2024年12月 2日

剪定鋏の失敗

私が日ごろ使う剪定鋏の中の1丁、少しかみ合わせが緩くなった気がして要ボルトを緩めようとしたのですがびくともしません。

それでも、必死に力を籠めてメガネレンチを回したら動き出したのでそのまま回しましたが一向に軽くはなりませんでした。

その軽くならない時点で、気が付けばよかったとあとで思い知らされることになりました。

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ある程度ボルトが緩んでから、調整しようと回したら勝って緩んでくるので「あれっ!」とは思ったのですが締めなおすことができました。

次に固定用のナットを取り付けようとしたら、全く閉まらないのです。

よく見ると、ボルトのネジ山が無くなっていました。
無理やり緩めようとして、ボルトをダメにしたようです。

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2024年12月 1日

記念日「いのちの日」

きょう12月1日は「いのちの日」と言う記念日です。

これは厚生労働省が「21 世紀における国民健康づくり運動(健康日本21)」における自殺予防活動の一環として、心の健康問題に関する正しい理解の普及や啓発を行うことを目的として2001年(平成13)に暫定的に12月1日と制定し、2002年(平成14)から自殺防止対策有識者懇談会で正式に12月1日に制定されたものです。

毎年12月1日のAM0時~12月7日24時までの1週間は、無料の電話相談「いのちの電話」が設けられます。

そもそもこの「いのちの日」という記念日は、「いのちの電話」という活動が発端となっています。

「いのちの電話」の活動は、1953年(昭和28)にイギリスのロンドンで始まった‘自殺予防のための電話相談’という活動に端を発して、日本ではドイツ人宣教師ルツ・ヘットカンプ女史を中心として準備され、1971年(昭和46)10月に日本で初めてボランティア相談員による電話相談が東京で始められます。

始めは本当に僅かな人数でしたが後に全国展開になり「一般社団法人日本いのちの電話連盟」が結成され、現在は同連盟が厚労省の補助を得て全国で活動がなされています。

この記念日の面白い特徴は、同名の記念日が複数あることです。

3月11日の「いのちの日」

  • 2011年(平成23)3月11日に起きた東日本大震災により、多くの人の命が失われたことを教訓に、「災害時医療を考える会(Team Esteem)」が、「命の尊さを思い、命の大切さを考え、震災で学んだことを風化させることなく災害に備えよう」といった理念をもって制定。

3月11日の「京都いのちの日」

  • 2016年から、京都府では3月1日を自殺防止への関心を高める日として、「京都いのちの日」を制定。

6月18日の「豊橋・学校いのちの日」

  1. 2010年(平成22)のこの日、豊橋市立章南中学校の野外活動中にカッターボートが転覆して、一人の尊い命を失た事故を風化させず、再発の防止を徹底するためにできた。

他にもあるそうですが、これらの「いのちの日」という記念日に共通する理念は、言わずもがな「いのちを大切にする」という意味で作られていることですが、裏を返せばそれだけ命が軽んじられたり粗末に扱われていることの現れです。

日本もそうですが、人間社会は争いが絶えませんし、日本もそうですが死を美化する考え方が存在することも「いのちの日」ができた背景にある気がします。

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2024年11月30日

袖が有れば振ればいい

第2次石破内閣の石破茂首相と政務三役計11人が代表を務める政治団体について、2023年に飲食などの名目で1回に10万円以上を計上した事例が101件・総額計約1925万円に上ることが30日にわかったことが記事になりました。

報道は、その支払った先にも及び料亭や高級フランス料理店が名を連ねていること、同じ日に複数の店に計100万円以上を支払ったケースもあったとして、物価高が続く中で庶民である有権者から、厳しい視線が注がれそうだとの個人名を挙げながら指摘していました。

しかし、私に言わせれば庶民は物価高に苦しんでいますが、お金のある方にはドンドン使ってもらって経済を回してもらった方が良いと思います。

我々は「無い袖は振れません」ですが、袖がある人は大いに振ってもらうべきでしょう。

だいたいにおいて、政治家が使うお金はほとんどが税金ですし、それを使うということは納税者への還元ではないでしょうか。

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2024年11月29日

日本版のライドシェアとは

欧米や中国・オーストラリアなどではすでに普及されている「ライドシェアー」というものがあり、一般ドライバーが自家用車をつかってタクシー代わりに人を運び利益を得ることが行われています。

ライドシェアとはRide(乗る)とShare(共有する)を合わせた造語で、日本でも遅ればせながらタクシードライバー不足を補うなどの目的で今年度の2024年4月から東京や神奈川、京都などの一部地域で「日本版ライドシェア」の許可が下りてサービスの運用が開始されています。

そしてついに、11月28日に福島県内でもわが村に隣接する二本松市の「昭和タクシー」が県内で初めて福島運輸支局から認可が下り運用を始めるようです。

気になるのは、海外と同じライドシェアーでもわざわざ「日本版」と言うのが冠されていることです。

海外で行われているライドシェアーには二つのパターンがあり、

  • TNC型』:アメリカのUberなどのようにさまざまな人や企業が交流・取引する企業がプラットフォーム事業者になり、運転手の管理や運行管理を義務付けて一般ドライバーが指示を受け運用するも➡アメリカ、中国、オーストラリアなど
  • PHV型』:個人タクシーのように運転手に車両や運行管理を義務付け、全ての管理を一般ドライバーが負担する仕組み➡イギリス、フランス、ドイツなど

