塞ノ神(さいのかみ)
わたしの地域では正月になるとこんなものがあちこちに作られる。
塞ノ神と言って7日の夜にこの中に正月で使われた注連縄(しめなわ)などの飾り物を燃やすものです
高さは3~4メートル、直径2メートルぐらいの大きさで、竹を30~50本ほど使われて作られます。場所によってわらや萱が足されます
これは浜通りのほうでは「鳥追い,」「鳥小屋」、会津では「どんどやき」として行われるものです。
やることは同じで作る形が少し変わりますが火をたき今年の無病息災を神様に祈るものです
本来はこの行事は「左義長(さぎちょう)」という小正月の15日前後に行われる火祭りが元になっていますが地域ごとに呼び名や日時のやり方ができたものだそうです(僧侶の談)
本当のことを言うとわが地域ではもともとはこんなことはしていなかったのですが会津の「どんどやき」が毎年のようにテレビ放映されているのを見てどこかの地区の方たちが正月飾りをみんなでもちよって始めたのを皆がまたまねたものです。だから20数年くらいしかまだたっていないんです
いずれにせよ正月飾りはごみとしては出しずらいし、とてもいいこととなったのです
その火で餅を焼いて食べると風邪をひかない等として餅が焼かれる姿は「どんどやき」そのものです
七草粥は食べなくても「塞ノ神」は行われます。夜あちこちで火柱が上がりとても幻想的な静かな行事です
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コメント
こんばんは、お久しぶりです。
塞ノ神は、新潟地方もありますが、最近ではほとんど見かけなくなってしまいました。
特に15日の成人の日が変動制?なってからは尚更のようです。
やはり「どんど焼き」という言い方も一般的ですね。
それにしてもなかなか大きな賽の神ですね。
写真も凄く大きかったし。
投稿: もうぞう | 2005年1月15日 (土曜日) 19:46
やはりありますか
鹿児島のかっちゃんのところでもあるといってましたので全国にあるようですね
ただしこの写真はわたしの地区じゃないんです
これをやるのには土地を貸してくれる方がいて、さらにそこが安全じゃないとだめなもんですからわたしの地区は廃止になってしまいました
そのため昔ながらに各家でやったり近くでやっているところに持っていって頼むようになりました
投稿: 玉井人 | 2005年1月15日 (土曜日) 20:03
玉井人さん、こんばんは。
コメントとTBをありがとうございました。
拙ブログからもTBを試みているのですが、どうも
ココログさんとは相性が良くなくて上手く送信できず
申し訳ありません<( _ _ )>
「酉小屋」の記事のURLはこちらです。
http://yamasakuran.seesaa.net/article/30948322.html
投稿: 山桜 | 2007年1月31日 (水曜日) 18:20
)山桜さん
TBは繰り返してみてください。1度でいかない場合が最近ココログは続いています。
投稿: 玉井人 | 2007年1月31日 (水曜日) 21:18