なぜワイド?AT車のブレーキペダル
現在乗られている自動車のほとんどがAT車になってしまいました。私もその中の一人になる
AT車に乗っていてこんなことを思ったことはないですか?
なぜAT車のブレーキペダルは変に大きく横長なのだろうか?その幅はマニュアル車の3倍近いのもある。取扱説明書にもその目的や理由は記載されていない。そこであちこち調べてみたら、わかりました
答えから言ってしまうとそれは <左右どちらの足でもブレーキを踏めるようにしてあるため> でした
「えっ! 左足でもブレーキ踏むの?」ほとんどの人がそう思ったことでしょう。ATにのる人で左を使ったことがある方はまったくといっていいほど無いと思いますから疑問に思うのは当然です。それではなぜか?
AT車ができた当初マニュアルミッション車のように半クラッチ操作などの微妙な運転ができなかった。
たとえば、上りながらの駐車場で壁ぎりぎりに寄せようとすれば普通は半クラッチ操作で慎重に寄せられた。しかしAT車はカクンと急進してゴツンだった。
ATで段差のあるところを乗り越えようとするれば、踏み込んでいたアクセルのため乗り越えたあとに急発進をしたりした。
これらを防ぐためメーカーは考えた<左ブレーキ>
つまりクラッチ操作と同じようなことを左足でのブレーキ操作で対応しようとしたのです。今でも左ブレーキをうまく利用して急坂道の発進に利用する人もいるようです(ごく少数)
しかしこんなことをする人は今はいませんしディーラーもまったく説明もしません(必要が無いので)現在のAT車は微妙な動きができるようになったし、CVTなどのギヤレス無段ATができてよくなってしまいました。
最近の車のブレーキペダルは以前よりかなり幅が狭くなってきていることからもわかります。車種によってはワイドでないのも出てきたようです
そのうちほとんどがワイドでなくなるかもしれませんね
余談ですが二輪車にもAT限定免許ができるそうです(6月から採用)
| 固定リンク | 0
コメント
なるほど、詳しい説明でよく分かりました。
私も左足ブレーキを使ったことがあります。
例えば、スポーツ走行をする場合、回転をあまり落とさずに(アクセルをふかしたまま)左足でブレーキを踏む・・・
そうすると早く走れます。今はまったく使っていませんが。
投稿: もうぞう | 2005年5月18日 (水曜日) 20:32
)もうぞうさん
使っていましたか。もう一つ書き忘れましたが飛び出しが起きるようなところを走行するさいの構えの運転にも左ブレーキは有効だともありました。
でもまったく使わないのが普通ですよね。坂道発進だって以前に私がやっていた右足だけでブレーキとアクセルを同時に踏む方法でできますしね(勧められないプロドライバーのテクニック)
投稿: 玉井人 | 2005年5月19日 (木曜日) 00:25