 同上の念押し形
たっしゃ 壮健なこと、しっかりしている 標準語の「達者」だが、意味使いが少し違う
たっちゃ ○○垂れた 「・・垂れた」が訛った
たっちぇる 垂れてる。漏れ垂れてる 「垂れて」に「(し)てる=ちぇる」の方言が付いた言い方
たっぴらになる 下座最敬礼。ひれ伏す。土下座する。 「平らに平たくなる」が転じた
たっぺすべり 凍った地面や氷上を靴のままで滑る遊び 「たっぺ」とは凍ったところという意味。北関東の古い方言でも霜柱を「立つ氷」で「たっぺ」と言ったらしくその流れか。
・・・だったったぁ ○○だったなぁ。 地域独自の方言語尾の言い回し。
だでね、・・だでねぇ ・・きれない。遂げられない。 接尾語「・・だて(立て)」に打ち消しの「ねぇ」が付き転訛
たでる ①ひびかせる、(風呂を)沸かす、(いびきを)掻く
②立てる、建てる
「たてる(立てる)」が、訛ったもの
だど ○○だってよ、そうだってさ。 助詞「・・だ」にさらに終助詞「と」と言う言葉が付き転訛
・・・だの ・・・など、・・・なんか 言葉自体は標準語だが、使い方や意味はそれとは少し違うところがある。
・・・だのに ①・・・などに。
 ②・・・なのに。
①上記の「・・・だの」に「に」がついた言い方
②「なのに」が転訛した
だばい、・・だべん ・・でしょ 「だろう」が転訛した「・・・だべ」の丁寧語
たへなし どうしようもないやつ 「たわいない奴」が転じた
だべした ①・・そうだろう。・・じゃないかい。・・・じゃないの。
②言った通りでしょ!
①「だろう」が訛った「だべ」に、「でも」などを意味する「した」がついて転訛したことば
②上記の意の進化形の使い方
たまげはる びっくり仰天、目を見張る 驚くの古語「たまぎる(魂消る)」の江戸弁「たまげる」を強調した言い方
たまげる 驚く 古語の驚く意の「たまぎる(魂消る)」の江戸弁「たまげる」がそのまま使われている
たまな キャベツ 「キャベツ」の別称「玉菜」のこと
たよっけねぇ 弱弱しい、貧弱 「頼りがいが無い」が転じ訛った
だら 糞尿肥料、糞尿、人糞 糞尿の状態を表した擬態語「ダラダラ」からきている
だらしね だらしない 単純に「だらしない」が訛った言葉
たれか 手抜きする、怠ける、さぼる
怠け者、ずるい奴
「だれる(垂る」に由来し「垂家」「誰か」が転じた
・・だわ ・・だな、その通りだな、・・だよ 女性言葉ではない
古い尾張弁(名古屋)の同じ意味「・・だわ」の言い方
たんいん 退院、 「たいいん」が言い難いため訛ったもの
たんがぐ
 ※「が」=鼻濁音
持ち上げる。抱える 「高くする」が転じたか。
「たがえる」の他動詞という説もある。
たんがいで 持ち上げてくれよ。抱えてくれよ。 同上の要望形
たんがげ もちあげろ。抱えろ。 同上の命令・指示形
たんががせ
 ※最初の「が」は鼻濁音で、後の「が」は濁音
持ち上げなさいよ。
抱えなさいよ。
同上の、目上に対する少し丁寧な言い方の指示
たんころ 痰のこと 「痰(たん)」に「ころ」がついたもの
だんごろ
 ※「ご」=鼻濁音)
だんごろごろ
※最初の「ご」だけ鼻濁
団子状なこと、混同し団子状になって転がる様なこと 「団子」に「ごろ」が付いたもの
だんじゃ 誰だ 古語「誰じゃ」が転じ訛った
だんじゃが 誰だか、どなただか 古語「誰じゃかが」が転じた。「誰かが」→「だんじゃがが」になるが、このばあい最初の「が」は濁音で末尾の「が」は鼻濁音になる
たんと 沢山 古語の多いことの意「たんと」をそのまま仕様
たんぼ 水田、田圃 古語の「田面(たのも、たおも)」が音変化した
・・・ちぇ ・・・さい、・・・さいな 福島県の独自な言い方の一つ
・・ちぇる ・・(し)てる。 同上
ちからくっちぇ 力を入れて、肩入れして 「力」に与えるの意の「呉れる」が合わさって転訛した
ぢぐたぐ
 ※ ぐ=鼻濁音
代わる代わる、入れ替わり立ち代り 「値遇反遇(ちぐうたんぐう)」に由来か?
ぢぐぢぐ
 ※ ぐ=鼻濁音
順々に、切れ間なく次々と めぐり合うという意味の「値遇(ぢぐ)」の繰り返し語の転じ
ちげね 間違いない。 江戸弁と同じく「違いない」が訛った。
ちだらまっか 血まみれ、血だらけの様子 「血が垂れ真っ赤に染まった」の短縮語
ちぢらげ 縮れたような毛や頭髪のことを言う。縮れ毛。 「くせ毛」の「ちぢれげ(縮れ毛)」が訛ったものだが、もっと強い「天然パーマ」のようなものを指し、どちらかというと蔑称の意が込められることが多い。
ちっちぇ、ちっちゃけ 小さい、年下の 「小っさい、ちっちゃい」が転じ訛った
ちっと 少し

わずかの意「ちっと(些と)」がそのまま使われてる。古語の「ちと」や、現在の「ちょっと」は皆同じ変化。

ちっとばっか 少しばかり 「些とばかり(ちとばかり)」が転訛した
ちっとばりでねぇ いっぱいのこと 「少しでない」が訛り転じた
・・・ちま ・・・してしまう 独自の助詞の言い方
ちみぢ 身内、血縁 血縁身内(けつえんみうち)の転訛
ちゃ、・・・っちゃ ①・・・では、・・・とは、
②・・・した。・・・だ
①標準語の「ちゃあ」。「では」の約で話し言葉で使う
②「・・・だ」とか断定や過去形にするときに使う
ちゃ~、ちゃっちゃ 父親 極稀にしか聞かない古い言葉
ちゃっ、ちゃぁちゃ 違う、違う違う 「ちがう」の訛り。関西弁の「ちゃう」と同じ。
ちゃら おべっか、ごますり言葉 口先だけでへつらうことの‘おべんちゃら’が転じた
ちゃらかだり ごますり野郎、口が巧い奴 「べんちゃらを語る人」で個人を侮蔑する言葉
チュウカンバチ キイロスズメバチ オオスズメバチより小さいのでこう言う
ちょうどしね うまく合わない、 「丁度(ちょうど)しない」が訛った
チョーマ、チョオマ 昆虫の蝶のこと 「蝶(ちょう)」に「ま」が付いた独自な言い方
・・・ちょぐ ・・・しておく、 「・・・してえおく」が訛ったもの、
ちょっきり、ちょっきら ちょうど(丁度)、ぴったり、
きっかり、かっきり、ぽっきり
鋏で「チョッキリ」と切って揃えたように丁度良い様子を表す擬音語から転じたことば。
ちょっけ、ちょっけぇ ちょっかい、からかうこと 「ちょっかい」が転訛した
ちょっこら ちょっと、しばらく、 江戸弁「ちょっくら」が訛った
ちょっこらごど 簡単な事、単純な事柄 「ちょっとのこと」が訛った
ちょこらごってねぇ 簡単じゃない、たやすくない 「ちょっとの事ではない」が転じ訛った
ちんけ、ちんちぇ 小さい サイコロの1を「ちん」と言ったことから転じ語「ちんけ」が素

