誘作情景
東日本大震災の、あの生まれて初めて体験した揺れ
数分から数十分おきに来る震度4以上の余震の大きな揺れ、揺れ
東電の福島原発の事故、放射能、避難、避難
死者の数の驚き、
無事だった喜び、
電気が無い寒さ、店に食べ物が無い寒さ
毎日、毎日、毎日、空を行きかうヘリコプター
毎日、毎日、村内を行きかう県外の消防車、救急車、
ガソリンが無くて、自転車で移動する笑顔の家族
毎日、毎日、毎日、同じくテレビから流れるへんな広告
わざとらしく悲しげな顔のキャスターたちの映像
あの時の光景の細部が頭から少しづつ消えかけ始めた2013年
テレビでは美しい映像と音楽でそのころの特集が繰返し流される
いつの間にか、その作成されたテレビ番組やフォトによって
自分だけの記憶まで誘導され作られ始めていることに気付いた
あんなに、肌で感じたことが、色を変えられるように
テレビによって作られ始めているとは
なんってこった・・・なんてこった・・・
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