« オリンピック招致 | トップページ | 雨が続く »

2013年9月 6日 (金)

誘作情景

東日本大震災の、あの生まれて初めて体験した揺れ

数分から数十分おきに来る震度4以上の余震の大きな揺れ、揺れ

東電の福島原発の事故、放射能、避難、避難

死者の数の驚き、

無事だった喜び、

電気が無い寒さ、店に食べ物が無い寒さ

毎日、毎日、毎日、空を行きかうヘリコプター

毎日、毎日、村内を行きかう県外の消防車、救急車、

ガソリンが無くて、自転車で移動する笑顔の家族

毎日、毎日、毎日、同じくテレビから流れるへんな広告

わざとらしく悲しげな顔のキャスターたちの映像

あの時の光景の細部が頭から少しづつ消えかけ始めた2013年

テレビでは美しい映像と音楽でそのころの特集が繰返し流される

いつの間にか、その作成されたテレビ番組やフォトによって

自分だけの記憶まで誘導され作られ始めていることに気付いた

あんなに、肌で感じたことが、色を変えられるように

テレビによって作られ始めているとは

なんってこった・・・なんてこった・・・

| |

« オリンピック招致 | トップページ | 雨が続く »

コメント

コメントを書く



(ウェブ上には掲載しません)




« オリンピック招致 | トップページ | 雨が続く »