雪の上と下の道
嫌われたくない、嫌われたくない
一人ぼっちは嫌だ、さびしいのは嫌だ
雪の降るぼやけた空に向かって心の中で叫ぶ
雪が顔で解けて流れる、涙のように流れる
その冷たさにわれに帰る自分がいる
冷静に自分の立場を考える自分が立ち尽くす
前を見れば雪で道は消え田んぼも畑も消え真っ白なキャンバス
好きなように自分の道を描けば良いのに
雪下の元の道を確かめるように歩き出した
この道を歩けば誰かに会えるから
会えるはずだから
同じ方向に向かっている人がいるはずだから
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