休みとトレーニング
大関栃東が3度目の優勝を決めてわが村も大いに喜びに沸いている。大関の父で親方の先代栃東の玉ノ井親方は福島県出身の力士であることと、わが村の地名の「玉ノ井」と同じ<玉ノ井部屋>ということで村には後援会があるからなのだ。
その関係で昨年は阿武隈川にかけられた新しい橋の我が村側の渡り初めに大関栃東関も参加してテープカットが行われている
先代も優勝したのが初場所(正式には1月場所)で栃東も2度目の初場所優勝と何か面白い共通点に不思議な因縁を感じた
夜のインタビューで栃東関が言っていたことで気がついたことがあった。
昔、横綱千代の富士が肩の脱臼を防ぐため筋トレで筋肉を作り防いだ話は有名だ。栃東も怪我に悩み(2度の大関陥落)筋肉作りと稽古稽古で克服しようとしていた。
ところがある人の「練習ばかりするのはアマチュアのやり方でプロなら休みなさい」との助言によりそのウェイトトレーニングを今回やめて休んだそうだ。トレーニングをやらないことは物凄い不安が起きたそうだが筋トレは身体を硬くして怪我がしやすいことがわかりその結果が優勝だった。
同じような話が今回のトリノオリンピック代表の外ノ池亜紀選手(スピードスケート女子1000メートル代表)にあった。この選手はウェイトトレーニングにより足の筋肉が硬くなりスムーズなすべりができなくなり「引退」まで追い込まれた選手だ
それが機械による筋トレだけじゃなくスケートとは関係ない筋肉を鍛えることにより柔軟さがもどり代表の座をものにしたそうだ
これからの日本のスポーツはやみくもに欧米人のような筋肉を作るのではなくアジア人用の筋肉の作り方をしていかないと身体を壊すのではないかと考えさせる話ではないだろうか
もう一つ共通なことを思い出した。Jリーグが始まったとき日本選手がブラジルの選手やコーチに言われたのが「日本人は練習しすぎ。休みなさい。休むのも大切な練習です」でした
効率の良い休み方はスポーツ選手だけじゃなくわれわれにも共通することではないだろうか。
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