カテゴリー「詩 集」の160件の記事

2023.09.19

節の野菜

きのうも、一昨日も、その前も

きうり、ナス、 キウリ、なす

パリポリ、ぱりぽり きゅうりを食べる

明日も同じだろう

夏には 夏野菜が一番

ゴーヤー、ピーマン、オクラ、ズッキーニ

なのに昨今は 一年中同じものが店舗に有り

それは それでしあわせなことだが

なにか 違う ちがうんだよなぁ

 

菜花草人

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2023.07.14

天の窓

夜の空に 無数に光る星

まるで 亡き人があの世から衆生を見る窓の灯りのよう

残した家族を見つめたり

次の転生の親を模索したりしているようだ

流れ星は 新たな親が見つかった魂か?

俺を見つめる窓の灯りは どれだろう?

誰だろうか?

 

菜花草人

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2023.07.10

憤まん

そんなこと こだわる必要もないのに

気になり 憤り イライラして眠れない

夏の早い朝日が 部屋を明るくし始め

寝不足で 頭痛がし始め さらに眠れない

洗顔するとき 目にクマができた顔を見ながら

昔からそうだったと割り切ろうと思うが、

年のせいか それはさらに強くなっている気がする

損な性分だが 

それだけまだ頭脳が回転している証と 

自分に言い聞かせる 日々 日々 日々

今日も 眼の奥が痛い

 

菜花草人

 

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2023.05.06

日々を生きる

昨日は 終わった時間 

今は 流れる時間の上にいる

時間は 規則正しく流れてはいない

時計は、人が作った時間のものさしに過ぎない

時間は不規則で 早かったり遅かったりする

俺の日々は 早いのか? 遅いのか?

わかるのは 流れは止まらないことだけ

その日々を生きる 

その結末は決まっているが 今は日々を生きる

 

菜花草人

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2023.03.22

雪とごはん

春分の日が過ぎたのに 外は雪が降る朝

茶の間には よそられた白いご飯から白い湯気

彼岸の余り物の 天ぷらが皿に盛られ

朝のテレビ小説を視ながらの 家族そろって朝食

テレビからの音以外は 食べる音だけの朝

いつもの 我が家の朝の食卓

平穏という ただ平穏という時間

また明日も 同じでありますようにと

心の隅で思い ちょっとだけ祈った

 

菜花草人

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2023.01.01

所感

高ければ 高い喜び在るものの

 低きところにも 楽しみがある

光あるところに明るさあれば

 暗いところにも穏やかさがある

身の程にあった楽しみかたを知ること

 それが肝要かな

 

菜花草人

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2022.08.15

感染拡大のお盆

お盆の朝 近所の畑から草刈り機のエンジン音

来客が無いのだろう(?)

コビッド-19感染拡大と お盆の15日

世は帰省ラッシュのようだが 遠慮する家族も多い

誰も来ない茶の間から なんとなく外を見れば 

雑草だけが元気よく伸び 気になってしまうもの

それは 致し方ないことだが

お盆にの草刈り機のエンジン音は 寂しく感じる

 

菜花草人

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眠れない夜は

来年 家族 自分はどう迎えているだろう

半年後は

三か月後は

一か月後は

来週は

明日は

今夜は

諸行無常 そんな思いがあふれると

 眠れない

どうか つつがなく暮らせますように

どうか 変わりなく迎えられますよう

 

菜花草人

 

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2022.05.14

流れるもの

流れ行くものは、川か?

流れ行くものは、風か?

流れ行くものは、時か?

流れ行くものは、時代か?

流れ来るものは・・流れ来るものは

 何?

流れ行くものと、流れ来るものが

毎日どこかで すれ違う

姿なきものが すれ違う

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2022.05.13

雨の声

明るい灰色の空から細かい雨が 音も無く

しずかに静かに とめどなくおりて

屋根、草、砂利、土、畑、庭、道路に当たり音を出す

それは まるで雨が声をあげてるようだ

人は その様子に風流だとか 湿度が高くて雨は嫌だとか

それぞれに 勝手なことを感じて 言いながらも

みな 顔を上げ雨空を見るのがおもしろい

それはまるで

「空を見上げろ」と 雨の声が聞こえ 解ったかのよう

 

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