初めて見た
幼いころから俺と遊んだ、いとこの兄弟
その、年の離れた弟のように育った従弟が逝った
小さなお前が、俺とお前の兄の後を追って
一生懸命ついてきた
なんでも、やることが遅くて、俺たちが待っていたっけ
そのお前が、おれたちより早く逝くとは思わなかった
弟を亡くしたおまえの兄、
息子を亡くしたときも人前で泣くことは無かったあいつ、
お前の棺の前で、風船が破裂したように泣き出した
あいつのあんなに取り乱した姿を、泣く姿を
おれは初めて見た気がする
この悲しみをなににぶつけようか・・・
何で癒そうか・・・
| 固定リンク | 0
コメント