« 上がらぬ腕 | トップページ | 県警の声 »

2006年5月17日

三階の窓

病院の三階の窓

外を見つめる人がいる

ガラス一枚、内と外

自由と不自由の境界線

それを見つめる早朝のわたし

腕が重くて動かない、肩が痛くて動けない

不自由の体がある、車の中

ガラス一枚、内と外

きっちりと白線が引かれた駐車場

ゆっくり動く雲に青い空

上空と大地が平行で、間を走るわたし

この空間は何が流れているのかつかめない

どこへ流れていくかわからない

| |

« 上がらぬ腕 | トップページ | 県警の声 »

コメント

コメントを書く



(ウェブ上には掲載しません)




« 上がらぬ腕 | トップページ | 県警の声 »