石綿 と 岩綿
私がよく行くホームセンターの玄関に気になる看板がある。今社会的に問題になっているアスベストの説明が書かれてあるものだ。そこにはだいたいつぎのようなことがかいてある
この(ホームセンター)の建物に使われているのは有害とされる石綿ではなく、無害な岩綿ですのでご安心ください
「えっ!石綿も岩綿も同じじゃないの?なんか言葉でごまかしてんじゃないの?」と、誰もがこれを見たら思うのではないだろうか
わたしも思いましたが半信半疑なので調べてみました
<石綿> アスベストと言われ繊維状の自然石から取れる天然繊維でその繊維はミクロンの細さで空気中に飛散し肺に入りがんになることが確認されている
<岩綿> ロックウールと言われる。これは岩石を溶かし人工的に作られた繊維で繊維の太さがアスベストの500~1000倍の太さになるため飛散しにくく害が無いとされている。国際ガン研究所では発がん性はロックウールには認められないとしている
以上のようになっていた
ただし、安心はできない。ロックウールにも種類がありアスベスト混合というのがかなり使われているようだ。
このホームセンターでは安全としているが施設によってはロックウールも危険として取替え工事をしているところがある。専門家も年数が過ぎればロックウールも細かくなって飛散し始める可能性は低くは無いとの見解をする人もいるくらいだ
はたしてここは100パーセント岩綿(ロックウール)なのだろうか?安全なのだろうか?
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コメント
ロックウールなら、一般住宅でも断熱材として多く使用されていると思います。
似たものにグラスウールがありますが、これは大丈夫なんでしょうね?
投稿: もうぞう | 2005年11月24日 (木曜日) 19:31
)もうぞうさん
ロックウールもアスベストもかなり広範囲に使われているようですね
石膏ボードの中にも使われているのがあるようで建築廃材の分別がやりにくくなっていて行政の悩みのようです
グラスウールもありましたね。
話題にもなりませんので大丈夫でしょう
亡き父が建築関係の仕事をしていて出たばかりのグラスウール断熱材を扱いその繊維が汗などで身体につき腕が真っ赤にはれ上がったことがあります。
父はそれ以来その断熱材が嫌いになり我が家にはほとんど使用しなくなったことはいうまでもありません
それが各現場で問題になりメーカーは袋で密封するようになりました
さて安全性は・・・・・・・・・大丈夫なんでしょう きっとね!
投稿: 玉井人 | 2005年11月25日 (金曜日) 08:19
ロックウール(岩綿)に石綿が含有していたのは昭和55年までだということです。
http://www2.kankyo.metro.tokyo.jp/kaizen/kisei/taiki/asbest/1.htm
危険危険と騒ぎ立てるのはタダですが、建物所有者にとってはそうはいきません。冷静な判断をしたいものです。
投稿: | 2005年11月29日 (火曜日) 22:27
ロックウール(岩綿)に石綿が含有していたのは昭和55年までだということです。
http://www2.kankyo.metro.tokyo.jp/kaizen/kisei/taiki/asbest/1.htm
危険危険と騒ぎ立てるのはタダですが、実際に取り除くのはそれなりの費用がかかります。冷静な判断をしたいものです。
投稿: | 2005年11月29日 (火曜日) 22:32
)匿名さん
それもよくわかることですが
建築現場にアスベストがなければわたしの亡き父がもう少し長生きできたことも事実です
投稿: 玉井人 | 2005年11月30日 (水曜日) 08:14