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 な ~ の

方 言 意 味 語源、由来
なぁ、なぁっ 「なわ」が訛った
・・ない ・・ですね、 終助詞「・・・な」の丁寧語形
ない、ないで あのねぇ、ちょっと、あのさ~ 地域独特の呼びとめなどの言い回し
ながし
 ※ が=鼻濁音
台所、キッチン 昔の台所形態の「流し台」が転訛したもの
ながしっぱだ
 ※ が=鼻濁音
炊事場、台所付近 「流し端(ながしぱだ)」の転訛
ながずそ・・・
 ※ が=鼻濁音
澄ました、働かない(女) ふだん綺麗な長裾着物で労働しない事が転じた言葉
ながっちり 長居すること。長く居座る性格の者を揶揄する言葉。 長く座っている様子の「長尻(ながじり)」が転じた表現。江戸言葉・東京方言ともある
ながっぽそい 細く長いこと 「長細い」が転訛
ながば 仲間、一定のグループ 「なかま」が訛った
なぎみそ 泣き虫の人 「泣き虫の味噌っかす」が転じた
なげ ①長い、(げ=鼻濁音)
②泣け、(げ=濁音)
①「ながい(長い)」が転訛した。江戸弁「なげぇ」と同じ言い方
②「なけ(泣け)」が濁音化した訛り言葉
なげる 捨てる。廃棄処分する 投げるには「放り出す」の意味が有り、拡大解釈使用か?「投げ捨てる」の短縮か?
なさげね 嘆かわしい、みじめだ 「情け無い」が訛った
なして どうして?、なぜ? 「何ぞして」が転じたか?関東以外の全国で使用
なじょした どうした?。何かあったか?。どうかしたのか? 「何を」の古い言葉の「なじょう」に「した」がついた言い方
なじょして どう言う訳で?どうやって?
どういうふうにして?
「何を」の古い言葉の「なじょう」に「して」がついた言い方
なじょったい? どういう塩梅ですか?。調子はどう?。具合はいかが? 同上の「なじょう」に、「・・したい」が付いた言い方
なづぎ 頭部、額 古語の頭部をさす言葉「なづき」が訛った
なつこい、なつけぇ 人懐こい(ひとなつこい) 「ひとなつこい」が短くなって転訛
なっちぇる 慣れている 「慣れている」が訛った言い方
なっちぇね 慣れていない 「慣れてない」が訛った言い方
なっちゃ 慣れた 「慣れた」が訛った言い方
なっぱ 葉物野菜 「菜の葉っぱ」
なにきら なにやかにや、何やら 古い言葉「何彼(なにか)やら」が転化した言葉
なにげね 何気ない 江戸弁「なにげねぇ」が転じた
なにほど どれほど。どんなにか。 「何程(なにほど)」は、あまり使われなくなった標準語。
なぬが、なぬか 7日・七日(なのか)のこと 「なのか(七日)」が訛った
なまあげ 豆腐の厚揚げのこと 豆腐を全部揚げないで、中が豆腐のまま生揚げだから。
なまずし 刺身が乗った握りずし、 生の切り身ネタを使う握りずしとそれ以外の寿司(巻き物やちらし)とを区別するための言葉。東北に多い言い方。
なまぐさ
 ※ ぐ=鼻濁音
肉魚介類、それの料理 肉魚介を指す「生臭物(なまぐさもの)」が転じた
なまご 波型トタン板。トタン 波板を指す言葉「海鼠板(なまこいた)」が訛っって転じたもの
なまばな 生花(せいか)、生きた花 生花を「なまのはな」解釈して読んだもの
造花は「つくりばな」と言ったりすることの対称語
なめこい、なめけ 滑りが良い。調子良い 「滑(なめ)らか、滑(なめ)っこい」が転じた
ならっちゃ (・・・に)なれた。 「為れた」が訛った言い方
なり 身なり服装、体つき、相応 今ではあまり使われなくなった標準語「なり(形・態)」
なりつら 見た目、物の表面 身なりを表す「なり(形・態)」と「つら(面・表)」が合わさり転じた
なるだげ、なるったげ できるだけ。できる限り 「成るだけ」が転じ訛ったもの
なん ・・・ですね。 終助詞「・・・な」の丁寧語形
なんか なんだか。なにか。なにものか。なにごとか。 「なにか(何か)」の音便
なんがい
 ※「が」=鼻濁音
長~い、 「長い」を強調する独特の言い回し
なんしゃかまわず 何も気にせず。お構いなく。 「何も構わず」が訛った
なんしゃでも 何にでも、どれでも 「なんにでも」が訛った「なんさでもの」がさらに訛った
なんぞべ 何倍以上も、激しく増えること、倍増していくこと 未知数を意味する「なん(何)」に、倍の倍を意味する「そうばい(層倍・相倍・双倍)」が付いた「なんそうばい」が転訛
なんだかんだね めちゃくちゃな様子 同意の江戸弁「何だも神田もねぇ」が訛った
なんだでもね 無愛想。なんの音沙汰も無い 「なんだとも、かんだとも、何も無い」が短縮し転訛した
なんだもね 何も気にしない事(格好)、無愛想 江戸弁、そっけない様子「何だでもねぇ」が訛った
なんちゃねぇ どうってことない。大したことではない。何でもない 「何ということもない」が転じ訛った言葉
なんでかんで どうしても。何としても。絶対に 「なんでもかでも(何でも彼でも)」が転じた「なんでもかんでも」、それがさらに転訛したもの
なんどぎだい 進み具合はどうですか?
そろそろ終了ごろですか?
「いつなんどき(何時何時)」が転訛した挨拶言葉
なんとはなし なんとなく、 「なんということもなく」が転訛したことば
なんね ・・をやってはだめ。・・・を禁じえない 形容動詞の「ならない」が転訛した
なんね ①(果実や穀物が)みのらない
②成らない、達しない
①「生らない」の転訛
②「成らない」、「為らない」の転訛
なんのきなし 何気なく。何となく 「何の気も無し、何気なし」の同類の言い回し語
なんぼ いくら。どのくらい?、 「何ほど」が転じた「なんぼう」が、さらに転じた言葉。関西弁でもよく使われる言い方。
なんぼがな いくら分の量? 「なにほど」に「がな」が合わさった古い言い回し
なんぼでも いくらでも。 大阪などの関西に同じ言い方がある
なんぼなんでも いくらなんでも。どのような事情や理由があるとしても 古い標準語や関西弁にある「なんぼなんでも」が使われている。「なんぼ=いくら」
なんもかんも なにもかも。何でもかんでも 「何もかも」が訛ったもの
なんぼにも どうしても。いつまでたっても 「なにぶん(何分)にも」の言い方が転じた
なんやかんや あれやこれや 「何や彼や(なにやかや)」が訛った言い方
・・・にぇ ・・・ね。・・・ない 福島弁の独自な言い方の接尾語の一つ
にしゃ あなた。貴様。おまえ。 ①「仁」は孔子の最も上位の考えのため儒教に多く出てくる「仁者(じんしゃ)」の漢字、それは中世以前は「にしゃ」と読んでいた。その「にしゃ(仁者)」が相手への敬称として使われたものであるが、その後は同僚や目下への呼び方に転じたものであり、「貴様」の使用転じ方にとてもよく似ている。
②古語の「主は(ぬしは)」が訛って「ぬしゃ」となり、さらに転じたという説もある。
にだだせる、にだでる 煮たてる。沸かす 「煮たて・させる」が転訛した
にだづ、ねだつ 煮立つ。沸騰する 「煮立つ」が訛ったもの
にでつぎ(にだいつぎ) 二代継ぎ再婚 長男の妻が、長男死亡後その弟の妻になり家を継ぐ事
にゅうばい

梅雨とこと。
梅雨入りの意味にも使う。

雑節の一。太陽黄経が80度に達したときを指す「入梅」のこと。
にんぎゃが にぎやか(賑やか) 「にぎやか」が訛った
ぬががま ぬかくど、籾殻を使う炊飯用竈 「もみぬかかまど(籾糠竈)」が転じたもの
ぬがす ①言う(「が」=濁音)
②追い越す、追い抜く(「が」=濁音)
③脱がす(「が」=鼻濁音)
①古語、しゃべるの意「吐(ぬ)かす」が訛った
②「抜き返す」が転訛したもの
③標準語
ぬがり 泥田。泥水溜まり 古語の「ぬかり(泥濘)」が訛った
ぬがる ぬかるむ 「泥濘るむ」が訛った
ぬげさぐ 間抜け者 「抜作(ぬけさく)」が訛った
ぬげね(げ=濁音) (杭や靴が)抜けない 濁音だと「抜けない」の訛り
ぬげね(げ=鼻濁音) (服が)脱げない 鼻濁音だと「脱げない」の訛り
ぬさる 乗っかる。乗っかる 「のさる(乗さる)」が転訛
ぬすくれ 盗み食い。つまみ食い 「ぬすみくらい(盗み食らい)」が訛った
ぬったぐる ベタベタやたら塗りつける 古い標準語の「ぬたくる」が転訛した
ぬってげ 乗っていきなよ。乗りなさい 「乗ってけ」が転訛
ぬる 乗る。載る。塗る 「のる(乗る、載る)」が転訛、「塗る」も同じ発音
ぬるまこい とても温い。さらにぬるい 「ぬるい」の転訛に「まこい」が付いた強調形
 ・・ね
 ・・ねぇ
①打消しの「・・じゃない。・・ではない。」
②苗(なえ)
③無い(ない)
全て、江戸言葉の「ねぇ」の発声の仕方に由来する訛り。
ねがす ①寝かしつける。
 寝かせる
②熟成させる。発酵させる
いずれも「寝かす」の言葉が訛ったもの
ねぎさま 神主様。 「祢宜(ねぎ)」とは、本来は神主の下位で代行をする神職のことだが、僧の用いる「神主」の隠語の「葱(ねぎ)」などが由来し、東北では神主を意味する言葉になった。
ねじぐれる へそを曲げる、ひねくれる、つむじを曲げる、ふて腐れる 心や気持ちが「捩(ねじ)れる、ぐれる」が転じ訛った
ねしな 寝付くころ、寝てまもなく あまり使わなくなった標準語「寝しな」
ねだ ①食べ物に火が通った、煮えた。
②寝むった
③熟成発酵した。
①「煮立った(にたった)」または「煮えた」が転じ訛ったもの
②③「ねた」が訛ったもの
ねだづ 煮だった様子 「煮立つ(にだつ)」が訛った
ねだった 煮立った 「にたった」が訛った
ねだってね 煮立っていない。 「煮立っていない」、「煮立たない」が訛った
ねっから てんで。思うほど。まったく 「根から」の転じ語の「根っから」がさらに転じた
ねっからだ たいしたことない 「根っから期待したほじゃない」が転じた
ねっきし ふもと。真下。根本あたり。 「根岸」、「ねっこぎし(根っこ岸)」が転訛した。上方方言で際(きわ)や、ギリギリそばを指すことば「根際(ねき)」が基の言葉かもしれない。
ねっこはる 定住する。移動しない。根張る 植物が根っこを張って動かなくなる様子から転じた言葉
ねっころがる ごろんと寝ること 「寝転がる」が訛った
ねっぱかっぱ ねばねばした 地域独特の擬態語
ねっぱす 貼り付ける 「粘(ねば)す」が訛った
ねっぱる くっ付く。貼りつく。 「粘る(ねばる)」が転訛した
ねでね ①寝てない。眠っていない。
②未発酵だ。熟成してない。
①②とも「寝ていない」、「寝てない」が訛った。
ねばつち 粘土質の土壌のこと。 今は使わない読み「粘土(ねばつち)」のこと。
ねぼげ 寝ぼけたような者を指す 「寝ぼすけ」に「ボケ野郎」の意が合わさって転じた
ねむて 眠い。眠たい 「眠たし」が変化した「眠たい」の転訛
のぐう 拭(ふ)く、拭(ぬぐ)う 古い言葉使い「のごふ(拭う)」が訛った
のぜる 吐きそうになること、えずく 「のどに添える」が訛り転じた
のぞっくび 首を伸ばして覗き見る様子 野次馬的覗き見行動からできた言い回しか?
のぞっこむ 覗き込むこと 「覗き込む」が訛ったもの
のっこいる 乗り越える 単純に「乗り越える」が訛った
のっせ、 乗ってください 江戸弁「乗りなせぃ」が訛った丁寧語
のっさんしょ お乗りください 上記のさらに丁寧になった敬語
のったぐる、のたうつ もがき苦しみ転びまわる様子 古い標準語の「ぬたくる」が転訛した
のってくんちぇ 乗ってください 江戸弁「お乗りくだせぇ」が訛った
のっぺ ①安易に、考えなしに、やたらと、単純に
②乗ろう、載りましょう
①「のべつ」が転じた
②「乗る」に「ぺ」がついた言葉
のへっと、のへーっと のほほんと、ぼんやりと 変化が無い様子「のっぺりと」が転じた
のめ 眼病のものもらい 膿で腫れる眼病の俗称「膿眼(のう・め)」が転じた
のめる 倒れる、(田などに)嵌り込む 「(前へ)倒れる・傾く」を表す標準語
     

