山の景
物心ついたころから、
山に囲まれた わが家の風景を見てきた
その山の峰々が無い風景を見たことが無い
これからも ズ~っと先にも
そんな景色を見ることは無いだろう
だからと言って、
山が無い風景を見たいとは思わない
その理由は?と聞かれても うまい言葉は出てこない
それでもあえていうならば
「そこに昔から或るものだから」・・か?
やはり これも うまい言葉ではない
「先祖も見てきたものだから」・・は?
気取り過ぎで 似合わない
その山の景色が激しく変わりつつある
赤松の巨木は殆どが立ち枯れ、倒れ腐り 山道を塞いでいる
大雨土砂崩れで いたるところの小川が形を変えている
時代なのか?地球的環境の変化なのか?
それは、解らない
ところが、その変化は「山が荒れていく」ではなく
世の中や環境の変化に対し
まるで山が、鎧を着始めているように
おれには見えてくる
そしてまた きょうも季節が巡る山を前にする
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