カテゴリー「詩集」の145件の記事

2020年4月25日

花 歌

雪の無い 年末が過ぎ 雪の無い 正月を迎え

また少し 小さくなった高齢の母

また少し、体力が落ちた自分

それでも 今年も桜が咲き 田に水が入り始めた

そして思う

こんどの冬も 皆無事で越えられた

これからやってくる 猛暑の夏も越えられるだろうか・・と。

つつがなく 一年を過ごせますように・・と。

咲き始めた 色とりどりの花を 来年も見れますように・・と。

仰ぎ見れば 安達太良山の上空に白い雲

その雲が溶け出したかのような かすんだ青空

昔から見慣れた空

まるで 青い空気を降らしているようだ

 

 

菜花草人

 

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2019年6月27日

田舎音・・・梅雨

パラパラと葉音を立てる

梅雨の弱い雨

遠くで鵜がギャー、ギャー、ギャーと

雨に怒るように鳴く

近所の子どもが何かに癇癪を起して、

同じくギャーギャーと騒ぐ

そんなこと 

お構いなしに葉音を立てる梅雨の雨

気持ちの良い音です 

落ち着く音です 

こどものころ縁側で一人で聞いていた 

懐かしい音です

 

菜花草人

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2019年5月27日

こころの圧縮ファイル

くやしい事、

頭に来たこと、悪いことをしてしまったという後悔

そして、

別れや、死別に遭遇したときの悲しみ、寂しさ、切なさ

その思いを、

人はいろいろな方法で乗り越えていく

それは先人の名言だったり 

身内の励ましや存在だったり

何気ない誰かの言葉だったり 

無邪気なペットの仕草だったり

季節の移ろい 時の流れだったり 

日々の仕事だったり

それらのおかげで平静の暮らしが

いつの間にか戻ってくる

でも 

自分でもよく分らないまま涙があふれてくるときがある

それはまるで、

過去の圧縮されていたPCのファイルが間違って出たようだ

そして涙した後は 

少し心が晴れやかになる気がするのも事実だ

しかし、それを他人に見られのは とても恥ずかしいな

菜花草人

 

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2019年3月10日

見えなくなること

昔、アメリカから来た、あの奇跡の人ヘレンケラーが言った

もしも 明日突然見えなくなると思えば

目に見えるものすべてを

しっかり見ないといけないと思うはず

もしも 明日突然に音が聞こえなくなると思えば

全ての音や美しい音楽を感動して聴けるはず

これは 目が見えず、

音が聞こえない人の話しだけかと考えていた

ところが 東日本大震災を感じ視て

見えていたものが津波などで消えることようなことも指すことを

そして 人の死も 

見えていたものが消えることなんだと

今頃になってわかる己の鈍感さに失笑してしまった きょう

春の彼岸はもうすぐ

 

菜花草人

 

 

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2018年10月26日

晩秋劇場

里山が白い霜でキラキラとなり染まるころ

木々は 寒さでほほを赤らめる

東から朝日が昇り 里山を温めだすころ

フーフーと 息が白くなるように 木々から霧がたつ

古より変わらない 里の 晩秋劇場

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2018年8月 6日

人の手

父の妹である叔母が亡くなったのは20代後半

わたしは まだ2~3歳のころだった

だから、叔母の顔は覚えていない 覚えているのは綺麗な白い腕

いつも、母の代わりに私を抱いていてくれたらしく白い腕

その腕の白さだけは 鮮明に覚えている

そのころは、父方の祖父も生きていたし、母方の祖母も曾祖母も生きていた

今も元気な、母の妹である叔母にもよく負ぶわれていたようだ

私が生まれたとき どれだけ多くの人の手に抱かれたのであろうか?

どれだけの手にお世話をかけたのだろうか?

もし、その頃が見られるのなら 見てみたい

とくに 白い腕の叔母に遭ってみたい

そして、こう報告したい 

あなたの息子も娘も 甥も姪も 

もう50代60代になってしまいました、と

もう、あなたは孫より若くなってしまいました  と

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2018年7月26日

天邪鬼尊の戯言

暑い暑い夏に雪が降る 白い白い雪が降る

カエル驚き飛び跳ねる ヘビも驚きトグロ巻く

日は西から昇り 東へ沈む

猛暑の夏に雪が降る 白い白い雪が降る

川に水無し 海に水無し 魚無し

それでも利権争い 金儲け 

なんと平和な なんと平和な 日本国

きょうも 熱い熱い 雪が降る

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2018年6月12日

空の色

空の色というと子供のころは青い色だった

でも、空の色は青だけではない

白かったり、灰色だったり、茜色だったり

大雪の空は黒に近い、

そこから落ちてくる大きな雪も白くは無く黒く見える

だけど、空は、空でありなにも変わってはいない

己が居る上空の、極一部の変化でしかない

ただその小さな変化が、悲しかったり、嬉しかったりする

それが 暮らしの妙

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2018年5月25日

甘い物

‘甘いは金平糖・・♪’とかいう歌があった

おれの子どものころの甘い食べ物は・・・

ちゃ玉、鉄砲玉、ぶっきり、大福、きんつば、落雁、砂糖菓子、饅頭、羊羹、玉羊羹、きんとん、おはぎ、あんこもち、あんこそのもの、きなこ餅、熟した渋柿、桑子、木苺

全部 好きだったけど、

綿あめ、桜でんぶ、甘酒、アケビ

これはだめ、今もそれは続いている

現代っ子に、俺の好きだった甘い物を言ってもほとんどが通じない

世は、まさに甘い世の中であります

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2018年1月20日

早春スキップ

スキップ、スキップ、

畑で スキップ

腕を振って 腰を振って 頭を揺らして

畑で スキップ、スキップ、

ふしぎそうに猫がそばに来て飛び跳ねる

柿の巨木のてっぺんでカラスがジッと見下ろす

かまわず スキップ、スキップ

畑の泥に足をとられて ズルッと滑る

早春の日差しは なんだか楽し

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