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2006年2月の3件の記事

2006年2月20日 (月)

ずっと年下のおまえに

なにやってんだよ、おまえは

そんなところで寝てんじゃねえよ

明日は忙しいんだぞ

たくさんたくさん人が押し寄せるんだぞ

俺たち二人じゃ間に合わないんだぞ

いつものように動いて、叫んでみろよ

聞いてこいよ、俺のところに

「あんちゃん」て、幼かったころのように

ほら起きろ、オヤジさんが怒ってるぞ

奥さんが泣いてるぞ、怒って奥さんが泣いてるぞ

じいさん、ばあさんが大きくため息をついてるぞ

ほら見ろよまた別の人が来たじゃないか

早く起きろよ!

今日だって忙しいんだから

わかっているだろう、おまえなら

だって   だってよ

おまえのお葬式だものな

おまえ、死んじまったもんな

  おまえのお葬式だもんな・・・ばかやろ

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2006年2月15日 (水)

寒風を楽しむものたち

風がざお~ザアオ~と怒るかのように声を上げる

太く高く伸びた孟宗竹が謝るかのように

何度も何度も風に頭(こうべ)をさげている

カラスが「どうしたんだ?」と声を張り上げている

ノビタキが飛び立った

雀が渦を巻くように濁った西の空へ飛ばされていった

そこを何もなかったかのように

掛け声を掛け合っているアスリートのように

真っ白な、真っ白な白鳥たちが一列になって十羽

怒る風を楽しむように 鳴きながら

東の空に真っ白な翼を映して飛んでいった

その白さは陽もさしていない空なのにうっすらと光を放っていた

もう少しで旅立ちの春近しか

今度はどこの冬寒に向かって行くのだろうか

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2006年2月10日 (金)

ときにはそれもいい

悲しいときは

ひとりになれるところを見つければいい

悔しいときは

海や川に行き水の流れを見ればいい

わびしいときは

愛するもののそばに行けばいい

沈んだ心を癒すには

暖かな陽の光とゆれる小さな炎がいい

明るいおだやかな野原で遠くのざわめきや

風の声を感じるのがいい

日があたりおだやかな広い草原がいい

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