 は ~ ほ

方 言 意 味 語源、由来
はぁ もう、すでに・・、もはや 地域独特の方言副詞
はいぐ 早く、急いで 「早く(はやく)」が訛った
はいびょ、へいびょ 肺結核のこと 「肺病」が訛った
はいびょまげ 肺結核または結核の罹患した身内が過去に在る血族に対する別称 「結核」それだけ恐ろしい感染症で、そういう家族との縁組などを断る材料にもなった
はいしょ はいどうぞ、さ~どうぞ 「はい、・・・しさんしょ」などの方言が短く略された言葉
はえ 早いな、早っ! 江戸弁の「はえぇ、はやぇ」が訛った
はがいぐ
 ※「ぐ」=鼻濁音
  (濁音も有)
はかどる(捗る)。思ったように事が進むこと。 仕事の進み具合を意味する「計(はか=捗)」に「・・が行く」が合わさった「はかがいく」の言い方が訛った。
はがいった はかどった。仕事がうまく進んだ。 同上の過去形。
はがいってっか はかどっているか?順調に進んでいるか? 同上の疑問形。
はぐる
 ※「ぐ」=鼻濁音
失敗する、不合格、損なう 「はぐる(逸る)」は意味的にも現代では使われなくなった古い標準語。※「逸れる」は使われている
ぱぐれる 知らんぷりする、とぼける 「しらばっくれる」が転じた
ばぐろ 古職の馬使い、馬子 馬飼い人の古語「ばくろう(博労、馬喰)」が転じた
はげたま 禿げ、禿げた頭 「禿げ頭(はげあたま)」が転じたもの
はしりくら 徒競走 「走り比べ」が訛った
はだいも サトイモ 古語、畑作里芋の「はたいも(畑芋)」が訛った
はだぐ たたく、殴る、打つ 「はた(叩)く」が訛った。
はだつ、はだる ・・始まる 「はじまる」の転じ、または「はだてる」の転じか?
はだった ・・始まった     〃
はだび 祝日、祭日 「旗日(はたび)」が訛った
はだんきょ スモモのこと。 「巴旦杏(はたんきょう=トガリスモモ)」が訛ったもの
ぱぢ (paji) ・・・の端くれ、・・・の系列 「はし(端)」が訛って転じた
・・ばっか、・・ばっこ ・・・ばかり。・・・だけ。 副助詞「ばかり(許り)」が転訛した
・・ばっかし ・・・ばかりだ。・・だけだ。 「ばかり(許り)」の口語の「ばっかり」の転訛
はっかげ 歯が欠けてる、物が欠けてる 「歯欠け(はかけ)」が転じ訛った
はっから そんなに早くから 「はやく(早く)から」が転じ訛った
ぱっかり ポカ~ンとした、茫然とした 目や口を「パックリ」と開けた様子からきた擬態語
はっきら はっきりと、しっかりと 古い標準語の「はっき・と」が転じた「はっきり・と」が短縮転訛した「はっきり」がさらに転訛した
はっきらんにぇ 決断ができない、はっきりしない、煮え切らない、優柔不断 「はっきり」の転訛語「はっきら」に、否定語の「られない」の転訛の「らんにぇ」が合わさったもの
はっきる 決断する、思い切る、はっきりさせる 「はっきり」と「・・・する」が合わさって転訛した
ばったこ 縄跳び 擬態音「バッタコ、バッタコ」跳ねる様子からできた言葉
ばっち、ばっちこ 一番下の兄弟姉妹、末っ子 古い読み方の「末子(ばっし)」の転訛
はっちゅう 八十 「はちじゅう(八十)」が訛ったもの
はっとばす 平手打ち、張り倒す 「張り飛ばす」が訛った
ばっぱ 老女、祖母、年とった女性 古標準語「ばば(婆)」が訛った
はっぱがす ひっぺがす、引き剥がす 「剥ぎ引き剥がす」が訛ったもの
はて さて・・、 標準語だが使い方が少し違う
はなぐら いびき 古語の「鼻音が繰る(はなおとがくる)」が転訛した
はなぐらをたでる いびきをかく、鼾を響かせる 上記の「はなぐら」に「立てる」が付いたもの
はなげのばす 油断すること、気を緩めること 「鼻毛を伸ばす」とは、標準的には‘女の色香に心を奪われ、だらしなくなる。’ことで成人男性に使う言葉だが、それが転じて男女問わず全部に使われるようになったもの。
はなど 鼻に「ど」をつけ花と区別している
はぬう 布と布を縫い合せて一つの布地にすること。パッチワーク。 和裁の「端縫い(はぬい)」が訛った。
はねこら、はねくら 走りっこ、徒競走、駆け比べ ‘はねる’に古語順送りの意「繰(く)る」が付き転じた?
はねはね あわて(急ぎ)走りながら ‘はねる’を並べ「走りに走る」のような独特の言い方
はねる 走る、駆ける ‘跳ね走る’が「跳ねる」に転じた。「走る」には元々「はねる」の意味がある。
はねまぁる、 駆け回る、走り回る 上記の「はねる」に「回る」の言葉が付いて転訛した
ばば 汚いもの、糞(ばば) 馬の糞が多く汚い昔の「馬場」が転じた?
はやいころは このあいだは、先だっては 地域独特の言い「最近より少し早く過ぎた日の頃」の転訛
はやっから 早くから、以前から 「早くから」が訛ったもの
はやばや さっそく、早くから、早々 使用頻度が減りつつある標準語「はやばや(早早)」
はらくっちぇ 満腹、腹いっぱい 「はらくちい」が訛った
・・ばり、・・ばぁり ①・・(しだす)寸前、
②・・達だけ、・・ばかり
副助詞「ばかり」が転訛した
はりに ~の間に、~のうちに 古語の同じ意味使い「・・折(をり)に」が訛った
ばんかだ 夕方、暮れ方 少し古い言い方の「晩方(ばんがた)」が訛った
はんきぢげ 気違いじみた、なかば狂乱状態、半狂乱、マニアックな 「気違い」に「半」がついたものが訛った
ばんげ
 ※ げ=鼻濁音
古語の夕食「ばんげ(晩餉)」が転じた
ばんたび 毎回、その度に、毎度 「ばんたび(番度・晩度)」または「毎度(まいたび)」が転じたものか?長野県から東日本に元々有った言葉らしい
ひこ (しこ) ひまご、ひいまご、そうそん 「曾孫」の読み方と言い方には「ひこ。ひまご。そうそん」とあるのだが、「ひこ」はあまり使われなくなったものである
ひじゃかぶ(しじゃかぶ) 脚の膝 古語の「ひざかぶ(膝頭)」の言い方が訛った
びしゃ 大声で叱ること、 弓を社頭に撃ち、悪魔を払い豊作を祈る祈祷神事を「奉射」または「歩射」と書いて「ぶしゃ、びしゃ」と読み、それが転じた。
びしゃくれる 叱り付ける、脅す 弓を撃つ神事「奉射(ぶしゃ、びしゃ)を食らわす」が転じた。「歩射」とも書く。
びじょごれ ぐっちゃぐちゃの様子 ビジョっと汚れた状態の表現語
びだくされ びしょ濡れ、ビショビショ 腐ったようにべったりした状態の表現語
ひだりぎっちょ 左利き、 「左利(ひだりぎっちょ)」、「左器用(ひだりぎっちょ)」のこと。
ひだりこぎ
 ※ ぎ=鼻濁音
左利き、左使い 同じ意の古語「左扱き(ひだりこき)」が訛った
ひっくりげ~す ひっくり返す 「ひっくり返す」の江戸弁「ひっくりけ~す」がさらに訛った
びっこたっこ 片方(かたかた)、不揃い 対にならないの意「びっこ(跛)」が転じた
びったらこい
びったらけ
 (べったらこい)
平たい様子 「平ったい」に接尾語「こい(こし)」が付いて転訛
びっちゃこ 水たまり、水がたまっている地面や床 水たまりを踏んだ時の擬音「ビチャッ、ビッチャコ」が転じたもの
ひと 私、自分。
他人。人間。
標準語「人」、だが少しだけ違う使い方と意味合いが在る
ひとのごど 私のこと。
他人のこと。人間のこと。
上記の「ひと」に「こと」が合わさった使い方
ひときら、ひときり ここ最近、一時期、ひとしきり 標準語の「一切り(ひときり)」、「ひとしきり(一頻り)」が訛った
ひとげ、ひとがい 他人の家、他から見た自宅 「(他の)人の家(ひとのいえ)」が転じ訛った
ひところ 一頃、。一時期。一時 標準語だが、あまり聞かれなくなった
ひとどご 一箇所、同じ場所、固定された所 一つのところ(所・処)を意味する「ひとところ(一処)が転じ訛った
ひとんじぇ 一人で 「ひとりで」が訛った
ひのなか 日中(にっちゅう) 古い日本語の「日の中」をそのまま使用
ひまだれ(しまだれ) 時間浪費、大事な時間を割く 「暇足り(ひまたり)」が転じた
ひまなし(しまなし) 引っ切り無し、いつでも 「忙しくて‘暇が無い’」が転じた
ひゃら(しゃら) ・・くらい、・・程度、・・など、
・・・なんか、
名詞の後に付け軽視した意を表すときの言い方。しゃらくさいことを意味する「しゃら(洒落)」が転じたものか?または「さら(更)」が転じ訛ったものかもしれない?
ひらべったい 平たい様子、 「平たい」につぶれた形状など意味する擬態語「ベター」が合わさった言い方が転訛
びれる あまえる 「媚(こ)びられる」の意が転じた
ふかす 蒸す。蒸し上げる。蒸かす(ふかす)

