カテゴリー「詩 集」の168件の記事

2024年9月14日

法は人を守る

法は 人を守るために作られたものである

が、

法を知らない者を守ってくれないものでもある

 

菜花草人

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2024年8月17日

泣くのは

生まれたての赤ちゃんの言葉は泣くこと

言葉を知らないから 泣き声は必死の言葉

大人になってもそれは同じ

思いをあらわす言葉が見つからないとき

それでも何とか訴えたいのに 伝わらなければ

泣くしかない

 

菜花草人

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2024年7月25日

記憶

1年前の今頃 何を考えていたろう

半年前は 何を思っていただろう

一月前 何を考えていたろう

一週間前は 何を思っていただろう

全部覚えている人はいるのだろうか

おれがそんな人だったら 毎日頭痛だな

 

菜花草人

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2024年7月18日

願いが一つだけ叶うなら

もしも、もしも一つだけ願いが叶うとしたら

一つ選ぶとしたら

一つ選ぶとしたら

一つ選ぶとしたら

・・・・・・・

その一つを教えてもらおうか?

 

菜花草人

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2024年6月16日

灯り

虫は灯りに集まってくる 人も同じだ

だから灯りの下には 生活と命がある

遠くに見える 小さな灯りには誰が居るのだろう

どんな暮らしが あるのだろう

母が若いころ その灯りが禁じられたことがあった

それは 二度とあってはならない

 

菜花草人

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2024年6月 3日

小さくなって・・

人前で泣くのを恥ずかしいと思う日本人は変ですか

見えないところで泣く 日本人は可笑しいですか?

小さく、小さくなって 陰で泣く日本人は面白いですか?

面白いし おかしいし なんか変です

 

菜花草人

 

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2024年5月24日

窓からの風景

ベッドに腰かけ 手にした箒で窓の外を指す

箒の先には真っ青の空 

みどり茂 山の尾根

人家も無く それどころか人口物そのものが無い

私の部屋の窓から見えてきた風景だ

亡き 父 祖父母 曾祖父母も同じ風景を見ていた

変わらない風景 変わらない季節の彩

この静かなる風景こそ 平らかなる世

窓から見える この景色こそがそれだ

 

菜花草人

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2024年3月10日

人災

最大の「自然災害」は 大地震

最悪の「自然災害」は なんだろう?

最大の「人災」は 戦争

最悪の「人災」は やはり戦争

 

菜花草人

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2023年9月19日

節の野菜

きのうも、一昨日も、その前も

きうり、ナス、 キウリ、なす

パリポリ、ぱりぽり きゅうりを食べる

明日も同じだろう

夏には 夏野菜が一番

ゴーヤー、ピーマン、オクラ、ズッキーニ

なのに昨今は 一年中同じものが店舗に有り

それは それでしあわせなことだが

なにか 違う ちがうんだよなぁ

 

菜花草人

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2023年7月14日

天の窓

夜の空に 無数に光る星

まるで 亡き人があの世から衆生を見る窓の灯りのよう

残した家族を見つめたり

次の転生の親を模索したりしているようだ

流れ星は 新たな親が見つかった魂か?

俺を見つめる窓の灯りは どれだろう?

誰だろうか?

 

菜花草人

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