激労の夏
働くわが身 痛むひざ 痛む脳髄
真上に伸ばせない両腕 力の入らぬ腰
それらを平手打ちして「動け、もう少し動け」と檄を飛ばす
ボーとなりかける頭に暑さと湿度がのしかかる
いつの間にか亡き父を呼んでいた
「とうちゃん、とうちゃん俺はこれで良いのかい、なあとうちゃん」
とめどなく汗が流れ落ちていく夏の仕事
認められない仕事量 からからに渇いた心身
「とうちゃん、この仕事でいいのかい、とうちゃん」
答えないことはわかっているが口にだしたくなる、愚痴一つ二つ三つ
| 固定リンク | 0
« 薔薇を贈りましょうか | トップページ | かたち »
コメント