あまり使わなくなった語「蒸かす(ふかす)」

ふぎらんぷ 地吹雪のこと 「吹き乱風(ふきらんぷう)」または「吹雪乱舞(ふぶきらんぶ)」などが転じ訛った言葉
ふぐし 金持ち 金持ちの様子「福福しい」が転じた
ふぐす 絡んだものやからまったのをほどくこと。解す(ほぐす) 「解す(ほぐす)」が訛ったもの。
ふぐじ 洋服の生地 「ふくぢ(服地)」が訛った
ふぐぢ、ふぐじ 果実や根菜等が半腐敗状態または柔かい状態。 地域独特の言いかた。
ぶぐどい とっても太い 「ブクブクと太い」と「ぶっとい」が転じ訛った
ふぐらがる 膨らむ。膨れ上がる。 「膨れ上がる」が転訛した
ふぐれる ①「ぐ」=鼻濁音→ほぐれる
②「ぐ」=濁音→膨れる
①「ほぐれる(解れる)」が転訛した言い方
②「ふくれる(膨れる)」が訛ったもの
ぶしゅうぎ 葬式の異名 「不祝儀(ぶしゅうぎ)事」のこと
ぶす 無愛想で無口な人、様子 うつむき暗い様子「伏す・臥す」が転じた
ぶすきのご 食べない、または食べられないきのこ。クズきのこ 嫌なを意味する無粋(ぶすい)や醜女(ぶす)、または毒を意味する附子(ぶす)が転訛したものか?
ぶすくれる ふくれる、ご機嫌斜め 「ぶすっとふくれる」が転じた
ふたえか 二重のこと。 二重を「ふたえ」と読み、接尾語の「か」がついた
ふだ 多い、沢山ある 多くある意の「ふんだん」が訛った
ふたぐ、ふたがる
※「ぐ・が」は鼻濁音
ふさぐこと、覆うこと 塞ぐの古語「ふた(塞)ぐ」をそのまま使用
ふたづげる 火を起こす。着火する。 「ほた で火を 付ける」が転じたことば。
「榾(ほた)」とは囲炉裏にくべたり、焚火などしたりする「木の切れ端」のこと。
ぶぢる 打ち身・打撲部分がうっ血し色が変わること。 「打ちる(ぶちる)」と、色が変わることの「斑る(ぶちる)」が混用され訛ったもの。
ぶぢめ 色が変わった打撲箇所、または打ち身跡。 「打ち(ぶち)」に接尾語の「め(目)」が付き転訛した
ぶづ 打つ、たたく、撃つ 「打つ(ぶつ)」が訛ったもの
ぶっ・・・・ 後に続く語の意味を強める 下記の行のような使い方になる‘接頭語’「打ち(ぶち)」の訛り
ぶっかがる ①寄り掛かる様子。
②水などが激しく掛かること
「掛かる」に強調接頭語「打つ(ぶつ)」をつけたもの
ふっきゃげ
 ※「げ」=鼻濁音
風が吹き上ること。
 「吹上(ふきあげ)」という地名
「吹き上げ」が訛った
ぶっくらすける ぶん殴る 「打ち(ぶち)」+「食らわせつける」の転訛
ぶっくらんだ 急激に膨らんだこと 「ふくらんだ」の強調のいいかた
ぶっけす ひっくり返す、御破算にする 意味を強める接頭語「打ち(ぶち)」+「返す」が転訛した
ぶっける ぶっ倒れる、病になる ‘返る’の言葉の頭に「ぶっ」を付けた強調形が訛った
ぶっしゃせ 不幸、災難、お気の毒 「ふしあわせ(不幸せ)」が単純に訛ったもの
ぶっつぁげ 裂け破れてること 「裂ける」に強調語の「ぶっ」が合わさって訛ったもので、 主に奇麗じゃない裂け目・裂け方に使う。
ぶっついでる 片時もそばを離れないこと 「付いている」の言葉に、強調する接頭語「ぶっ」が付き訛った
ぶっついでんな ①纏わりつくな、離れろ。
②離れないね。いつも一緒だね。
①上記の様子を否定する言葉。
②まとわりついている様子客観的に見た感想にも使う。
ふっつぇ 自然にこぼれ落ちた種から成長した草木作物 「ふふぜ(班雑)」、「ふつぜ」という言葉が転訛した
ぶっぱだぐ 強く殴る。激しく打つたたく。 「はたく(叩く)」の文頭に強調する「ぶ」が付いた
ぶどいぎ ブドウのジュース。ぶどう液 昔は一升瓶でよく売られていた「葡萄液(ぶどうえき)」というブドウ果汁の飲み物で、それが訛ったものである。稀にはなったが今でも県内や山形、岩手などの東北では製造販売されている。
ぶんずいろ 青黒いまたは赤黒い色、
山葡萄のような色
葡萄(山葡萄)のことを‘ぶんぞ’ということから「ぶんぞ・いろ」が訛って「ぶんずいろ」となった。
また、エンドウマメノの一種の「文豆(ぶんとう)」=「緑豆(りょくとう)」の古い言い方が「ぶんず」とあるので、その色をさしたとも言える
ふんばだがる 仁王立ちになった様子、
踏ん張る、跨ぎ立つ様子
古い言葉の「踏みはだかる」が転訛した
ぶんむぐっちゃ 憤慨むくれた、噴出し溢れた 「むくれた」に「ぶん」を付けて強調
ぶんなげる ①力を入れて投げる。
②廃棄し処分する
①投げるに、強調する「ぶん」を入れたもの
②捨てるに、強調する「ぶん」をいれたもの
ぶんぬぐ 強い力で穴を開け突き抜くこと 「ぶちぬく(打ち抜く)」が転訛した
ぶんぬげる 突然底などが抜け中身が出た様子 「ぶちぬける(打ち抜ける)」または「踏み抜ける」が転訛した
ふんのぼる 踏みつける。踏み潰す 「踏む」と「上る」が合わさった
ヘクサムシ ①「カメムシ」の地方名
②“己の臭さを知らないカメムシ”をもじって、自分や家族・身内の悪行・愚行を棚に上げて他人の批判や中傷ばかりする者を指して言う侮蔑語
「カメムシ」は強烈に臭い匂いを出すことから「屁・臭・虫(へ・くさ・むし)」となったもの
べご うし(牛) 昔の子牛の鳴き声「べ~」に「子(こ)」が付き転じた
へっ、へぇ ハエ(蝿) 蝿の江戸言葉「へぇ」を使用
べったらこい 平べったい 貼り付き平たくなった様子「べったら」から転じる
べっちょ、べっちょこ 女性の性器、性行為 「ベチョ」という擬音が転じた
・・ぺで、・・・べで ・・・だろうな、・・かもね 「た~と」の「・・・で」を参照
へでなし いい加減な、くだらない事 「屁でもない」が訛った
へぼ 下手な事。または下手な人。 「平凡」が略されたものか?
べら 知ったことを何でもあちこちに言いふらす奴指す中傷語 「ベラベラとしゃべるやつ」を短縮し転訛したもの。「あいつはベラだから、信用できない」という風に使う。
・・ほ ・・の方、・・・側 「ほう(方)」の言葉が短く訛った
ほいじょ、ほいぢょ 包丁 「ほうちょう」が訛った
ほいど こじき、浮浪者、ものもらい 僧が寺の外で施しを頂く行「陪堂(ほいとう)」が転じた
ただし、お金だけを欲する僧侶は蔑まれた
ほうぶ(方部) 地域、方面、地区、地方 北部、南部のようにその方面の特定の部位を指す福島県独自語、県や市町村の公文書にも使用されているため福島県内では標準語と思われている。
ぽぉ、あっぽ 間の抜けた奴、あほう者 武士の刑罰「阿房払い」の「あほう(阿房)」が転じ訛った
ほぉか そうか、そうなのか 古い名古屋(尾張)弁の言い方「ほーか」が伝わった
ぽーぽい 火照った様子 擬態語「ポッポする」+「・・ぽい」が付いた地域語
ぽーぽする 火照ってポッポする 擬態語「ポッポする」が基本の地域語
・・ほがね。・ほがねぇ。 ・・しかない。・・の他にては無い。 「他に無い(ほかにない)が訛った
ほぐす 解す(ほぐす) 標準語だが少しだけ使い方がちがい、肩こりなどにだけ使う
ほしたら そうしたら、そうならば 「そうしたなら」の「そ」が「ほ」に代わって転じた言葉
ほだ、ほうだ そうだ 「そうだ」が訛った
ほだでば、ほうだでば そうなんだな~、そうだよねぇ 「ほだ=そうだ」に助詞「てば」が付いて転訛した
ほっかね。ほっかない 他に無い。手だてが無い 「他ならねえ」が訛った
ぼっこす 壊す、崩す、
 転じて‘両替する’にも使用
「ぶちこわす(打ち壊す)」の転じだが、それよりもっと軽めのニュアンスに使用する。
強めに言うときは「ぶっこわす・ぶちこわす」というふうに標準語と大差なくなる。
ぼっこり ボコッと腫れた様子 擬態語の「モッコリ」が訛った
ぼっこれ 壊れたもの、不良・欠陥品、故障したもの、
痛み病んだ人もいう
「ぶち壊れしもの」が転じた
ぼっこれる 壊れる 「ぶち壊れる」が訛った
ほっちゃぐる やたらと掘り返すこと 「掘りたくる」が転じ訛った
ぼっと 偶然、間違って、うっかり 「ふと・・」が転訛した
ぼっとして ひょっとして、もしかすると 「ふとして・・」が転訛した
ほでね そうじゃない 江戸弁「そのほうじゃね」が訛った
ほねおる 苦労する、尽力する 標準語「骨折る」と同じだが意味づかいが少し違う
ほまぢ へそくり、たくわえ 古語の内密の隠し財産や田畑を指す「ほまち」が転じた
ぼやっと、ぼや~っと ぼんやりと、ぼ~とした様子 「ぼんやりと」の言葉が転じ訛った
ほりこ、ほりっこ 小川、用水路、側溝 「堀」に小さいを意味する「こ」が付いた言葉。または城の周囲堀を指す「塹(ほりき)」の転じか、「堀の処」が転じたか?
ほりされ 堀の砂利などを取払うこと 「堀浚い(ほりさらい)」が訛ったもの
ほろぐ 落とす、無くす 「ホロホロくずれる」の意「ほろ・く」が転じた
ぼんこ、ぼんぼこ 玉状の塊り、玉状になった物 玉を意味する「ぼんぼ」または毛玉などの「ポンポン(pompon)と、小さなものを意味する「・・こ」が合わさり転訛
ほんこ 本気、本調子、正式 「本気(ほんき)」の転じ、または実子を意味する「本子(ほん子)が転じたか
ほんしこ 本調子、正式、本格的、本式 「本式(ほんしき)」のが転じ訛った
ほんじゃねっか それとも、それでないとしたら 「それじゃ・ない」が訛った
ぽんち、ぽんちやろ いかれた奴、ふぬけ野郎 「いかれぽんち」が短くなった言葉
ほんとう、ほんと 正常。通常。本来の状態。 「本当」には、標準語ではあまり使われなくなったが、元々こうい意味もある。
ほんとでね ①本当じゃない
②本来の状態じゃない
「本当ではない」が訛った。標準語ではあまり使われなくなったが、元々こうい意味使いもある。
ほんに ほんとうに、まことに、じつに やや古い標準語「本に(ほんに)」である
ほんぽ まとも、正常な状態 「本来の方」が転訛したか?

