人の手
父の妹である叔母が亡くなったのは20代後半
わたしは まだ2~3歳のころだった
だから、叔母の顔は覚えていない 覚えているのは綺麗な白い腕
いつも、母の代わりに私を抱いていてくれたらしく白い腕
その腕の白さだけは 鮮明に覚えている
そのころは、父方の祖父も生きていたし、母方の祖母も曾祖母も生きていた
今も元気な、母の妹である叔母にもよく負ぶわれていたようだ
私が生まれたとき どれだけ多くの人の手に抱かれたのであろうか?
どれだけの手にお世話をかけたのだろうか?
もし、その頃が見られるのなら 見てみたい
とくに 白い腕の叔母に遭ってみたい
そして、こう報告したい
あなたの息子も娘も 甥も姪も
もう50代60代になってしまいました、と
もう、あなたは孫より若くなってしまいました と
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