上記のようなものになっているのに対し、
「日本版ライドシェア」は海外から見れば『TNC型』で、建前は一般のドライバーが自家用車を使って有料で人を運ぶ仕組みとしていますが、実態はタクシー会社が認可を受け研修や運行管理などを行い、「二種免許」を有しない社員がタクシー業務を行えるようにしてドライバー不足を補う制度のようです。

国土交通省は「日本版ライドシェア」について「効果や安全面を定期的に確認しながら仕組みの見直しを行う」としているようですが、事故などのリスク管理などを考慮され海外のように一般ドライバーが気軽に行えるものにはならない気がします。

県内初の認可を受けた二本松市の「昭和タクシー」もそれにたがわず、これを運用するドライバーは今まで管理系の内勤の仕事をしていた方(二種免許無し)だということです。

タクシー会社としてはこの制度を利用すれば、二種免許取得経費も削減できるしドライバーの募集のハードルも下がることは間違いないです。

でも、公共交通がほとんどない田舎・中山間地などで一般人がもっと気軽に小遣い稼ぎとして認可されてもいい気がします。

問題は、事故リスクとその責任かな

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2024年11月28日

朝ドラ「おむすび」と震災と被災者・避難者

毎朝放送されているNHK連続テレビ小説「おむすび」、一部の評論家からは「展開が遅い」や「共感する人物がいない」とか酷評されています。

ヒロインの一家の背景には「阪神淡路大震災」が存在しています。

あの大震災後も、東日本大震災、新潟地震、熊本地震、能登の地震と連続し、被災者は未だにあの頃を心に残している人が数限りなく存在します。

ドラマは、そういう被災者への配慮しながら慎重に脚本を作成されていること、それを感じ取れない方々が批判している気がします。

ストーリー的に言って、この3年後くらいのヒロインが22歳のころに家族や周りの方々は、「東日本大震災」の発生を知ることになるはずです。

現実としては、あの震災が起こった際には神戸や大阪から沢山の方々が「阪神淡路大震災のお礼です」と言って、私たちの処にボランティアに来てくださいました。

言い換えれば、このドラマは大震災後の被災者と避難者のサクセスストーリーの要素を秘めている気がします。

ドラマでは、このムスビンこと結一家はまた起こった大震災を目の当たりにしどういう行動をとるのか、娘を失くし悲しみに暮れる靴屋の渡辺さんがどういう心の変化と行動をするのか?

震災に遭った人にしかわからない心の動きが、どういう風に描き出されるのか興味深いです。

 

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2024年11月27日

全国秋の火災予防週間は終わったが・・

全国秋の火災予防週間(11月9日~15日)は過ぎましたが、マニラの火災などテレビでは毎日のように国内外の大きな火災の様子が報道されています。

人口1万人あたりの出火率 (2023年)

順位 都道府県 出火率
1 茨城 4.81
2 山梨 4.61
3 大分 4.57
4 栃木 4.51
5 山口 4.43
6 鹿児島 4.26
7 高知 4.18
8 長野 4.14
9 宮崎 4.14
10 島根 4.04

火災件数(犠牲者数)と言うのは人口や件数の多さに比例しますので都道府県別の火災の多さというのは測りかねますが、上記のように1万人当たりの発生率トップ10を見るとわかりやすいと思います。

これをみると、火災発生件数の多少には地域性が無く多様な要因があるんだなと感じさせられます。

ただ、東北6県と北海道そして新潟県の北日本地域がここに一つも入っていないというのはちょっとした驚きでした。

この地方には火災に対し用心深い人が他より多いということでしょうか?

放火は防ぎようがない気がしますが、暖房器具や調理器具などでの火災ぐらいはしっかりと目を配り防ぎたいものです。

あとは、祈るのみでしょうか

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2024年11月26日

こんりんざい

朝ドラの再放送を視ていたら「じんけん」と言う言葉出てきて懐かしい言葉だと感じました。

人絹(じんけん)とは「人造絹糸」の略、今の言葉で言えば「レーヨン」という化繊を指します。

それに対し絹糸だけの生地を「正絹(しょうけん。純絹・本絹)」と言うのですが、専門業種の人を除けば今の若い方には理解されないでしょうね。

そしてさらに古い時代劇で中村梅之助さんが主役の「伝七捕り物帳」の中で「もう こんりんざいいたしません」というセリフが出てきました。

当然に意味は解りますが「さて『こんりんざい』とは不思議な言葉だな。語源は?」と思ったのです。

「こんりんざい」とは漢字で書くと「金輪際」、難しい漢字ではありませんがこの漢字を知っている人は少ないと思います。

この言葉は仏教の宇宙観から来ている言葉になりますが、その考えだと我々が住む世界・大地は虚空という海のようなところに浮かんでいると考えられています。

浮いている最上階層に我々が住む大地がありそれを「金輪」と言い、その下に「水輪」、さらに最下位層が「風輪」となっていると考えられています。

その金輪と水輪との境、ようするに「金輪の際(きわ)」を「金輪際」といい、つまり大地の最底を指す言葉でこれが転じて限界とか到底とかに使うようになったようです。

この仏教の考え方、流動するマントルとか地球の核とかを連想できてしまうことが驚きでした。

まさか、古代から地球の深層の様子を知っていたのでしょうか?不思議です。

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