 ま ~ も

方 言 意 味 語源、由来
まきずし 巻物の寿司全般。太巻き。 標準語で大阪などでは同じ意味で使用されるが、東京では「太巻き」は含まず、「かんぴょう巻」だけを指すので注意。
まぎめ つむじのこと 頭髪の巻き目(まきめ)が転じた
まげ ①親戚、血縁
②負け
①東日本の古語の本家分家関係を指す「まき」が転じた
②「負け」が訛った
まげぎれ 負けず嫌い 「負け嫌い」が訛った
まぜる 含める。加える。足して あまり使われなくなった標準語の「交ぜる。雑ぜる」。
まぜこぜ(まぜこじぇ) 色々混じりあった様子 標準語‘混ぜこぜ’のこと。主に東日本に多い言い方
まだがり
 ※ が=鼻濁音
跨った物、跨るもの 「跨がりし物(またがりしもの)」が転じ訛った
まだぐら 股間 古い語の股座(またぐら)が訛った
まぢうぢ、まぢうち 町内、中心街、街中 「町内(ちょうない)」の訓読みが訛ったもの
まぢげ
 ※ ぐ=鼻濁音
間違い 江戸弁の「まちげぇ」が転じた
まぢば 田舎の反対語、繁華街辺り 古語の「町場(まちば)」が訛った
まちぽい 眩しい 強い光に‘紛れて・交じれて’物がよく見分けられない様子から、その「交じれる」や「紛れる」が変異してできた言葉のようである。
まった まだ、未だに、 「未(いま)だ」の訛り「まだ」がさらに訛った
まったまった まだまだ、 「まだ」を強めた言い「ま~だま~だ」の転訛
まったり ・・形容語の強調につかう 「~したりまったり」と使う
まっちゃ 町へ、町に 「まち(町)」に「・・へ」を表す「・・さ」が付き約された言い方
まっちり 町外れ、(町尻) 町」に、後方を意味する「尻(しり)」が付き転じた
まっちろ 真っ白のこと。 江戸弁の真っ白の言い方「まっちろ」を使用している。
まっつぐ
 ※ ぐ=鼻濁音
真っ直ぐ 同じ意味の江戸弁「まっつぐ」をそのまま使用
まってご 隔たりなく、互角、同等、 「全(まった)く互角の対抗(たいこう)」が転じた
まっと もっと 「もっと」の古い言い方。「尾張弁(名古屋弁)」にも同じく「まっと」という言い方が有る。
まづっぱ 松の葉 「松の葉っぱ」が訛った
まで、までぇ 丁寧なこと 「まじめ(で・・・)」が転じ訛った。「真手(まて)」のことだとも言われる
まなぐ 江戸弁の同じ意「眼(まなこ)」が訛った
まぶる じっと番する、場を離れない 古語の守るの意の「まぼる」が転じた
マーボロ ビー玉のこと おはじきを意味する「マーブル(marble)」が転じ訛った
まま ご飯、めし、食事のこと 古い標準語「まま(飯)」、江戸弁の「おまんま(お飯)」
まめて、まめ 繊細気配り、働き者 古語での誠実の意「まめ(忠実)」が転じた
まるぐ 縛り束ねる 古語で束ねるの「まろぐ(円ぐ、丸ぐ)」が転じた
まるまってる 丸くなってる。
丸まった状態になっている。
「丸まっている」が少し訛った
まんにゃ 間に合う 「まにあう」が訛った
まんにゃった 間に合った 「まにあった」が訛った
まんにゃね 間に合わない 「まにあわない」が訛った
まんぱぢ 主に、目がチラついたりぼやけたりと,はっきりしないときに使う 偽りや嘘を意味する「万八(まんぱち)」が転訛したもの
みぐさい 見苦しい、みっともない 「見る」に「臭い」がついた東北独自語
みざくら サクランボが実る桜のこと 「実(み)あり・桜」が転じた言い方
みじけ、みじかい 短い、 「短い」が訛った
みじめて あわれで見るに忍びない様子、惨めったらしい 「惨めったい」の江戸弁「みじめってぇ」が訛った
みすぐり 果実の摘芯や間引きのこと 「実・選り(み・すぐり)」という農業の用語
みずしも 水霜、霜になる寸前の露 あまり使われなくなったが「水霜」は標準語である
みせ、みっせ 見なさいよ。 江戸弁「見なせぇ」が短く転じた
みそになる リンゴやナシなど果物が、少し傷んで柔らかくなってきた状態をいう。腐る一歩手前の状態 新鮮で硬かった果物が、味噌のように柔らかくなり不味くなった状態を表現する独特の言い方
みちかい 短い 「みぢかい」の「ぢ」が濁音にならない独特の方言。
みちけ、みしけ 短い!、思ったより短い 江戸弁「みぢけぇ」が訛った
みつこわらし 幼児、幼子、小さい子供 「三つ子」と「童衆(わらし)」が合わさって転じた
みったぐね みっともない、格好悪い 江戸弁「見たくね」が転じ訛った
みっちゃぐね 見たくない、みっともない  同上(言い方違い)
みっちら しっかりと、十分に、ちゃんと 「みっちり」の転訛
みっちり、みっちら しっかり、十分に、ちゃんと 「満ち足り(みちたり)」が転じ訛った
みっつぁ・・・ 水に。水の中へ。 「水の中さ(みずのなかさ)」が縮まって訛った言い方
みっつぁぐり 田畑に水を逃がす溝を長く掘ること 「水(みず)」と、‘溝状に掘る’という意味の古語「さくり(刳り」が合わさって転訛した言葉
みでみっせ 見てみなさいよ 江戸弁「見てみなせぇ」が短く転じた
みどもね 見苦しい 「みっともない」が訛った
みば 見栄え、外面、格好 みばえ(見栄え)が訛ったもの
みばわり 恥かしい格好・様子だ、世間体が悪い 「みばえわるい(見栄え悪い)」が訛った
みめぇ お見舞い、葬儀香典にも使う 「見舞い(みまい)」の江戸弁を使用
みんな 見るんじゃない 「見るな」が訛った
みんなして みんなで、全員で 「みんな」に、今ではあまり使われない格助詞「して」がついた言い方
むぎ くじ引き 上紙を‘剥(む)く’くじ引きが転じた
むぎつらわり 無礼な・・、無愛想な・・ 「向こう面(つら)が悪い」が転じた
むぎでね 合っていない、不向きだ 「向いていない」が転じ訛ったもの
むぎなし 粗暴な奴、短気な者 むげ(無碍・無礙)に接尾語「なし」が付いたものか?
むぎんなる 頭にきて意地をはる 「向きになる」が転じ訛った
むぐした
 ※ ぐ=鼻濁音
小便を漏らした 「漏らした」の転訛
むぐす 小便を漏らす 「漏(も)らす」が訛った
むぐらす
 ※ ぐ=鼻濁音
潜り込ませる 「もぐりこます」が訛って転じた
むぐる、 小便を漏らしてしまうこと、 古い言い回しの「漏らる」の転訛
むぐる
 ※ ぐ=鼻濁音
もぐる 「潜(もぐ)る」が訛った
むぐれる 漏れてしまう 「もれる」の訛り「むる」の変化形
むぐろ、むぐら
 ※ ぐ=鼻濁音
モグラ(土竜)、むぐら(葎) 古称の「ムグラ、ムグロモチ、ウグラ」を使用
むげが お向い。向い側 江戸訛り「向けぇ」に「側(かわ)」が合わさって訛った
むげっか 向こう側。対岸 江戸訛り「向けぇ」に「側(かわ)」が合わさって訛った
むしくだし 寄生虫駆除剤 古い言葉「虫下し(むしくだし)」のこと
むすい 中々終らず長引く事 「むそい(無想い、無双い)」が転じ変化した言葉か?
むすぐて
 ※ ぐ=鼻濁音
くすぐったい。むずがゆい
ムズムズした感じがする
「ムズムズ」と「くすぐったい」などの表現語
歯の浮くようなお世辞を言われたときにも使用。
むせて、むせたい 咽苦しい。咽られる。 古語の「咽たし」が転じた「咽たい」が訛った
むで 無理無体、めちゃくちゃに 「むたい(無体)」が訛った
むでっぱ 荒っぽいこと。無鉄砲者 「むてっぽう(無鉄砲・無手法)」が転訛した
むやみに 異常に、変に 標準語の「無闇(むやみ)」である
むやみやだら ひどく度を越す、尋常でない 標準語の「無闇矢鱈(むやみやたら)」の濁音形
むる もる、もれる 「もる(漏る、洩る)」が訛ったもの
めぇる 見える 「見る」が訛った
めぇね 見えない 江戸言葉「見えねぇ」が訛った
めがまる(めまぁる) 目が回る、めまいする 「目が回る」が訛った
めがまんぱぢ 一つの物を凝視し過ぎて物が二重に見えたりうつろになった様 偽りや嘘を意味する「万八(まんぱち)」が転じ訛った
めしくい 結納、仮祝言の行事 招待会を意味する「召し会」と「飯食い」の混同語か?
めっかさった 見つけられた、 「見付けられなさった」の転訛
めっかさる 見つけられる 「見付けられなさる」の転訛
めっかる 見つかる、 「見付かる」の江戸弁と同じ訛方
めっかんね 見付からない 江戸弁の「見付からねぇ」の転訛
めっけ 見つけた、見~つけた 「見付けた」の江戸弁「めっけ」をそのまま使用
めっける 見つける 「見付けた」の江戸弁「めっける」をそのまま使用
めっこ 目の見えない人、目が悪い人、洞察力が無い人、片目 「片目」に接尾語の「こ」が付き「かためっこ」になり、さらにそれが略され転訛した?
めっこめし、めっこまま 生煮えの失敗ご飯 生煮えの「硬めの飯」の「硬め」を「片目(かため)」に置き換え、「片目=めっこ」という風に転じた言葉
めど 縫い針の糸通し孔(穴)の名称「針孔(めど)」が転じた
めろ おんな 古語の「めろう(女郎)」が転じた
めろっこ 少女、幼い女子、稚拙な女性 女郎(めろう)に「こ(子)」をつけた言葉
めんきしょう 免許証のこと 「めんきょしょう」が転じ訛った狭地域語
めんげ、めんごい
 ※ げ、ご=鼻濁音
かわいい 古語の「めぐし(愛し)」が転じた
めんごぐね
 ※ご=鼻濁音
 ※ぐ= 濁音
可愛くない。
生意気だ。
素直じゃない。
「めぐしく」に打消しの「ない」が付き転訛
めんどくさがり 面倒な事が嫌いな人、不精者 標準語「面倒くさがり」が訛ったもの
めんどくせ 非常に面倒だ 江戸弁の「めんどくせぇ」を使用
もさもさ、もっさもさ 緩慢な様子、もじゃもじゃ 毛や草など生い茂る様、または鈍い動きを表す擬態語
もしか もしや、ひょっとして 「もしか」を単独で使うふる標準語の名残
もじゃぐる 紙などをくしゃくしゃにして丸めること。 動作語「もじる(捩る)」の酷い状態が転じ訛った
もじる 紐や縄を綯(な)う事 古語使いの「もじる(捩る)」をそのまま使用
もっきり 酒屋で注ぎ買いして飲む酒 酒の「もりきり(盛切)買い」が転じ訛ったもの
もったでる 盛り立てる、おだてる もちたてる(持ち立てる)が転じ訛った
もっちゃがる 持ち上がる、盛り上がる 「もちあがる」が訛った
もっつぎ 生まれ付いた性格、性根 「持って生まれ付いたもの」が短く転じ訛った
もってね ①もったいない(勿体無い)
②持っていない
①江戸弁「もったいねぇ」が訛った
②「持っていない」が訛ったもの①と口調同じ
もぼれる ぼける、もうろくする 耄碌(もうろく)と耄れる(ほれる)が合わさって転訛
もぼっちゃ 呆けてしまった、老いぼれた  同上の完了形
もぼっちぇる 老いぼれてしまっている 同上の現在進行形
もぼれ 耄碌野郎、老いぼれ野郎 同上の言葉を個人に対し悪口や蔑みに使った言い方
もみだす 雑巾などをもみ洗いして絞っておくこと 「揉みだす」は標準語であるが、雑巾がけなどをすることが少なくなった昨今、言葉もあまり使われなくなってきている
もよう、もよぉ 様子、経過 標準語で「模様」には、この意味もあるが、使う頻度は低い
もよぉみる 模様眺め。成り行きを見る 「模様眺め」と「様子見」が混用され転訛
もれもん もらい物、到来物 江戸弁「もれぇもの(貰い物)」が訛った
もんごい
 ※ ご=鼻濁音
かわいそうだ、ふびんだ 「むごい(惨い)」が転じ訛った
もんず 鳥の「モズ(百舌鳥)」 「モズ」が単純に訛った
     

