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2006年1月 9日 (月曜日)

全日本高校サッカー決勝

全日本高校サッカーの決勝は球史に残るものとなった。試合は2:1で野洲高校初優勝を飾ったのだが連覇を狙う鹿児島実業と初出場の野洲高校の試合は本当に対照的な同士の試合だった。

実力日本一のマンモス高校鹿実に対し、生徒400人にも満たない初出場の野洲

伝統のサッカー育成をする鹿実に対し、中学時代からクラブサッカーで鍛えるJリーグのような育成の仕方の野洲

試合運びもフィジカルの強さと早いパス回しでなだれ込むような迫力のあるサッカーをする鹿実  

それに対する野洲高校のプレイスタイルは目を見張るものだった

日本はブラジルサッカーを手本とするところが多いがこれだけそのスタイルができるチームを見たのはプロを含めても初めてだった。それは2人、3人に囲まれても必ず抜いていくものすごいドリブル突破力の巧みさだ。

パスも必ずドリブルや個人技で相手ディフェンダーを崩してからする今まで見たことのないすばらしい個人プレー攻撃だった。野洲のFW、MFがドリブルで2~3人でディフェンスする相手をかわしゴールに向かっていく突破は見ていて楽しくなるを越して「うまい!」と思わず言わせてしまうものだった

さらに驚いたのはサッカーでは勝った高校ははしゃぎまわるものが当たり前だと思っていたが今回の決勝で勝った野洲高校は負けた鹿実の選手より大声で泣きじゃくる光景だった

特にFWの青木くんは周囲を気にせずほえるように鳴き声をあげて文字通り号泣していたのにはもらい泣きをしてしまった

こんなサッカーをJリーグもできるようになれば日本も世界のトップに並ぶと思う良い試合だった

わたしの大好きな鹿島アントラースはことしから新監督にトヨタカップで地球1にサンパウロFCを昨年導いたパウロ・アウトゥオリ氏(ブラジル人)なのだから野洲のようなサッカーをして優勝してほしい

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» 野洲が初優勝 滋賀代表の全国制覇も初 [白浜スポーツチャンネル764]
サッカーの第84回全国高校選手権は最終日の9日、東京・国立競技場で決勝を行い、野 [続きを読む]

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