短歌

つゆ雨に　幼きあの日　蘇る

　優しき祖父と　まだ若い父

菜花草人

詩集・・・「雨の音」

パラパラと葉音を立てる

梅雨の弱い雨

遠くで鵜がギャー、ギャー、ギャーと

雨に怒るように鳴く

近所の子どもが何かに癇癪を起して、

同じくギャーギャーと騒ぐ

そんなこと　

お構いなしに葉音を立てる梅雨の雨

気持ちの良い音です　

落ち着く音です　

こどものころ縁側で一人で聞いていた　

懐かしい音です

菜花草人

満 月

きんにょの満月の　明゛るさはすごがったったない

おら　電気　消し忘っちゃがど思ったったない

なんだが　外国では「ストロベリームーン」ていう満月だったらしない

した　月夜が異常に明゛るいっちゃ　なんだが不気味だない

こご　数年　異常に明゛るいに気がしんのは　気のせいがない？

梅雨に入れば

梅雨に入ったら　こんどは雨の日ばっかだない

温度も下がって　体がだるい

来週には　まだ高温に戻んだどない

気がかりは　天候よっか　イノシシ被害だ

この戦いは　いづまで続ぐんだがない

ミシン

去年　いや　その前の年がらだったがな～

妻の持ってるミシンが調子　悪ぃらしぐ

「縫わんにぇ。ぼっこれだ。このミシンはだめだ」どがない

そんじゃがらって　金かがっから修理さは出したぐねぇし

ぐだまいったんだわない。

おらは　どうせ年に１回くれしか　使わねし　

たいしたごどねぇべど思ってたんだない

した今回は「は～捨てる・・・」どが言いだしたんで

ついに　どごわりのが　見でみだ

そしたら　結局がネジが緩んでで針の上下動作がだめだったのない

ネジ（六角）　ギッチリ締めだら　直っちまったない

妻の喜びど　驚ぎは　すごがったったない

そんじぇ　妻さ聞いでみだんだない

「何が硬゛い布が　分厚い布　縫わねがったが？」

そしたら　妻の答えに呆れで　笑っちまった

妻「このミシンの説明さ　‘厚物に強い’てあったがら、何枚縫えっか試してみだ」

そだごど　すっから　ぼっこれんだで

３年前には母の愛用のミシンを直したし

こんじぇ　おら家゛のミシンは全部　正常に使えるようになったわい

修理費もかがんねくて　いがった

６月の朝

令和になって　一か月　過ぎだない

毎日　３０℃前後の暑゛い日が続ぐわない

ほんじゃがら　思い切って布団だのしまったんだげんちょ

朝方は　１２℃くれで　どっちが　つうど寒いんだでない

毎日、乾燥注意報は出っぱなしだし

風邪っぴぎの人が多いんだで

おらは　花粉症が　いつもよっか悪ぃし　

サッパリしね日ばっかだ

畑゛さは　イノシシのやろが出でっぺし　とろろ芋全滅だ

　あやまったない　頭痛が痛゛ぇ