 や ~ よ

方 言 意 味 語源、由来
やえはっか 複雑で混乱した状態、めちゃくちゃ 「八重」と「八卦」が合わさって複雑な様子の言葉
やから、やがら 奴ら、あいつら、連中、手合い、厄介な人達、たぐい 蔑視言葉の「不逞の輩(ふていのやから)」が短くなった言い回し、標準語だが東京などでは使われないようだ
やきぱだ 火傷 語源の「焼き畑」に「焼き肌」が混用され転じたか?
やぎめし おにぎり 「焼きにぎりめし」が転じ「おにぎり」を指すようになった言葉
やしき、やしぎ 集落、隣組、班、 中世(鎌倉時代~戦国時代ごろ)に、地方の豪族を中心にし形成された集落を「豪族屋敷村」と言い、それが単に集落のことを「屋敷」と言うようになって今に残ると思われる。
江戸時代には、同心や与力の組に与えられた「組屋敷」というのも在るが、それも同じ起源かもしれない。
やせはってる 痩せこけていること。 「痩せてる」に強調する他動詞の「はる」がついた言い方
やぢ、やぢっぽ 湿り易い土地、谷間の土地 低湿地を指す言葉「谷地(やち)谷津(やつ)」が訛った
やちか、やっちか 弱い、弱弱しい、陰湿な外見
病み気味の様子
大阪の「弱っちい」の転訛にも思えるが、地域独自語なのかもしれない
やっきる 焼いて切り裂くこと 「やききる(焼き切る)」が転訛した
やっけ 厄介 江戸弁「やっけぃ(厄介)」が訛った
やっけ、やっこい 柔らかい 江戸弁「やぁらけぇ(柔らかい)」が訛った
やっけごど (なんて)柔らかいんでしょう 「ご」=濁音・「柔らかいこと~」の感動語の訛り。
やっけこ゜ど
 ※ ぐ=鼻濁音
厄介な問題、面倒な事、凶事 「やっかいごと(厄介事)」転訛。
やっこどね 何もやることが無い。
手出し無用。世話やき無用
「やることが無い」、「やることは無い」が訛った言い方
やっこどね 焼かなくていい。 「焼くことが無い」、「焼くことは無い」が転訛した
やっさら 度々、しきりに 古い言い方「弥更(いやさら)」の転訛か?
・・・やす ・・ます。・・・です。 都言葉(京都・大阪)の「やす・やんす」が江戸時代に一般化して、伝わった言い方
やっち、やっちぇ やりたい 江戸弁「やりてぇ」が訛った
やっちゃぐね やりたくない 江戸弁「やっちくねぇ」が訛った
やってで やっておいてくれ。 「やっといて・・」が訛ったもの
やっとごさ やっとのこと やっとのことを意味する独自語
やっとごすっとご ほんとうにようやっと 「やっとすっと」の強調形
やっとすっと ようやっと、やっとのことで やっとこ、すっとこが混じり合った言葉
やっぱし やはり 江戸弁の「やっぱり」が訛った
やっぴし 何度も、毎回 「八つ拍子」か「八つ遍」が転じ訛った
やづめら、やづら あいつ達、奴ら(やつら) 古語の「彼奴ら(きゃつら)」が転じ訛った言葉
やなさって しあさって(明明後日) 古語の「やのあさって」が訛った
やは(yaha) 弱い、壊れやすい、やわ やわ(柔、軟)が訛ったものか?意味は同じ
やばさんしょ 行きましょうよ 「やべ」を目上の人に使う敬語の言い方
やばし みすぼらしい、汚らしい、胡散臭い 無粋の意味の「やぼし(野暮し)」が転じ訛った
やばせ 一緒に行きましょうよ 「やべ」の丁寧な言い方
やべ (ともに)行こう、付いてこい 古語の歩き行くの意「あやぶ(歩ぶ)」が転じた
ヤマガヂ 毒蛇の「ヤマカガシ」こと ヤマカガシの古称「ヤマカガチ」が転訛した
やむ 痛みがくる、うずく、痛む 「病む(やむ)」のこと、主に継続痛や遅くに出る痛み
やや、(ややこ) あかちゃん 京言葉・古語の「やや(稚)ややこ(稚児)」を使用
ややなし お産のこと 古語の「ややなし(稚・生し)」を使用
ややぶるめ(ぶるまい) 赤ちゃんの祝い行事(振舞) 赤子の叔母達だけを集めてやる「祝い振る舞い」の事
ややもり 赤ちゃんの子守 古語「ややまぼり(稚・守り)」が転じた
やらっちゃ やられた、してやられた 「遣られた」が訛った
やりだでね 完了するまでできない。やりきれない。 「やる」に「だでない」がついて訛った独自語。
やりづれ やりにくい。やり辛い。 「やらづらい」の江戸弁「やりづれぇ」と同じく訛った
やろ 男、者 古語の男の子を指す「野郎」が転じ訛った
やろこ、(やろっこ) 少年、子供、少年の様な人 野郎に「こ(子)」が付いたもので、「稚拙な者」も意味する
やろめら あいつら、あの野郎たち 「野郎たち」が転じ、相手を見下す言葉
やんが 山側、または山の川沿い 「やまがわ(山側、山川)」が転じ訛った
やんげし、やんげぇし 仕返し、報復、復讐 「やりかえし(遣り返し)」が転じ訛った
やんだ 嫌(いや)だ 「嫌だ」が訛った
やんだぐしっちま 嫌になってしまう、不快にさせる 「嫌になってしまう」が訛った
やんだぐなっちま 嫌気がさしそうだ、不快になる 「嫌になってしまう」が訛った
やんでる 病気だ、悩んでいる 稀になった言い方「病(や)んでる」のこと
やんね やらない 江戸弁「やらねぇ」が訛った
ゆすぐ すすぐ、水にさらし流すすこと 「すすぐ」が今は一般的だが、「口をゆすぐ」など同時に使われていた言葉である。
ゆする 揺らす、揺り動かす、揺さぶる 古い標準語「揺する」である
ゆすぐる 「ゆする」より少し強く荒い言い方 古い標準語「揺する」の強調形
ゆすぐられる 揺り動かさらされる 古い標準語「揺さぶられる」の転訛
ゆすぶる、ゆさぶる 同上 「揺する」に「振る」が相まって転訛
ゆだれ よだれ 古語の「よだり」が転じ訛った
ゆっつばる 結びつける 「結(ゆ)い縛(しば)る」が訛った
ゆんべ 昨日の夜 「ゆうべ(昨夜・夕べ)」が訛ったもの
よい・・、よいの・・ 前日。前の・・・。前日の・・・。 標準語の「宵(よい)」だが、昨今はあまり使われない。
よいでね 難しい、困難だ、 「ようい(容易)でない」が訛った
ようめし 晩ご飯 「よるのめし」が訛った
よくたがり 強欲な奴、がめつい奴 「欲」に「集り(たかり)」が付き転訛した
よぐふか 欲深い、欲深い人 「欲深(よくぶか)」が訛ったもの
よぐふけ、よぐぶげ 欲が深いこと 江戸弁「よくぶけぇ」が訛った
よげなかす 無駄なおせっかい。 「余計な」と方言の「かす=くだらない行動」が合わさった言葉
よごっちゃ
※「ご」は鼻濁音
汚れた。 「汚れ」に、方言の「・・ちゃ」がつた言い方
よごっちぇる
※「ご」は鼻濁音
汚れている。汚れてる。 「汚れ」に、方言の「・・ちぇる」がつた言い方
よごっぴづ いびつなこと、ゆがんだ様子 「横に歪みいびつ」の言葉が転じた
よさる 寄る、偏る 上代東国方言の「よそる」がさらに訛った言葉。
よたこう、よたもん やくざ者、チンピラ、役立たず 馬鹿なやつを指す「与太者」が転じた
・・・よっか ・・よりも。・・よりは 助詞、「・・よりか」が転訛したもの
よっかがる 寄りかかること 「よりかかる」が訛ったもの
よっく・・、よっくど・・ 十分に、くわしく、しっかりと 「よく(良く、能く)」の強調「ようく」が訛った
よっさわり みすぼらしい姿、汚らしい姿 「様子が悪い」が訛った言葉
よったがる 寄り付くこと 「よりたかる(寄り集る)」の転訛
よったがんね 寄り付かない、近づかない 「よりたからない(寄り集らない)」の転訛
よったまる 寄り集まる 「よりたまる(寄り溜まる)」が訛った
よったり 4人 四人の数え方の古い標準語「よたり」が訛った
よってがさんしょ お寄りくださいませ 上記のより丁寧語、敬語
