ねぎ様
「ねぎ様」とはわが地域では「神主」を指す言葉だ。だから私は「ねぎ」とは神主をあらわす方言だと思っていた。
ところが何年か前古語辞典を見ているときに「禰宜(ねぎ)」というのを偶然見つけて気がつきました。
禰宜とは神官を表す言葉で神主の命により同じ仕事をするもの。位で言うと神主、禰宜、祝(はふり)となる
つまり神主代行を許された神官となるわけです。そうなるとこの地域には神主がいなかったことになるのだが・・・どうなのだろうか?
余談
鈴木とは本来はすすきのことで稲穂の意味だ。神事を行うときには稲穂は必ず使うものでそれをつかさどる民も選ばれたものだったためすすきのたみとして全国に鈴木の名字を与えられた人が増えたそうです。おなじことで高い柱を立てる神事の民として「たかはしら」から「たかはし」になり漢字が当てられ「高橋」となったという研究結果があります。
だから神社とともに「鈴木さん」[高橋さん」が増えていったそうですよ
苗字の起源を調べると面白いですよ、例えば上杉は元は平家の分家、渡辺は源家で先祖は嵯峨天皇、佐藤や遠藤、加藤など藤がつくのは藤原鎌足の末裔や関係筋などなど
あなたはどんな先祖かな? わたしは半世紀ほど前から現在の地域で同じ苗字らしいようです。珍名の部類です
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コメント
「禰宜」ちゃんとPCに入ってるんですね。
聞いたことや見たことのある字なんですがね・・・
しかし当方では、聞かない言葉ですね。
神官、たよさま、神主などと言います。「たよさま」も漢字があると思うのですが。
投稿: もうぞう | 2005年7月31日 20:21
)もうぞうさん
「たよさま」というですか。調べたら漢字はなかったですね
これはわたしの推測ですが「太夫(たゆう)」のことを指すのではないでしょうか
太夫とは伊勢神宮紳職で参拝者の世話役をする人または祈祷の補助をする御祷師や社僧の事を指すとありました
「たゆうさま」が「たよさま」になたのでは・・・・ないか?
投稿: 玉井人 | 2005年7月31日 22:40
どうでもいいことですが、いわき駅の近くに「祢宜町」があります。
これまたどうでもいいことですが、私の名前も珍名の部類に入ります。さらにどうでもいいことですが、その名前の一文字は熊野神社の神木です。
私の周りでも、「ねぎさま」「たゆうさま」と言っているようですよ。
投稿: ○な | 2005年8月 1日 20:26
)Oなさん
もうぞうさんのコメントに憶測で言ってみたんですがそちらでは「たゆうさま」と言うんですか
ねぎさまはここいら辺だけかと思ったらそちらでも言うんですか
楽しい発見です。ブログやってて得した気がします
投稿: 玉井人 | 2005年8月 2日 00:46