よってがせ 立ち寄ってください 上記の少し丁寧語「寄ってください」が転訛
よってげ 立ち寄っていけ 「寄っていけ」が転訛した
よってつかね
 よってずがね
近寄らない。敬遠する
付合いが無い。
「寄って、付かない」が転じた言い回し。
よってづがんにぇ 近寄り難い、関りづらい 「寄って、付けない」が転じた言い回し。
よっぱら 充分と、散々、長々と 古語の充分なの意「余腹(よはら)」が訛った
よっぱらすっぱら あきれるくらい充分 「よっぱら」の強調
よっぱれ 酔っ払い。酔ってしまった者 「よっぱらい」が訛った
よっぴで 夜通し、徹夜で 古語の「よるひとよ(夜一夜)」が転じ訛った
よっぽど よほど、 「余程(よほど)」が転訛した
よどれ 老い耄れ、またはそんな風に弱った様子の人。 同上の名詞形、悪口と蔑み語
よどれる 老いて、または老いたようにみすぼらしくなった様子 沈滞して活気が無い様子「よど(淀・澱)む」が転じた
よねまつり 米寿の祝いのこと 米寿(よね・いわい)が米祭り(よねまつり)となった
よのもの その他の物 古語、その他の意「余の物」をそのまま仕様してる
よばっちゃ 招待を受けた、呼ばれた 古語「呼ばれた」が転じ訛った
よはり 夜の見張り。徹夜の意も有 「夜」と見張りが合わさった作業言葉
よばれ 御招待、およばれ 「およ(呼・招)ばれ」が転じた
よばれ 呼べ、呼んできなさい 古語「呼ばる」の命令形「よばれ」を使用
よひかり 日中より夜中に動くのが多い者。 同じ意味の「宵っ張り(よいっぱり)」が転じた
よらつぐ ふらつく、フラフラ歩くこと 「ゆらつく(揺らつく)」の転訛
よらぶる よろける、倒れそうになる 「ゆれふらる(揺れ振らる)」の転訛
よわかす 弱虫 「弱い、かす野郎」が転じた
よわり、よわれ 徹夜、夜中の仕事 時間を割(さ)くと同じ意味使いの「夜割り(よわり)」

 ら わ ん

方 言 意 味 語源、由来
・・・ら ・・・達、・・・ども、・・・等(ら) 「・・等(ら)」という古言、現代の標準語では「彼等(ら)」のみに見られるが、関西方言には今でも多く使われている
らいさま、れーさま 雷、 「雷様」の異読み
・・・らっちぇ ・・・られる 「・・・られ」が訛った
・・・らっちゃ ・・・られた 「・・・られた」が訛った
らっちゃくっちゃね 非常に乱雑または混乱したな様子
シッチャカメッチャカ
「埒も口も無い(らちもくちもない)」または「臈次も口も無い(らっしもくちもない)」の転訛
らっちゃね 乱雑で片付かない様子、
混乱してよくわからないこと、煩雑な様子のこと
「埒(らち)もない」の転訛 {臈次(らつし)⇒埒)}
・・らんにぇ、・・らんね ・・・られない、・・いかない 江戸弁「~られねぇ(らんねぇ)」の使い回しが訛った。
南達弁に限らず、福島県内は「られない」の「れ」が「ん」に変化する
らんば、 らんと 墓地、墓場、卵塔場(古称) 元々は僧侶墓石の「無縫塔(むほうとう)」が卵形であることからきた俗称‘らんとう(卵塔・欄塔)’、それが転じ墓地そのものを指す「卵塔場」になった。
さらに、僧侶の墓石を「卵塔婆」や「欄塔婆」と書き表し同じく「らんとうば」と言ったこととが混用され転じたものとも考えられる
りぎむ いきむ、いきばる、気張る
虚勢を張る、力をこめる
「息む」の転じ語「力む」が転訛した
りぐじねぇ、りぐっちゃね 理屈っぽい。いやにくどい様子。ハッキリしない様子。 「理屈っぽく意気地ない」が転化した
りご 利口のこと 「りこう(りこう)」が訛ったもの
りっく リュックサック 「リュックサック」の略し「リュック」がさらに転訛した
りっぱ 美しい、みごと、綺麗に整っている、きちんとしている 「立派」には元々‘美しい’の意味もある。我が地域の場合と整った美しさを指して言うことが主である
れぇさまあめ 夕立雨、直止むにわか雨 「雷様雨」は「にわか雨」の場合が多い事から転じた
ろぐざま ろくに、ろくすっぽ、しっかりと 「ろく(陸)なざま(様・態)」が転訛
ろぐすっぽ ろくに、ろくろく、ちゃんと 「ろくすっぽ(陸すっぽ)」が転訛
ろぐでもね ろくなものではない 江戸弁「ろくでもねぇ」が少し訛った
ろんぱり 思考等が定まらない様子、または人物の蔑称 本来は視線が発散している「斜視」のことだが、散乱した思考や行動まで指すようになったもの。
わが
 ※が=鼻濁音
自分、俺、あなた、おまえ 古代、人を指すとき「わ(我)」と言ったのが転じで、自分自身も相手にも使用される
わがい、わげ
 ※が=濁音
若い 「若い」が訛った
わがい
 ※が=鼻濁音
我が家、自分の住居 「我が」+古い家の言い方「いひ」が転訛した
わがげ
 ※が、げ=鼻濁音
あなたの家、自分の家 「わがのいひ(我がの家)」の言い方が転訛
わがら 自分達、あなた達 上記の「我が」に「ら」がついた複数形の言い方
わがるめ (それでは)だめだろう。うまくないだろう。よくないぞ。 「わかるまい」が転じた言葉」だが、少し意味合いが違う。
わがんね ①判らない、解らない、分からん、
②だめだ、うまくいかない、いけない、
江戸弁「わからねぇ」が転じ訛った
京都、大阪弁で「埒が明かん」が転じた「あかん」の言葉とまったく同じ意味になることから混用され転訛した可能性も考えられる。
わがんない わかりますね、理解できることですよね 「わかる」に、「な」の丁寧語「ない」が足さって訛ったもの
わげ 若い、若いな~ 「若い」の江戸弁「わけぇ」が訛ったもの
わけ゜
 ※げ=鼻濁音
我が家、自分が暮してる所 「わがけ(我家)」が転じ訛ったもの
わげもん 若い者。年下の者 「若ぇ者(わけぇもの)」が訛ったもの
わすっちゃ 忘れてしまった 「忘れちゃった」が訛ったもの
わすら いじり、なぐさみ、楽しみ事 「わるさ」の転じ言葉
わすらする いじる、さわり使う、なぐさむ 「悪さする」の一部が変化し転じた
わせだ 忘れた 「忘れた」が訛った
わせった 忘れてしまっていた 「忘れていた」が訛った
わせる 忘れる 「忘れる」が訛った
わっか 輪、輪状のもの 「輪環(わかん)」が転じたもの
わっかぐ さき(割き)分ける 「わりかく(割り欠く)」が訛った
わらし こども 子供の古称、「童衆(わらし)」を使用
わらしとも 子供たち 同上の「童衆共(わらしども)」が転訛した
わらじをぬぐ
 ※ぐ=鼻濁音
養子同様になること 「旅人が草鞋を脱ぎ泊まり落ち着く」が転じた
わりふり 配分、割り当て あまり使われなくなった標準語「割り振り」
わんな 獣捕獲の仕掛け罠(わな) 紐の仕掛け罠を指す古語「輪奈(わな)」が訛った
んが、ぅんが そうなのか? 「ん」から始まる独特の方言
んがい そうなんですか? 上記の「んが」の丁寧語
んじゃない それじゃまた んじゃ=それじゃ、ない=・・ね、が合わさった
んだ そうだ、 「ん」から始まる独特の方言
んだげんちょ そうなんだが。そうだけど。 「んだ=そうだ」に、打消しの「げんちょ=けれど」が合わさった言い方
んだっけ、
 んだっけが
そうだったかな? 「ん」から始まる独特の方言
んだでば その通りだよ 「ん」から始まる独特の方言
んだど そう言う事なんだってよ 「んだ」に・・・ですっての意の「と」が付いた
んだわ そうだそうだ、その通りだ 「ん」から始まる独特の方言
んなわげね そんな訳がない 「わげね」は「訳がない」が訛ったもの
     

擬音・擬態語(トントン、ワンワン)

擬態・擬音語 意 味 意味が最も近い標準的語
アフラアフラ 目的もなく生活したり動いていたりする様子 ブラブラ、ウロウロ、ダラダラ
ウスウス かすかに、なんとなく、少々 ウスウス(薄々)
ウッツラウッツラ 睡魔に襲われ眠気がさした様子 ウツラウツラ
ウロラウロラ 意味もなく歩く様子 ウロウロ
ガクタラガクタラ 戸などがたつきぐらついる様子 ガタガタ、グラグラ
カタラカタラ 機械的なものが当り動く様子 カタカタ
カチラカチラ 時計のような軽い機械音の様子 カチカチ
カックラカックラ 膝に力が入らないで歩く様子 カックンカックン
ガッタラスッタラ 雑音的ぶつかり音 ガッタンガッタン
カッチャラカッチャラ 時計のような軽い機械音の様子 カチャカチャ
ガッチャラガッチャラ 雑音的ぶつかり音 ガチャガチャ
カッポンカッポン 水などが満杯の状態で揺れて波打つような様子  
ガフガフ 服などのサイズが大き過ぎて余っている状態 ユルユル
ガンガラガンガラ うるさく鳴る金属音を表す言い方 ガンガンカラカラ
キッカキッカ 直角に曲がってる様子や直角そのものを指す  
キツキツ 服などのサイズが小さく窮屈な様子 キツイ、
キョロラキョロラ 過剰にあたりを見回すこと キョロキョロ
クチャラクチャラ 音を立てて食べる様子 クチャクチャ
グッチャラグッチャラ 汚く音を立ててゆっくり噛み食べる様子 ベチャベチャ、グチャグチャ
コゴダラコゴダラ 埒もない細々としたことを言ったりする様子 グチグチ、グダグダ
コタコタ 疲れ切った様子、体力が無くなっている様子 ヘナネナ、ヨレヨレ
ゴッタラゴッタラ ぬかるんだところやそれに近いところの様子 ベタベタ、
コリコリ、コリッコリ 全部刈り取られた、または切り取られ跡形も無い様子  
グリーット ぐるっと グルット
コロコロ ①転がるさま
②転がるくらい丸々太っている様子
コロコロ、マルマル
ザーコザーコ、サーコサーコ 切れの良い鋸をひく様子、太い物を切る様子 ギーコギーコ
ザコザコ 鋸を使っている音、や様子  
ザッコザッコ 早く鋸を動かす様子 ザックザック?
サッサガサッサガ 手早いとか素早いとかの様子 サッササッサ
シッカシッカ 刺しこむような痛み シクシク
シナコシナッコ 鞭のようにしなる様子、繊維質が強く噛み切れない様子 ビヨンビヨン
シナシナ 繊維質が多く切れ難い、しなやかな物を表すもの シナシナ、シネシネ
ズスタラズスタラ 引きずるようにだらしなく歩く様子 ズルズル
ズダン 破裂音、銃声、ぶつかった音 ダン、ズドン
ズッシズッシ 重い物が歩く様 ズシンズシン
ステーン、スッテーン 滑って転んだ様子 スッテンコロリン
スパスパ 刃先などが鋭い様子、  
ズラズラ 滑りやすい状態 ツルツル
ズラッと、ズラーッと 整然と数多く並んでいる様子 ズラリ
スワスワ、ソワソワ 少しだけ寒さを感じる様子、寒気、悪い予感 スースー、ゾクゾク
ズンガズンガ 浸み込むように痛む様子 ズキンズキン
セッカセッカ 息が切れた様子 ゼーゼー、
タプタプ 満杯。溢れるくらいたっぷり入った状態 たっぷり、満々、ナミナミ
タフタフ ゆる過ぎて締まりがない状態  
チッタンチッタン 水滴などが少しずつゆっくりと滴り落ちる様子  
チビラチビラ 少しづつ飲む様子やそれに似た行動 チビチビ
チャキチャキ 主にさっぱりとした性格や男勝りの女性に使われる  
チャンチャン とっても元気な様子、足腰がしっかりしている様子 ピンピン、はつらつ
ツルンコツルンコ ツルツルと滑る様子 ツルツル
デゴデゴ 重そうに歩く様子、のろまな歩き方 トロトロ
テッテッテッテッ 手をしっかり振って元気良く歩く様子 スタスタスタ
デブデブシ 太っている様子 デップリ
テラテラ 滑り安く鏡のようになっている様子 テカテカ
テレラテレラ なんともはっきりしないしぐさで歩いたり動く様 チンタラチンタラ、フラフラ
デロデロ 泥だらけになった様子 ドロドロ
テンテコテンテコ 軽く飛び跳ねるように楽しそうに歩くさま テンテンテンテン
ヌラヌラ 油っぽく滑りやすい様子 ヌルヌル
ネパカパ、ネッパカッパ ひどく粘つく様 ネバネバ
ノヘー 表情に変化がなくボーとした様子 ボー
ノペー 起伏が無い形状、なだらかな様子 ノッペリ
バサラバサラ 主に髪のような糸状のものが被さる様子 バサバサ
バシバシ スッキリした様子、ドンドン進む様子 着々
ハッカハッカ、 息が切れる様子 ハーハー、
ハッカラハッカラ 息が切れる様子 ハーハー、
バッタコバッタコ 思い足音を表す言い方 バタバタ、
パッタコパッタコ 軽い足音を表す言い方 パタパタ、
ハネハネ あわて急いで走りながが行くさま 走って
バハラバハラ 主に布状のものが覆いかぶさる様子 バサバサ
ビシャビシャ 濡れた様子 ビショビショ
ビダビダ ずぶ濡れ状態 ビッショビショ
ピッタンピッタン 水滴などが少しずつ滴り落ちる様子  
ヒョンヒョン 飛ぶように走り行くさま ヒュンヒュン?
ブグブグ 太った様子 ブクブク
フダフダ たっぷりな様、並々となった状態 ナミナミ
ベチャラクチャラ うるさくしゃべる様子 ベチャベチャ
ベッチャラクッチャラ 気分の悪いことを多くしゃべる様子 ベチャベチャ
ヘナコヘナコ、ヘナコヘナッコ 細い様、長い竿のような物がしなる様子 ヘナヘナ
ペナコペナコ、ペナコペナッコ 薄い様、薄長い板状のものがしなる様子 ヘナヘナ
ベラリベラリ くだらない話をよどみなくしゃべる様子、言ってはならないことを話しまわる様子 ベラベラ
ボッコリ 拳で叩くこと、腫れ膨らんだた様子 ボコ、モッコリ
ミシミシ ゆっくり折れたり、つぶれたりする音、きしみ音 メリメリ
ムスムス 小さな虫などが着た衣服の中で蠢く様子 ムズムズ
モサモサ 動きが鈍くあか抜けない様子 ノソノソ
ユルユル 服などのサイズが大きくて余裕がありすぎる様子 ガボガボ、ユルユル
ヨサヨサ 豊かな実りなどが揺れるさま ヨサヨサ
ヨッコラヨッコラ 動きが重くゆっくり歩む様子 ヨロヨロ、ヨタヨタ
ヨッサヨッサ とても重くて豊かな実りなどが揺れる様 ユッサユッサ
ワサラワサラ 長い髪の毛被さり邪魔な様子、またはそのように邪魔くさく動き回る様子 バサバサ
ワサワサ 虫のようにせわしく動き回る様子。髪の毛などが多い様子 セコセコ、カサカサ、バサバサ
ワッタコワッタコ 焦って意味もない動作をしている様子 ワタワタ、アタフタ
     

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